3試合ぶり先発の久保が幻の同点弾、バイエルン戦に向け主力温存マドリーがラ・リーガ初先発ギュレル弾でウノセロ勝利【ラ・リーガ】

2024.04.27 06:00 Sat
Getty Images
ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダvsレアル・マドリーが26日に行われ、0-1でマドリーが勝利した。ソシエダのMF久保建英はフル出場している。
PR
前節ヘタフェに引き分け2戦連続ドローの6位ソシエダ(勝ち点51)は、前節後半から出場の久保が[4-3-3]の右ウイングで3試合ぶりにスタメンとなった。
一方、前節バルセロナとのエル・クラシコを後半追加タイム弾で制して優勝にまた一歩近づいた首位マドリー(勝ち点81)は、4日後にバイエルンとのチャンピオンズリーグ準決勝を控える中、主力をベンチスタートに。ベリンガムやヴィニシウス、クロースらがベンチスタートとなってギュレルがラ・リーガ初スタメンとなった他、ミリトンが負傷明け後初先発となった。

試合前、昨季で現役を引退したダビド・シルバ氏のキックオフセレモニーが行われた一戦。

最前線にホセル、2列目に右からギュレル、ブラヒム・ディアス、セバージョスと並べる[4-2-3-1]で臨んできたマドリーに対し、ソシエダが押し込む流れで立ち上がると、28分にはトゥリエンテスが際どいミドルシュートを浴びせる。
しかし29分、マドリーが最初のチャンスをモノにする。カルバハルのダイレクトクロスをボックス左に走り込んだギュレルが左足で蹴り込んだ。

追う展開となったソシエダは32分、敵陣でボールを奪った流れから久保が同点弾を決めたかに思われたが、VARが入ってバレネチェアのファウルを取られてノーゴールに。

ハーフタイムにかけてもソシエダが押し込んだものの、マドリーが1点をリードして前半を終えた。

迎えた後半開始直後、トゥリエンテスの右足アウトでのシュートが枠を捉えるも、GKケパの好守に阻まれたソシエダ。

その後半は互角の攻防で推移した中、マドリーは68分にヴィニシウスとバルベルデを投入した。

膠着状態が続いた中、リュディガーを投入して逃げ切り体制のマドリーに対し、ソシエダは80分に久々にゴールに迫る。久保のスルーパスを受けたオヤルサバルがループシュートを狙ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。

最終盤にかけては好機を作れなかったソシエダをマドリーがシャットアウト。主力を温存してウノセロ勝利とし優勝へ近づくとともに、バイエルン戦に向けて弾みを付けている。

PR
関連ニュース

「信じることが大事」CL決勝進出を賭けたマドリーとの大一番、守護神ノイアーは「敵地でもチャンスはある」

バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝への意気込みを述べた。『UEFA.com』が伝えている。 先週ホームで行われたCL準決勝1stレグで、レアル・マドリーと対戦したバイエルン。前半に失点を許しながらも試合をコントロールし、後半にはレロイ・サネ、ハリー・ケインのゴールで逆転に成功したが、終盤にPKから痛恨の失点を喫して2-2のドローに終わった。 この結果、バイエルンが2019-20シーズン以来となる決勝進出を果たすためには、8日に敵地で予定されるCL準決勝2ndレグで勝利が必要に。それでも、試合前日記者会見に出席したノイアーは強豪同士のビッグマッチに自信を示しており、決勝進出を実現させたいと意気込んでいる。 「両チームとも当日の調子次第だと思う。先制点がどちらに生まれるかがすべてになるはずだ。マドリーのようなチームとの対戦では、いつも小さなことが重要になる。ピッチ全体の集中力は非常に高まるだろうね。そして両チームとも、攻撃力が高い」 「このスタジアム(サンティアゴ・ベルナベウ)は特別であり、歴史的なものを持っている。ヨーロッパでこれほど素晴らしいスタジアムは他になく、誰もが興奮しているよ」 「とはいえ、こうしたスタジアムで、こうしたチームと対戦するときは、感情的になっても冷静さを保つ必要がある。自分たちを信じることが大事だ。僕たちは恐怖を抱くため、ここに来たわけではない」 「自信はあるし、先週どんな試合ができたかもわかっているよ。それは相手もわかっているはずだ。ホームで彼らに勝つチャンスがあったのなら、ここでだってチャンスはあるだろう」 「このような試合を夢見ていたんだ。チャンピオンズリーグはクラブにおけるフットボール界最大のタイトルだ。そして、僕たちにはその大会で決勝に進むチャンスがある」 2024.05.08 18:20 Wed

【CL準決勝プレビュー】イーブンで臨む運命の第2戦! ドルトムント待つウェンブリーへの切符手にするのは…

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが、日本時間8日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。前日にドルトムントのファイナル進出が決定した中、ウェンブリーへの最後の切符を懸けた運命の第2戦だ。 先週にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われた1stレグは2-2のドロー決着。戦前の予想とは異なり、バイエルンが圧倒する入りを見せたが、クロースとヴィニシウスによる至高のコンビプレーによってアウェイのマドリーが24分に先制点を奪取。だが、後半に入って選手交代、布陣変更で流れを変えたホームチームが53分にサネ、57分にケインのPKによるゴールで逆転。以降もトゥヘルのチームが冷静にゲームをコントロールしたが、83分にヴィニシウスが決めたPKによるゴールでマドリーが追いついた。 「最高の形は見られなかった」とアンチェロッティ監督が試合後に認めたように難しいパフォーマンスとなった敵地での初戦を最低限のイーブンで終えたマドリー。だが、先週末のカディス戦ではナチョを除く先発10人を入れ替えた中、ブラヒム・ディアスとホセルに途中出場ベリンガムのゴールによって3-0の快勝。さらに、2位バルセロナの敗戦を受け、4試合を残して2シーズンぶり36度目のラ・リーガ優勝が決定した。 恒例シベーレス広場での優勝セレモニーを延期し、今回の大一番に全力を注ぐエル・ブランコは、リーグ優勝にCLファイナル進出という花を添えて、マドリディスタと歓喜を分かち合えるか。 一方、バイエルンは下馬評を覆す良い内容のパフォーマンスを見せたものの、試合後にドイツ人指揮官が悔やんだ韓国代表DFの守備対応や3点目を決め切れなかった決定力の問題でホームでの先勝を逃した。ブンデスリーガでは6選手を入れ替えて臨んだシュツットガルトとの上位対決で1-3の敗戦。加えて、ラファエル・ゲレイロとダイアーの負傷交代と敵地での大一番に弾みを付けることができなかった。 ただ、データ的な部分では前述のドルトムントの決勝進出、ファイナルの会場がウェンブリー・スタジアムという部分で、デア・クラシカーを制して5度目の優勝を果たした2012-13シーズンと重なる部分があり、その縁起の良いデータをポジティブに捉えて難所ベルナベウ攻略といきたいところだ。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、チュアメニ、リュディガー、メンディ MF:カマヴィンガ、クロース MF:バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴ FW:ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続きアラバのみが不在となる。 前回対戦からは先発2人の変更を予想。ルーカス・バスケスに代わってサスペンション明けのカルバハル、ナチョに代わってカマヴィンガを起用し、チュアメニがリュディガーの相棒を務めることになりそうだ。 ◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ MF:ライマー、ゴレツカ MF:サネ、ムシアラ、ニャブリ FW:ケイン 負傷者:DFブイ、ブナ・サール、ラファエル・ゲレイロ、FWコマン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦から新たにラファエル・ゲレイロが不在となる。 スタメンは前回対戦から2名の変更を予想。指揮官からパフォーマンスに苦言を呈されたキム・ミンジェに代わって負傷明けのデ・リフトが復帰し、ミュラーに代わってニャブリの起用と読む。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:MFジュード・ベリンガム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣とのファイナルに到達できるか。ドルトムントの決勝進出に、誰よりもモチベーションを高めている20歳の若武者がエル・ブランコの注目選手だ。勤続疲労や対戦相手の分析によって後半戦は失速傾向のベリンガムは、前回対戦でも思うような活躍を見せられず。 ただ、同試合に関しては体調不良によるコンディションの問題があったことをイタリア人指揮官が認めていた。その証拠に途中出場した直近のカディス戦では見事なボール奪取からショートカウンターの起点となった流れでゴールを記録。今回の大一番へしっかりとパフォーマンスを上げてきている。 ドルトムント時代を含めバイエルン戦では通算4アシストを記録も、前回対戦含め公式戦9試合未勝利(2分け7敗)と一度も勝利がない苦手とする相手だが、今回の試合では初ゴールと共に初勝利を挙げたい。ライマー、ゴレツカのタフな中盤に加え、ダイアーとデ・リフトのセンターバックコンビとの激しいマッチアップが想定される中、攻守両面でチームに優位性をもたらす働きを期待したい。 ◆バイエルン:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> “無冠の帝王”脱却へベルナベウ攻略を期す。これまでプレミアリーグ3度の得点王、2018年ロシアW杯で得点王とトッテナム、イングランド代表で多くの個人タイトルに輝きながらも、一度もチームタイトルを獲得できず。“無冠の帝王”との不名誉な称号を冠する世界屈指のストライカーは、そのタイトルを渇望して常勝バイエルンに加入。しかし、チームはDFLスーパーカップ、DFBポカールで敗退すると、11連覇中だったブンデスリーガでもレバークーゼンに初優勝を許し、国内で無冠が確定した。 個人としては公式戦44試合44ゴール11アシストと圧倒的な数字を残していることを考えれば、勝てない星の下に生まれたとしか形容しがたい状況だ。それでも、イーブンの状況で臨む今回の一戦、決勝の相手が相性の良いドルトムントであることを鑑みれば、ビッグイヤー獲得のチャンスは十分に残されている。 今回の一戦ではリュディガーやチュアメニ、好調のGKルニンら相手守備陣を相手にチャンスメーク、フィニッシャーの双方で輝きを放ち、チームをファイナル進出に導くエースの仕事を見せたい。 2024.05.08 18:00 Wed

「バイエルンには敬意を持っているが…」2シーズンぶりのCL決勝進出に向け、アンチェロッティ監督は自信「我々はレアル・マドリーだ」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝への自信を示した。『UEFA.com』が伝えている。 敵地で行われたCL準決勝1stレグにおいてバイエルンと対戦したマドリーは、ヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制するも後半逆転を許す苦しい展開に。それでも終盤に得たPKをヴィニシウスが確実に決め、敵地で価値あるドローとなった。 この結果、8日にホームで開催されるCL準決勝2ndレグで勝利すれば、2シーズンぶりのファイナル進出が決定するマドリー。試合前日記者会見に出席したアンチェロッティ監督は、バイエルンの強さを称えつつも自信を示している。 「私は常に自信を持っている。なぜなら、我々はレアル・マドリーだからだ。私には最高のチームがあり、今シーズンは非常にうまくいっていると思う」 「マドリーとバイエルンはよく似たチームだろう。我々はバイエルンに対して、大きな敬意を抱いている。1stレグについては、彼らの方が上回っていた」 「だからこそ、明日はベストを尽くさなければならない。また決勝を戦うチャンスが得られたんだ。この準決勝が難しいことは理解しているが、チームのモチベーションは高い」 2024.05.08 17:50 Wed

「不可能はない」マドリーと雌雄を決する大一番控えるバイエルン、トゥヘル監督「誰もがこうした試合に出ることを夢見ていた」

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出へ向けた意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えている。 バイエルンは先週ホームで行われたCL準決勝1stレグにて、レアル・マドリーと対戦。前半に失点を許しながらも後半レロイ・サネ、ハリー・ケインの立て続けのゴールで逆転するも、終盤に痛恨のPK献上を許して2-2のドローとなった。 これにより、8日に敵地で予定されるCL準決勝2ndレグで決勝進出を決めるには、両チームとも勝利が必要な状況に。試合前日記者会見に出席したトゥヘル監督は、大会屈指の好カードに向けて自信と意気込みを述べている。 「この試合は波があり、さまざまな局面が訪れるだろう。両チームとも、苦しむ時間帯があるはずだ。お互い、ボールを保持すれば非常に強力で、素早い切り替えも得意としている。非常に複雑なゲームになるはずだ。勢いのある局面では、運も必要であり、冷静にプレーしなければならない」 「ここは勝つのが最も難しいスタジアムの一つだが、不可能なわけではない。1stレグは非常に良い試合だったが、残念ながら勝てなかった。相手がホームである以上、マドリーの勝つ確率が51%はあるかもしれない」 「彼らは明らかに、世界有数のビッグクラブだ。だが、我々もヨーロッパのビッグクラブさ。だから素晴らしい対戦になるだろう。明日は(決勝の)ウェンブリーに行くため、プレーする」 「今日のような日は、楽しまなければならない。子供の頃、誰もがこうした試合に出ることを夢見ていただろう。それを思い出すことは、とても大切だ。そして我々は、全力を尽くすことを止めたりはしない」 2024.05.08 17:00 Wed

デ・リフトの復帰を歓迎するノイアー「ディフェンスを安定させてくれる」

バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが8日に行われるレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグを前日に控えた会見に臨んだ。 ホームでの1stレグを2-2の引き分けに持ち込まれたバイエルンだが、ノイアーは決勝進出へ自信を見せている。 「勝敗を分けるのは細かな部分になるだろう。我々全員がとても高い集中力を保って戦う必要がある。素晴らしいチームと対戦するわけだけど、彼らの弱点もわかっている」 また、PK戦の可能性について問われると「GKはあらゆる状況に備える必要がある。とはいえPK戦ありきで考えるのではなく、試合に集中することが大事だ」とコメント。 1stレグではDFキム・ミンジェが2失点に絡んでしまった中、2ndレグではDFマタイス・デ・リフトの復帰が予想されている。それを受けてノイアーは「彼の復帰は嬉しい。ディフェンスを安定させてくれる。ボディランゲージも使ってダイアーと調和の取れた連係が取れている」と負傷により1stレグを欠場していたデ・リフトの復帰を歓迎していた。 2024.05.08 07:30 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly