PK戦制したアトレティコが要塞メトロポリターノで昨季準優勝インテル撃破! 守護神オブラクが貫録の2本のPKストップ【CL】

2024.03.14 07:51 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsインテルが13日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-1で勝利。これで2戦合計2-2と並んだ中、PK戦を3-2で制したアトレティコの準々決勝進出が決定した。
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先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。
今季苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでも最少得点差での敗戦によってホームでの逆転突破に望みを繋いだ。ただ、以降の公式戦では1勝1分け2敗と苦戦。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦と、ホームで戦う大一番に弾みを付けることはできなかった。シメオネ監督はその試合から先発3人を変更。ガブリエウ、サウール、デパイに代えてサビッチ、モリーナ、負傷明けのグリーズマンを起用した。

一方、追加点こそ奪えなかったものの、スコア以上の力の差を見せつけて先勝に成功したインテル。以降のリーグ戦では幾つかの試合でメンバーを入れ替えながら危なげなく4連勝を達成。公式戦13連勝と圧巻のフォームを維持して敵地へ乗り込んだ。インザーギ監督は1-0で競り勝った直近のボローニャ戦から先発5人を変更。パヴァールやディマルコ、ラウタロ・マルティネスといった主力が復帰した。

逆転突破は複数得点が必要なアトレティコが、前から激しい圧力をかけるアグレッシブな入りを見せる。開始5分には相手陣内左サイドでDF2枚を相手に果敢に仕掛けたサムエウ・リーノがボックス左に持ち込んで左足を振る。だが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
一方、相手のハイプレスに手を焼くインテルも狙いとするロングカウンターで最初の決定機を創出。13分、ハーフウェイライン付近でのテュラムのポストワークからチャルハノールのスルーパスに抜け出したダンフリースがボックス右に侵入。しかし、右足と左足の連続シュートはGKオブラクの好守に阻まれた。

互いに1度ずつ決定機を作り合った後はややクローズな展開に。質の高いトランジションの攻防が繰り広げられる中、効果的にボールを前進できない両チーム。だが、繋ぎの質で勝るアウェイチームが見事な崩しからゴールをこじ開ける。

33分、ラウタロを起点に左サイドでの細かいボールの出し入れからバストーニの縦パスに反応したバレッラがボックス左に侵入。冷静に中央への折り返しを選択すると、ディマルコが利き足とは逆の右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。

一瞬の隙を突かれて2戦合計スコアで2点差を付けられたアトレティコだが、素早い反発力を示す。35分、右サイドから入れたクロスの流れからペナルティアーク付近でDFデ・フライのクリアを回収したコケがすかさずゴール前に縦パスを入れると、DFパヴァールのクリアミスがDFバストーニに当たってゴール右に流れると、これに反応したグリーズマンが見事なステップワークから左足反転シュートを突き刺した。

堅い展開から一転してわずか2分間で2ゴールが生まれたが、前半終盤にかけてはインテルがうまく試合のテンポを落としてアトレティコに畳みかける攻撃を許さない。この状況でシメオネ監督もピッチ上の選手たちにそこまでリスクを冒させることはせず、2戦合計インテルの1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半も拮抗した入りとなるが、アトレティコが先に決定機を創出。51分、右サイドの深い位置に抜け出したジョレンテが浮き球でディマルコをかわしてボックス内に侵入して丁寧なマイナスのクロスを供給。これを走り込んできたグリーズマンが右足で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。

この決定機以降、試合は徐々に膠着。互いに繋ぎの局面で細かいミスが目立つものの、カウンターに出ていく際の判断ミスやパスミスも多くフィニッシュの数が増えていかない。

その後、70分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールが必要なアトレティコはデ・パウルとリーノを下げてアンヘル・コレアとリケルメ。さらに、モラタとモリーナを諦めてデパイ、バリオスの投入で攻勢を強める。

対するインテルは疲労が出てきたバストーニ、ダンフリースを下げてアチェルビ、ダルミアンを同時投入した。

一連の交代によって試合がようやくオープンな展開になると、アトレティコは押し込む形からグリーズマン、デパイがボックス内で際どい場面を作り出す。これに対してインテルもラウタロを起点としたロングカウンターからテュラム、バレッラに決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。

その後、インテルが守備固めの交代で逃げ切り態勢に入る中、やはりホームで圧倒的な強さを見せるロヒブランコスが押し切る。87分、直前に左ポスト直撃の決定的なシュートを放って良い感触を得ていたデパイがボックス中央でコケから足元にパスを受けると、鮮やかな反転から右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、土壇場で2戦合計スコアをタイに戻した。

これで完全に勢いづいたアトレティコは残り時間で一気に逆転まで持ち込もうとしたが、後半アディショナルタイムにグリーズマンが絶妙な折り返しで演出した絶好機はリケルメがシュートを枠に飛ばせず。

今ラウンド屈指の好カードに相応しく、180分間で決着が付かなかった拮抗した両雄の一戦は延長戦に突入。

その延長戦ではビセックの正確なクロスからゴール前フリーのテュラムのヘディングシュート、リケルメの突破からの折り返しに反応したデパイのゴール至近距離からのシュートと互いにゴールへ迫るが、決め切るまでには至らず。その後、延長後半は一時インテルが押し返したものの、アトレティコが最後は押し込む形を作るも勝敗を決するゴールは生まれず。ベスト8進出の行方はPK戦に委ねられることに。

運命のPK戦では先攻のインテルの1番手のチャルハノール、後攻のアトレティコの1番手のデパイがきっちり成功したが、共に2番手のサンチェスとサウールが両守護神に止められる。そして、3人目ではインテルのクラーセンがGKオブラクに連続セーブに遭った一方、アトレティコはリケルメがきっちり成功。その後、4人目は共に成功したが、インテルの5人目となったラウタロのシュートが大きくクロスバーを越えて決着。

昨季ファイナリストで、公式戦13連勝中だった絶好調のインテルを圧倒的な強さを誇るメトロポリターノで破ったアトレティコが、逆転でベスト8進出を決めた。

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