レーティング:パリ・サンジェルマン 2-3 バルセロナ【CL】

2024.04.11 06:03 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが10日にパルク・デ・プランスで行われ、アウェイのバルセロナが2-3で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽パリ・サンジェルマン採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
99 ドンナルンマ 4.5
苦手のビルドアップミスの流れから失点。飛び出しの判断やハイボールの処理という部分でも細かいミスが散見
DF
5 マルキーニョス 5.5
前半は右サイドバック、後半は3バックの中央でプレー。個人として大きなミスはなかったが、全体的に守備を締め切れなかった

21 リュカ 5.5
チーム事情でセンターバックの右と3バックの右でプレー。出足鋭い潰しなど良さも見せたが、チーム同様に難しい試合に

35 ベラウド 5.0
レヴァンドフスキらとの駆け引きで苦戦。致命的なミスはなかったが、相手攻撃陣にやや翻弄された
25 ヌーノ・メンデス 6.0
2失点目の対応など集中力を欠く場面はあったが、攻撃面では持ち味のスピードやテクニックでアクセントを付けた

MF
19 イ・ガンイン 5.5
守備で奮闘しつつ、攻撃ではリンクマンとしてまずまずの貢献

(→ザイール=エメリ 5.5)
ハードワークはこなしたが、クオリティの部分をやや欠いた

17 ヴィティーニャ 6.5
見事な飛び出しから1ゴール。攻撃面では的確な捌きに急所を突くスルーパスなどで多くの見せ場を作った

8 ファビアン・ルイス 6.0
ヴィティーニャのゴールをお膳立て。繋ぎ役としてまずまずのプレーを見せたが、フィニッシュのところはうまくいかなかった

(→ゴンサロ・ラモス -)

FW
10 デンベレ 6.0
古巣相手に恩返しゴールを記録。ただ、2点目の決定機を決め切れずに悔しい敗戦に。後半はより自由度の高いポジションで盛り返した

11 アセンシオ 5.0
“偽CF”での起用も期待された仕事はできなかった

(→バルコラ 6.0)
負傷明けでのプレーとなったが、右サイドで良い攻撃への絡みを見せた

7 ムバッペ 5.5
間違いなく相手の脅威とはなったが、フィニッシュの局面で相手守備を上回れず。エースの仕事はできなかった

監督
ルイス・エンリケ 5.5
後半の選手・布陣変更で流れを引き寄せたが、古巣相手にホームでの初戦を落とした

▽バルセロナ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 5.5
2失点も個人として大きな責任はなし。バルコラの決定的なシュートなどそれ以外の枠内シュートは冷静に阻止した

DF
23 クンデ 6.0
ムバッペやデンベレ相手に奮闘。個人で完璧に封じることはできなかったが、周囲と連携しながらよく対応した

4 アラウホ 6.0
結果的に短くなったクリアがデンベレの恩返しゴールに繋がったが、それ以外の局面では持ち味の対人能力、カバーリング能力を遺憾なく発揮。ボックス付近で繊細な対応も光った

33 パウ・クバルシ 6.5
ナポリ戦に続き強豪相手に出色のパフォーマンス。守備では周囲のサポートを受けながら冷静にプレーし、マイボール時はより主体性を持って効果的なプレス回避、正確なパスでリズムを作った

2 カンセロ 5.5
課題の守備ではまずまず粘りを見せたが、得意の攻撃では判断、精度の部分がいまひとつだった

MF
20 セルジ・ロベルト 5.5
抜擢に応えてハードワークをこなしたが、1枚カードをもらって次節出場停止に

(→ペドリ 6.5)
投入直後に値千金の絶妙アシストを記録

22 ギュンドアン 6.5
決勝点をアシスト。読みを利かせた守備とキープ力でも貢献した。ただ、アタッキングサードではやや精彩を欠いたか

(→フェルミン・ロペス -)

21 F・デ・ヨング 5.5
負傷明けでぶっつけ本番の先発。プレー強度、試合勘の部分で物足りなさはあったが、最低限の仕事はこなした

(→クリステンセン 6.5)
投入直後に値千金の決勝点を奪取。1枚カードをもらって次節は出場停止に

FW
11 ハフィーニャ 7.0
CL初ゴールを含む殊勲の2ゴール。得点以外の場面でもコンディションの良さを窺わせる好パフォーマンスだった

(→フェラン・トーレス 5.5)
見せ場はほぼなかったが、逃げ切りに貢献

9 レヴァンドフスキ 6.0
後半のチャンスでヘディングシュートを決め切れなかったが、先制点の起点となったプレーを含めて前線の基準点として申し分ない仕事を見せた

27 ラミン・ヤマル 5.5
前半は攻撃の起点として幾つかのチャンスに関与。ただ、守備面の貢献や全体的な最後の判断、精度は改善の余地

(→フェリックス 5.5)
ミドルシュートなど繋ぎのプレーで見せ場も攻撃を活性化するまでには至らず

監督
チャビ 6.5
2度の選手交代から2ゴールをもたらすなど的確な用兵で勝利に導いた

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ハフィーニャ(バルセロナ)
アタッカー陣に大きな注目が集まった一戦で2ゴールを挙げる活躍を披露。ボールのオン・オフに限らず、要所で効果的なプレーを見せて同胞2人が並んだ相手守備陣を見事に攻略した。

パリ・サンジェルマン 2-3 バルセロナ
【PSG】
デンベレ(後3)
ヴィティーニャ(後6)
【バルセロナ】
ハフィーニャ(前37)
ハフィーニャ(後17)
クリステンセン(後32)

PR
関連ニュース

電撃退任発表から一転続投のチャビ監督が解任の危機…クラブが“財政問題”を口にしたことに不信感

今シーズン限りでの退任を発表していながら、一転して来シーズンも続投することを発表していたバルセロナのチャビ・エルナンデス監督だが、解任される可能性があるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 慢性的な財政難に陥り、満足いくチーム作りもできない中で戦っていたチャビ監督。そんなこともあり、シーズン中の大敗を受けて電撃的に退任することを発表していた。 後任監督探しなども始まっていた一方で、ジョアン・ラポルタ会長をはじめとしたクラブ幹部は続投を求め、その思いを受け止めたチャビ監督が続投に合意。チームも状態を持ち直すなど、来シーズンに向けて良い状態に入っていると思われた。 しかし、一転して今度はクラブ側がチャビ監督へ不信感を持ったとのこと。16日に行われたアルメリア戦に向けた記者会見の様子に失望したという。 チャビ監督は記者会見でクラブの財政状況に言及。レアル・マドリーや他のヨーロッパのトップクラブとの競争はできないと発言した。 「バルセロナのファンは、スペインのレアル・マドリーや他のヨーロッパ諸国のクラブと競争するのは、特に経済的に非常に困難な状況であることを理解する必要があると思う」 「我々はこれに適応するつもりだ。それは、競争したり、トロフィーを争うために戦いたくないという意味ではない。現時点でのバルセロナの状況ということだ。我々には安定性と時間が必要だ」 そもそもはクラブが生み出した負債。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを境に、クラブが抱える巨額の負債が明るみ出ており、以前のクラブの体制などが生み出した負の遺産灯されている。 その解消に当然動いている一方で、移籍市場が開くたびに競争ができない状況は監督にとっては不満であることは違いない。選手の登録ができないこと、資金を生み出すために選手を売却しなければいけないことなど、プラスに働くものはない状況だ。 一方で、クラブとしてはその発言が許せなかった模様。そのため、新たなプロジェクトを一旦白紙にし、チャビ監督を解任する声が高まっているという。 今シーズンのバルセロナはレアル・マドリーから大きく離されて2位。コッパ・イタリアもチャンピオンズリーグも敗退し無冠に終わった。 昨シーズン王者でありながら、1年で無冠に。加えて、今夏の移籍市場ではライバルのマドリーは補強にも動ける状況。チャビ監督が言いたいことも、理解はできるだろう。 2024.05.17 21:25 Fri

チャビ監督がラポルタ会長と問題なしをアピール 「私は来季も監督であると確信」

バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督が16日に行われたラ・リーガ第36節のアルメリア戦を振り返った。スペイン『マルカ』が報じている。 2位返り咲きのバルセロナは降格決まるアルメリアのホームに乗り込み、前後半にフェルミン・ロペスがそれぞれゴール。2試合連続の2-0勝利で連勝とした。 3位ジローナにも4ポイント差をつけ、2位固めのバルセロナ指揮官もこの勝利結果に満足感を示している。 「彼らにも非常に明確なチャンスがあり、我々も落ち着きがあったが、少し力強さに欠けた。2点目はもっと早く決められたはず。だが、2位フィニッシュの最低目標に近づく上で、意義ある勝利だ」 ドブレーテでシーズン10ゴールに伸ばしたフェルミンにも「彼はプレシーズンの時点ですでに準備万端だった」と評すと、ジョアン・ラポルタ会長の怒りを買ったとされるこの試合前会見でのチーム財政を巡る発言を釈明した。 「(ラポルタ会長とは)関係変わらずだ。すべてが正常。私は真実を言ったまでだ。すべてのタイトルを目指して戦い、その野心と熱意もあるが、簡単な状況じゃない」 「来季も監督であると確信しているし、このクラブにいられるのも光栄で、タイトルを掴みたいが、最高の状況じゃなく、それを好転させられるよう取り組んでいる」 「私からもそれを会長とデコに伝えてある。バルサが再びタイトルを掴むため、競い、戦いたいと心から思う。騒がれているのはわかっているが、意欲、熱意、野心が私にある。デコや会長と来季の契約も練っているところだ」 2024.05.17 11:25 Fri

フェルミン・ロペスのドブレーテで最下位アルメリアを退けたバルセロナが2位堅守【ラ・リーガ】

バルセロナは16日、ラ・リーガ第36節でアルメリアとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 3日前の前節レアル・ソシエダ戦を2-0で勝利し2位返り咲きとしたバルセロナ(勝ち点76)は4選手を変更。ギュンドアンが出場停止の中、中盤にはセルジ・ロベルトが入った。 既に降格の決まっている最下位アルメリア(勝ち点17)に対し、3トップにレヴァンドフスキ、ヤマル、フェラン・トーレスを起用したバルセロナが立ち上がりから押し込むと14分に先制する。左サイドからのフォルトのインスウィングクロスをフェルミン・ロペスが頭で合わせた。 先制後の22分にはレオ・バチストンにディフェンスライン裏を取られるピンチを迎えるも、シュートミスに救われる。 前半半ば以降も主導権を握りきれないバルセロナは42分にもピンチ。またもディフェンスライン裏を突かれ、エンバルバにポスト直撃のシュートを浴びせられた。 追加タイムにフェルミン・ロペスがミドルでGKを強襲した中、バルセロナが1点をリードして前半を終えた。 迎えた後半開始2分、ロサーノに決定機を許したバルセロナはなかなか追加点に迫るような好機を生み出せない状況が続く。 それでも67分、少ないチャンスをモノにして追加点。セルジ・ロベルトがボックス左まで持ち上がりクロス。これをフェルミン・ロペスが合わせた。 フェルミン・ロペスのドブレーテで試合の大勢を決めたバルセロナはレヴァンドフスキとセルジ・ロベルトをお役御免とした中、終盤にかけては危なげなく試合を消化。2位の座を堅守している。 2024.05.17 06:23 Fri

ヤマル&クバルシはパリ五輪回避でユーロに専念? バルセロナがスペインサッカー連盟と交渉中か

バルセロナはスペイン代表MFペドリの二の舞いを回避すべく、スペインサッカー連盟(RFEF)と交渉を重ねているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 ペドリは2021年夏、スペイン代表として臨んだユーロ2020と、U-24スペイン代表として戦った東京オリンピックの両方でフル稼働。多くの疲労やダメージが蓄積し、その後のケガのサイクルへと繋がってしまった。 同様の事態が懸念されるのが、スペイン代表でも重要な戦力になりつつある16歳のFWラミン・ヤマルと、17歳のDFパウ・クバルシ。今夏のユーロ参戦が確実視されるほか、パリ・オリンピックを戦うU-23スペイン代表メンバーにも選ばれる可能性がある。 しかし、バルセロナはヤマルとクバルシがユーロのみのプレーで済むよう、RFEFの関係者と協議しており、これがほぼ決まりかけているとのこと。一方、パリ・オリンピックを戦うU-23スペイン代表には、21歳のMFフェルミン・ロペスと、ジローナへ貸し出し中の23歳DFエリック・ガルシアの2名を送り込むつもりのようだ。 なお、バルセロナは今夏のプレシーズン中、7月下旬から8月上旬にかけてアメリカ遠征を予定。パリ・オリンピックとスケジュールが重なることから、プラン通りに事が運べばフェルミンとエリック・ガルシアは不参加となる。 また、ユーロに参加した選手には最低でも3週間の休暇が与えられる見込み。スペイン代表が7月14日の決勝まで勝ち進んだ場合、ヤマルとクバルシの2名もアメリカには行かないことが予想される。 2024.05.16 21:10 Thu

左WG補強望むバルセロナ、依然としてルイス・ディアスに注目か

バルセロナはリバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)の獲得を狙っているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 慢性的な財政難にありながら、今夏の補強の噂も止まないバルセロナ。ナイキやバルサ・スタジオとの大型契約締結、選手の売却などによる現状打破が期待されている。 そんな状況のなか、重要な補強ポイントの1つとして掲げているのが左ウイング。アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)やRBライプツィヒのスペイン代表FWダニ・オルモ(26)、ポルトのブラジル代表FWペペー(27)らが獲得候補に挙がる。 これに加え、かねてから関心が噂されているのがルイス・ディアス。ジョアン・ラポルタ会長は選手の代理人と接触し、告げられた獲得費用の高さから契約を断念したとも報じられていたが、現在もリストにははっきりと名前が残っているという。 リバプールは2027年6月まで契約を残すルイス・ディアスの残留を望んでいるが、選手側が契約延長交渉に消極的なことから今夏の退団の可能性も浮上。また、ルイス・ディアスの父親は以前「バルセロナに行くことが彼の夢」と息子の考えを明かしていた。 さらに、リバプールではユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りで退任。新時代突入の隙をバルセロナが突く可能性もあるが、実現のいかんはやはり財政問題を解決できるかどうかに左右されそうだ。 2024.05.15 16:08 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly