レーティング:リバプール 1-1 マンチェスター・シティ【プレミアリーグ】

2024.03.11 03:10 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第28節、リバプールvsマンチェスター・シティが10日にアンフィールドで行われ、1-1のドローに終わった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽リバプール採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
62 ケレハー 6.5
失点場面は相手に出し抜かれる形となったが、フォーデンとの一対一を防ぐなど見事なゴールキーピングを見せた
DF
84 ブラッドリー 6.0
前半は幾度か良い仕掛けから決定機に関与。守備でも堅実にプレーしてロバートソンにバトンを繋いだ

(→ロバートソン 6.0)
途中出場から攻撃のギアを上げた。ヌニェスに決定的なクロスを供給

78 クアンサー 6.5
一度危険なボールロストがあったが、コナテの代役を託されたビッグマッチで攻守両面で奮闘。無理が効く対人守備に加え、後半は際どいシュートも
4 ファン・ダイク 7.0
ハーランドとの極上のマッチアップを含め、再三の好守でピンチを未然に防ぐ。マイボール時も経験の少ないバックラインで際立つ安定感を示した

2 ジョー・ゴメス 6.0
左右のサイドバックでプレー。普段に比べて目立つような試合とはならなかったが、勝負所でのギアアップなど存在感を示した

MF
8 ソボスライ 5.5
ビッグマッチでまずまず奮闘。ただ、ベストコンディションに比べてインテンシティ。プレー精度を欠いた

(→サラー 6.0)
投入直後の絶妙なパスなどさすがのクオリティを示した一方、エースの仕事を果たすにはまだコンディションは途上

3 遠藤航 6.5
自身初のスタメンで臨んだシティ戦で奮闘。デ・ブライネら相手のキーマンをうまく消しながら、攻撃でもハイテンポの展開の中でミスの少ない繋ぎを見せた。普通にやれていること自体が素晴らしかった

10 マク・アリスター 7.0
PKで同点ゴールを記録。遠藤らと連携した強度の高い守備に加え、繋ぎ役、チャンスメーカーとしても優れたプレーを見せた

FW
19 エリオット 6.5
右ウイングとインサイドハーフで奮闘。90分間惜しみない献身性を示しつつ、ボールスキル、攻撃センスを遺憾なく発揮

9 ヌニェス 6.0
値千金のPK奪取。ただ、幾つかの決定機を逃すなど最後の局面での精度、判断は本来の出来ではなかった

(→ガクポ 5.5)
幾つかチャンスに絡んだが、全体的な仕事量はいまひとつ

7 ルイス・ディアス 6.5
決定力という部分では課題が残る一戦となったが、試合を通して最も相手に脅威を与えた。驚異的なスピードと切れ味鋭い仕掛けで強烈な存在感を示した

監督
クロップ 6.5
一部主力を欠いた中で後半相手を圧倒するなど、より勝ち点3に近い素晴らしい試合を見せた

▽マンチェスター・シティ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
31 エデルソン 5.5
失点場面での責任はアケと半々。後半序盤に無念の負傷交代となった

(→オルテガ 6.5)
難しい状況での投入となったが、再三の際どい対応を見事にこなした。勝ち点1を持ち帰る立役者に

DF
2 ウォーカー 6.5
ディアスの突破に苦慮し、後半終盤はかなり消耗させられた。ただ、試合を通しては攻守両面でやはり世界最高峰の実力を示していた

25 アカンジ 6.5
ルベン・ディアスに代わって純粋なセンターバックに近い役割でプレー。後半は難しい対応が続いたが、ストーンズと共に要所を締めた

5 ストーンズ 6.5
見事な嗅覚で先制点を記録。攻撃では偽CBの役割を担って安定した繋ぎを見せ、後半は守備者としても粘りの対応が光った

6 アケ 5.5
先制点の起点となったが、やや軽率なパスでPK献上の一因に。後半はメンタル面も影響してかやや消極的なプレー選択となった印象

MF
47 フォーデン 6.5
後半のビッグチャンスを決め切れなかったが、チャンスメークに守備での貢献度も非常に高かった

17 デ・ブライネ 6.0
見事なアイデアと正確なキックで1アシスト。後半もフォーデンのビッグチャンスを演出したが、遠藤らの対応に苦慮してベストなパフォーマンスではなかった

(→コバチッチ 5.5)
守備強度は高めたが、攻撃面では効果的なチャンスメークには至らず

16 ロドリ 6.5
公式戦無敗記録を継続。中盤を支配することはできなかったが、個人としては安定した配球にフィルター役としての仕事もこなした

20 ベルナルド・シウバ 6.0
攻守両面で多くのタスクを担った。ただ、後半は守備の局面で後手の対応が続いて攻撃面で良さを出し切れなかった

19 アルバレス 5.5
慣れない左ウイングのポジションで奮闘。後半はやや消えるシーンも少なくなかったが、守備面の貢献度の高さを含めて及第点

(→ドク 6.0)
最後にマク・アリスターへの際どい対応はあったが、持ち味の打開力でポスト直撃の決定機にも絡んだ

FW
9 ハーランド 5.5
確度の高いポストワークや前半は攻撃の起点を担った。ただ、エースストライカーとしては物足りない出来だった

監督
グアルディオラ 6.0
敵地でまずまずの戦いを見せたが、後半は予想以上に苦戦を強いられて修正し切れなかった印象

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マク・アリスター(リバプール)
ファン・ダイクの活躍も光ったが、攻守両面でハイレベル、高強度のプレーを90分間継続したリバプールの司令塔をMOTMに選出。ロドリやデ・ブライネを相手に一歩も譲らず、後半終盤は凌駕する素晴らしいパフォーマンスだった。

リバプール 1-1 マンチェスター・シティ
【リバプール】
マク・アリスター(後5)【PK】
【マンチェスター・シティ】
ストーンズ(前23)

PR
関連ニュース

「粘り強いプレー」2試合ぶりの先発となった遠藤航、現地では厳しい評価に「数カ月前の素晴らしい調子からは悪い状態」

リバプールの日本代表MF遠藤航は低い評価となった。 27日、プレミアリーグ第35節でリバプールはアウェイでウェストハムと対戦した。 この試合に遠藤は2試合ぶりの先発出場。逆転優勝に向けてエバートン相手に痛恨の敗戦を喫したリバプールは、バウンスバックが求められた中、前半に失点しビハインドで後半を迎える。 すると48分にアンドリュー・ロバートソンがゴールを決め追いつくと、65分にはオウンゴールで逆転に成功。しかし、77分に失点し2-2のドロー。再び勝ち点を落とす痛い結果となった。 現在首位のアーセナルとは勝ち点差「2」。2試合消化が少ないマンチェスター・シティとは勝ち点差「1」と苦しい状況だ。 この試合も中盤でプレーした遠藤。粘り強い守備も店知恵たが、イギリス『リバプール・エコー』は6点(10点満点)をつけている。 「テンポを早めようとしたため、全てのパスが適切だったわけではない。ただ、ハーフタイム前は粘り強いプレーを見せた」 「後半はさらに落ち着きを見せた。警告をもらい途中で交代」 リバプール専門メディアの『This is Anfield』は4点(10点満点)と厳しい評価をつけている。 「最近の遠藤のくじ引き大会で当選したバージョンに戻った。ボールを扱うのが遅くて重く、思い悩み、彼のゲームには何の進歩もなかった。抑え込まれ、迂回もしていた」 「ハーフタイムの後は少し良くなったが、数カ月前の素晴らしい調子からは悪い状態になっている」 その他、『ESPN』は6点(10点満点)をつけ「いくつかのカウンターの状況でボールをうまく取り戻し、チームの中でボールに多く触れ、すぐにより高度な中盤の選手にボールを渡した」としている。 <span class="paragraph-title">【動画】2試合ぶりの先発となった遠藤航、ウェストハム戦プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HlaTELV2TNE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 12:58 Sun

試合中に指揮官とエースが火花…クロップ「もう終わったこと」、サラー「僕が話たら火がつく」

リバプールがプレミアリーグでの逆転優勝にまたも足踏みだ。 前節の黒星が響き、アーセナルとマンチェスター・シティの背中が遠ざかる3位リバプール。27日の第35節ではウェストハムをホームに迎え撃ち、仕切り直しを図ったが、2-2のドローに終わった。 イギリス『BBC』によると、優勝争いからさらに後退する結果にユルゲン・クロップ監督もイギリス『TNT Sports』で「明らかに非常に残念」と落胆。覇権争いにも「正直、それを話す気分になれない」と述べた。 そんなドイツ人指揮官は2―1でリードする76分頃からダルウィン・ヌニェス、ジョー・ゴメスとともにピッチサイドで出場に備えるモハメド・サラーと言い合いに。ヌネェスらがなだめに入った。 その件についても問われると、「ダメだ。(やりとりの内容hは言えないが、)我々はドレッシングルームですでに話をした。もう終わったことだ」と解決を強調した。 ただ、サラーの方は試合後のメディアエリアで「僕が話をしたら、火がついてしまうだろう」と多くを語らずとも意味深な発言を残したという。 逆転優勝がより厳しくなってしまったものの、まだその可能性がなくなったわけでもないリバプール。指揮官とエースの関係性が心配されるが、残り3試合にすべてをかけていきたいところだ。 2024.04.28 11:55 Sun

リバプールがハマーズ相手に痛恨ドロー…先発の遠藤航は後半半ばまでプレー【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第35節、ウェストハムvsリバプールが27日にロンドン・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航は79分までプレーした。 ミッドウィーク開催となった第29節延期分のエバートンとのマージーサイド・ダービーで0-2の完敗を喫し、逆転優勝へ厳しい立場に立たされた3位のリバプール。その試合から中2日のアウェイゲームでは8位のウェストハムと対峙した。 クロップ監督はバウンスバックを図った一戦に向けて先発5人を変更。サラーやヌニェス、ソボスライをベンチに置き、遠藤、ガクポ、エリオットらを起用した。 立ち上がりからボールを握って押し込むリバプール、堅守速攻で応戦するウェストハムというお馴染みの構図に落ち着いたランチタイムキックオフの名門対決。 一進一退の攻防が続く中、14分にはボーウェンが鋭い中央突破から際どい枠内シュートを放つと、21分にはリバプールがボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのアレクサンダー=アーノルドが直接狙うが、これは枠を外れて前節のフルアム戦の再現とはならず。 前半半ばを過ぎてリバプールに決定機。ルイス・ディアスが背後へ抜け出した流れからゴール前でスクランブルを生み出し、最後はディアスのシュートがDFオグボンナの手に直撃。だが、ハンドでのPK獲得かに思われたこのプレーは抜け出しのタイミングでの際どいオフサイド判定でお咎めなし。 このプレーをきっかけに徐々にゴール前の攻防が増え始めると、40分にはボックス左に切り込んだディアスに決定機が訪れるが、腰の捻りを利かせたシュートは左ポストを叩く。 すると、この直後の43分にはウェストハムの左CKの場面でショートコーナーからクドゥスが入れたクロスを、ゴール前の密集でうまく頭に当てたボーウェンのシュートがゴール右隅に決まった。そして、決定力で上回ったホームチームが1点リードで試合を折り返した。 後半も同じメンバーで臨んだリバプールは開始早々にスコアをタイに戻す。48分、左サイドからドリブルでボックス内に切り込んだディアスから内側で短いパスを足元に受けたロバートソンが密集地帯で左足を振ると、ゴール左隅へ向かったシュートがGKアレオラの右手、左ポストを叩いてゴールネットに吸い込まれた。 早い時間帯の同点ゴールで勢いに乗るアウェイチームは畳みかける攻めを見せる。ガクポの左クロスに飛び込んだグラフェンベルフのワンタッチシュート、より高い位置を取ったアレクサンダー=アーノルドの連続シュートで相手守備を脅かす。 以降もハーフコートゲームを展開すると、意外な形から逆転ゴールが生まれる。65分、左CKの場面でニアのDFが頭で触ったボールがファーでフリーのガクポに収まると、すかさず放ったシュートは枠を外れるも、オグボンナ、ソウチェク、GKアレオラとディフレクトしたボールがそのままゴールネットに吸い込まれ、幸運なオウンゴールとなった。 良い時間帯に勝ち越したリバプールは、前に出てきた相手を引っくり返す形で以降もディアスやマク・アリスターが3点目に迫るが、決め切ることができない。 一方、失点後にソウチェクを下げてウォード=プラウズを投入したウェストハムは、77分にエメルソンの鋭いミドルシュートでGKアリソンにファインセーブを強いて後半最初の決定機を作ると、この直後に追いつく。 77分、右サイドで仕掛けたボーウェンがボックス右角で左足インスウィングの正確なクロスを上げると、ゴール前でDFクアンサーとの駆け引きを完璧に制したアントニオがマークを振り切ってヘディングシュートを右隅へ流し込んだ。 これで勝利には再びゴールが必要となったリバプールは、失点直前に準備していたサラー、ヌニェス、ジョー・ゴメスをディアス、遠藤、アレクサンダー=アーノルドに代えて一気に投入。より攻撃的な布陣でゴールを目指す。 引き分けもやむなしと後ろ重心のホームチームに対して、リスクを冒してゴールを目指す。だが、ガクポのセットプレーからのヘディングシュートやエリオットの強烈なミドルシュートは相手DFのブロックやクロスバーに阻まれ、最後までゴールをこじ開けることはできなかった。 この結果、敵地でハマーズ相手にドロー止まりのリバプールは、2戦未勝利で見た三つ巴のタイトルレースから脱落する形となった。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】遠藤航は79分までプレー、リバプールはウェストハムと痛恨ドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lx1H2_Z_FCM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 22:40 Sat

【プレミアリーグ第35節プレビュー】今季2度目のノースロンドンダービー! シティはフォレスト相手に5連勝狙う

先週末に行われた変則開催の第34節はアーセナルとリバプールがいずれも快勝。ただ、ミッドウィーク開催となった第29節延期分はアーセナル、マンチェスター・シティが勝利した一方、リバプールがマージーサイド・ダービーで痛恨の敗戦。三つ巴の争いから一歩後退する形となった。 昨シーズンに続きアーセナルとシティの一騎打ちの様相を呈す最終盤のリーグタイトル争いにおいて、今節はその行方を左右するノースロンドン・ダービーが開催される。 5位のトッテナム(勝ち点60)は、13日に行われた前々節でニューカッスル戦相手に0-4で敗戦し、2年連続セント・ジェームズ・パークで惨敗。4位のアストン・ビラ(勝ち点66)との暫定勝ち点差が6ポイントに広がった。後半戦に入って以降、対戦相手の徹底した対策を上回ることができず、勝ち点3奪取に苦戦。現状でも自力でのトップ4フィニッシュの可能性は残しているが、3強に加えてチェルシーとのダービーを残すなどアストン・ビラに比べて厳しい日程となっており、ここからの逆転は至難の業だ。その最終盤の重要な戦いに弾みを付けると共に、宿敵の優勝阻止を狙う上でホーム開催のダービーでの勝利は必須だ。 対するアーセナル(勝ち点77)は前節、ウォルバーハンプトンとのアウェイゲームに2-0の完勝。さらに、第29節延期分ではホーム開催のチェルシーとのダービーに5-0の歴史的大勝。DFホワイトとMFハヴァーツの2ゴール共演など5ゴールを挙げた上、相手に一矢報いることも許さない完璧なパフォーマンスを披露。70分過ぎに多くの主力をベンチに下げる余裕の采配もみせ、今回のダービーに万全の状態で臨む構えだ。現状ではシティの取りこぼしが逆転優勝に必須となるが、このダービーを制することができれば、マンチェスター・ユナイテッド戦を除き比較的勝ち点3獲得が容易な相手と対戦するため、敵地での大一番を制して望みを繋げたいところだ。 スパーズの後押しを期待しつつ、今節での首位浮上を目指すマンチェスター・シティ(勝ち点76)は、残留圏内ギリギリの17位に位置するノッティンガム・フォレストとのアウェイゲームでリーグ5連勝を狙う。先週末はMFベルナルド・シウバのゴールによってチェルシーとのFAカップ準決勝を1-0で制したグアルディオラのチームは、第29節延期分ではブライトンとのアウェイゲームに4-0で完勝。DFウォーカーの2アシストにMFフォーデンの2ゴールなど自慢の攻撃が機能し、リーグ戦では4試合ぶりのクリーンシートも達成した。残留に向けてなりふり構わぬ戦いを見せるフォレストとのアウェイゲームは決して簡単な試合とはならないが、現状のパフォーマンスを鑑みれば確実に勝ち点3を敵地から持ち帰る可能性は高そうだ。 その2強の取りこぼしを期待しつつ、わずかな逆転優勝の可能性に賭ける3位のリバプール(勝ち点74)は、8位のウェストハムとのアウェイゲームに臨む。第29節延期分のエバートンとのマージーサイド・ダービーでは課題の決定力不足に加え、セットプレーの拙い守備から2ゴールを奪われて敵地グディソン・パークで0-2の完敗となった。その厳しい敗戦から中2日のランチタイムキックオフという過酷な状況で臨む、難敵ハマーズとのアウェイゲームではFWサラーやFWヌニェスら攻撃陣の奮起に期待しつつ、バウンスバックの勝利を期待したい。フェイエノールトのスロット監督招へいへ大きな進展が見られる中、スタメン復帰も見込まれるMF遠藤航ら新指揮官に向けた各選手のアピールにも注目だ。 週明けにカンファレンスリーグ(ECL)準決勝のオリンピアコス戦を控える4位のアストン・ビラは、9位のチェルシーとのビッグマッチに臨む。前節はボーンマス相手に先制を許したものの、FWロジャーズ、FWディアビ、FWベイリーと2列目のアタッカー陣のゴールによって3-1の逆転勝利。2連勝でトッテナムとの勝ち点差を広げることに成功。エースFWワトキンスの抜群の存在感に加え、駒が揃う守備陣の安定感が光る。 対するチェルシーはFAカップ準決勝敗退に加え、第29節延期分ではアーセナルに屈辱の惨敗を喫して公式戦連敗。今季無冠が確定すると共に、来季のヨーロッパ出場権争いにおいても崖っぷちの状況だ。今回の一戦に向けてはコンディション不良でダービーを欠場したMFパーマーの復帰は朗報だが、MFエンソ・フェルナンデスがヘルニアの手術で今季終了、MFチュクエメカ、FWスターリングが新たに負傷と、引き続き厳しい台所事情での戦いとなる。難所ビラ・パークでの一戦は厳しい戦いとなるが、公式戦連敗ストップへ気概を示したい。 FAカップ優勝と共にリーグ戦でのEL出場権確保を目指す6位のマンチェスター・ユナイテッドは、降格圏の19位バーンリー相手に久々のリーグ連勝を狙う。チャンピオンシップ(2部)のコヴェントリー・シティ相手に3点差を追いつかれる失態を演じながらも、PK戦を制して宿敵シティが待つFAカップ決勝に駒を進めた赤い悪魔。また、第29節延期分では最下位のシェフィールド・ユナイテッドに2度先行を許す不甲斐ない戦いに終始したものの、MFブルーノ・フェルナンデスの2ゴール1アシストの活躍で4-2と逆転勝利し、リーグ5戦ぶりの白星を収めた。前節、そのブレイズとの裏天王山に快勝して残留への望みを繋いだバーンリーとのホームゲームでは一部主力の復帰が見込まれる中、確実に勝ち点3を取り切りたい。 残留争いではシェフィールド・ユナイテッドに今節での降格の可能性。7位のニューカッスル戦で勝ち点3を逃した場合、残り試合すべてで勝利しても最多勝ち点は「25」となるため、17位のフォレスト(勝ち点26)に新たな勝ち点剥奪処分といった処分が科されない限り、逆転は不可能となる。その他ではDF橋岡大樹を擁する18位のルートン・タウン(勝ち点25)は、12位のウォルバーハンプトンから何とか勝ち点3をもぎ取ってシティ戦で取りこぼし濃厚なフォレストを上回りたいところだ。 ◆プレミアリーグ第35節 ▽4/27(土) 《20:30》 ウェストハム vs リバプール 《23:00》 フルアム vs クリスタル・パレス マンチェスター・ユナイテッド vs バーンリー ニューカッスル vs シェフィールド・ユナイテッド ウォルバーハンプトン vs ルートン・タウン 《25:30》 エバートン vs ブレントフォード 《28:00》 アストン・ビラ vs チェルシー ▽4/28(日) 《22:00》 ボーンマス vs ブライトン トッテナム vs アーセナル 《24:30》 ノッティンガム・フォレスト vs マンチェスター・シティ 2024.04.27 12:00 Sat

リバプール新指揮官はスロット現フェイエノールト監督で決まりか 合意報道

リバプール新指揮官はアルネ・スロット現フェイエノールト監督(45)で決まりのようだ。 今季をもってユルゲン・クロップ監督の退任が決まり、後任探しに動くリバプール。今季もいよいよクライマックスというところだが、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルに導いたドイツ人指揮官から誰がバトンを受けるのかも大いに注目され、その動向が連日のメディアを賑わせる。 当初はクラブOBであり、今季のレバークーゼンでブンデスリーガ初優勝という結果とともに、新時代を代表する指揮官として評判を高めるシャビ・アロンソ監督から始まった後任選定だが、スポルティングCPのルベン・アモリム監督らを挟み、最近ではフェイエノールト指揮官が有力候補に急浮上した。 渦中のスロット監督からも先日にリバプール行きの実現を願う声とともに、交渉を認める発言が飛び出すなか、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、就任の運びに。クラブ間で補償に関する合意がなされ、スロット監督も契約の細かい部分を含め、すべてが決まったという。 なお、リバプールはフェイエノールトとの契約を2026年夏まで残すスロット監督を引き抜くにあたり、補償金として1300万〜1500万ユーロ(約22億〜25億3000万円)を支払うそうだ。 2024.04.27 09:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly