チェルシーが10人のバーンリーに2度のリード守れず痛恨ドロー…【プレミアリーグ】

2024.03.31 02:10 Sun
Getty Images
チェルシーは30日、プレミアリーグ第30節でバーンリーと対戦し2-2の引き分けに終わった。
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公式戦4試合負けなし中の11位チェルシー(勝ち点39)が、降格圏の19位に沈むバーンリー(勝ち点17)をホームに迎えた一戦。チェルシーは最前線にジャクソンを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用、2列目にはパーマー、ギャラガー、ムドリクを並べた。
アグレッシブな入りを見せたバーンリーに対し、やや押し込まれる立ち上がりとなったチェルシーだったが、9分に最初の決定機を迎える。ギャラガーのラストパスを受けたエンソ・フェルナンデスがボックス中央左からシュート。相手DFにディフレクトしたボールは枠を捉えたが、GKムリッチが横っ飛びで弾くと、ボールはクロスバーを叩いた。

対するバーンリーは14分、左サイド高い位置でパスを受けたオドベールがボックス左へのカットインから右足を振り抜いたが、このシュートはGKペトロビッチの好セーブで難を逃れた。

ピンチを凌いだチェルシーは、20分にセットプレーからネットを揺らす。ショートコーナーを受けたムドリクが左クロスを供給すると、ゴール右手前に走り込んだディザジが体ごとゴールに飛び込み、ゴールネットを揺らしたが、これはVARの末にハンドの判定となり、ゴールは取り消された。
一進一退の展開が続く中、チェルシーは40分に再び決定機を迎える。パーマーのサイドチェンジをバイタルエリア左で受けたムドリクがそのままボックス内へ侵入すると、アシニョンに押し倒され、PKを獲得。

このプレーでアシニョンが2枚目のイエローカードで退場処分となると、激しく抗議したコンパニ監督にもレッドカードが提示され、退席処分となった。

そして、プレッシャーがかかるPKをキッカーのパーマーがパネンカでゴール中央に蹴り込んで44分の先制点を奪った。

数的優位のチェルシーは、前半アディショナルタイム6分にもボックス右から侵入したグストが決定機を迎えたが、これはGKムリッチの好セーブに防がれ、1-0で前半を終えた。

迎えた後半、チェルシーは早い時間に追いつかれる。47分、ヴィチーニョの横パスを中央のカレンがワンタッチで繋ぐと、ブラウンヒルとのワンツーでペナルティアーク右に侵入。右足のハーフボレーで合わせたシュートがゴール右に吸い込まれた。

後半開始早々に失点したチェルシーは57分にも、左サイドのカレンが供給したピンポイントクロスからフォスターに決定機を許したが、ヘディングシュートはGKペトロビッチのファインセーブに救われる。

勝ち点が欲しいチェルシーは、62分にギャラガーを下げてマドゥエケを、74分にカイセドを下げてスターリングを投入。すると78分、エンソ・フェルナンデスの縦パスをボックス手前のスターリングがヒールで繋ぐと、これを受けたパーマーがボックス内からゴール右隅にシュートを流し込んだ。

勝ち越したチェルシーだったが、その3分後にセットプレーから失点する。81分、カレンの右CKをニアに走り込んだダラ・オシェイがヘディングシュートで合わせると、Kペトロビッチはこれをキャッチしきれず、ゴール左にシュートが吸い込まれた。

再び追いつかれたチェルシーは、88分にもカレンの右CKからピンチを迎えたが、ジェイ・ロドリゲスのヘディングシュートはクロスバーに救われた。

結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。下位相手に数的優位を得たチェルシーだったが、2度のリードを守り抜きれず、痛恨のドロー決着となった。

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