レーティング:ローマ 2-4 インテル【セリエA】

2024.02.11 04:10 Sun
Getty Images
セリエA第24節、ローマvsインテルが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのインテルが2-4で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ルイ・パトリシオ 5.0
失点に大きな責任はないが、厳しい4失点に
DF
2 カルスドルプ 5.0
幾度か良い形の攻撃参加を見せたが、攻守両面で細かいミスが散見

23 マンチーニ 6.0
見事なヘディングシュートで1ゴールを記録。個人としては攻守両面でまずまずのプレーを見せたが、チームは4失点

3 ハイセン 5.0
マイボール時はまずまずのプレーを見せたが、インテルの強力な攻撃陣を相手に守備では後手を踏む場面も少なくなかった
69 アンヘリーニョ 5.0
不運な形で3失点目に関与。攻撃では良いクロスも見せたが、全体的には難しいパフォーマンスに

(→スピナッツォーラ 5.5)
決定的なクロスと強烈なミドルシュートで攻撃を活性化させた

MF
4 クリスタンテ 5.5
中盤のバトルでほぼ互角のプレーを見せたが、やや疲れも見えた後半早いタイミングでの交代に

16 パレデス 5.5
試合を通して無難な散らしを見せたが、守勢の後半は体力面の問題で全体的に精度が落ちた

7 ペッレグリーニ 6.5
連続ゴールはストップも2アシストを記録。ルカクへの決定的なスルーパスを含め、ようやく本来のパフォーマンスを取り戻しつつある

(→バルダンツィ 5.5)
強烈なミドルシュートなど投入直後から精力的に攻撃へ関与した

FW
21 ディバラ 5.0
要所で巧さは見せたが、消耗激しい一戦において無理が利かない場面が目立った

(→アズムン -)

90 ルカク 5.0
前半はチャンスメークの部分で貢献も、後半の幾つかの決定機は仕留めたかった

92 エル・シャーラウィ 6.5
見事な左足シュートで一時逆転となるゴールを記録。ウイングバックの役割を担った守備での献身も光った

(→ザレフスキ 5.5)
良い試合への入りはできたが、そこからプラスアルファをもたらせず

監督
デ・ロッシ 5.5
現状で持てるすべてを出して首位チーム相手に善戦。体力面、戦術面の差が結果を分けたが、ローマでの初黒星は決してネガティブなものではなかった

▽インテル採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ゾマー 7.0
ノーチャンスの形で2失点を喫したが、ルカクへの一対一の対応などハイレベルのパフォーマンスで勝利に大きく貢献

DF
28 パヴァール 5.5
惜しいミドルシュートを放ったが、守備面では軽率な対応がやや目立った

15 アチェルビ 6.5
36歳バースデー弾を記録。後半序盤に負傷交代するまで個人としては攻守に安定したプレーを見せた

(→デ・フライ 6.0)
緊急投入も堅実なプレーで逃げ切りに貢献

95 バストーニ 6.5
最後まで出し惜しみしない攻撃参加からダメ押しゴールを記録。守備の局面では粘り強い対応でルカクに仕事をさせず

MF
36 ダルミアン 6.5
同点ゴールを見事にアシスト。前半はエル・シャーラウィにやや手を焼いたが、全体的には及第点以上のパフォーマンス

(→ダンフリース 5.5)
守勢の展開で守備に注力する

23 バレッラ 6.5
決定的な仕事には至らなかったが、後半は攻守両面で活動量、精度を増して中盤を制圧

20 チャルハノール 6.0
疲労もあってかここ数試合に比べてやや存在感を欠いたが、難しいピッチコンディションでもさすがのプレーを随所に見せた

22 ムヒタリアン 6.5
決勝点のオウンゴールを誘発。古巣相手にバレッラと共に献身的かつ効果的なプレーで違いを生んだ

32 ディマルコ 6.0
得意の相手に決定的な仕事には至らなかったが、効果的な攻撃参加や粘りの守備で存在感

(→カルロス・アウグスト 5.5)
クローザー役として空中戦など守備の仕事を完遂

FW
9 テュラム 6.5
前回対戦に続いてローマ相手に1ゴール。オウンゴール誘発にも絡み、比較対象のルカクにまたしても勝利

(→サンチェス -)

10 ラウタロ・マルティネス 5.5
試合を通してマンチーニらにうまく抑え込まれたが、中盤と前線の基準点としてはまずまずの仕事

(→アルナウトビッチ 6.0)
ダメ押しゴールをアシスト

監督代行
ファリス 6.5
インザーギ監督に代わってピッチサイドでチームを鼓舞。後半の修正によって難しい試合を勝ち切った

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ゾマー(インテル)
バストーニやテュラムの仕事も評価したいが、やはり試合序盤のエル・シャーラウィの決定機阻止やルカクとの一対一での素晴らしい対応で流れを引き寄せた守護神をMOTMに選出。2失点は喫したものの、さすがの安定感だった。

ローマ 2-4 インテル
【ローマ】
マンチーニ(前28)
エル・シャーラウィ(前44)
【インテル】
アチェルビ(前17)
テュラム(後4)
オウンゴール(後11)
バストーニ(後48)

PR
関連ニュース

「我々がイタリアのチャンピオンだ」声が出なくなってしまったインザーギ監督、ファン・サポーターの前で感謝の言葉「みんながこれに値する」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が、ファンとスクデット獲得を喜んだ。 28日、セリエA第34節でインテルはトリノをホームに迎えた。 前節はアウェイ扱いのミランとのダービーで1-2と勝利したインテル。これにより20度目のセリエA優勝を達成した。 王者としてホームに戻ったインテル。トリノ戦では、ハカン・チャルハノールの2ゴールで2-0と勝利。見事に優勝に花を添えた。 インザーギ監督は声が出なくなってしまうという事態に陥り、試合に対するコメントができない状況。ただ、試合後に予定されていたファン・サポーターを前にした祝賀セレモニーの場に登場して、感謝のコメントを述べた。 「ようやく祝福するためにここにやって来れた」 「ダービーの夜に、これらの素晴らしい選手たちに対して感謝すると共に、私はみなさん全員にとって当然に値する賞だと思っている。抱き合って喜ぼう」 「そして今、全員が揃った。“我々がイタリアのチャンピオンだ”」 <span class="paragraph-title">【写真&動画】自身のお面と2ショットをとるインザーギ監督、セレモニーの様子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="qme" dir="ltr"> (@Inter) <a href="https://twitter.com/Inter/status/1784637452311056823?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr">Tutto pronto per l’arrivo dei Nerazzurri (@Inter) <a href="https://twitter.com/Inter/status/1784646808582443374?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr"> (@Inter) <a href="https://twitter.com/Inter/status/1784711900556636549?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.29 10:30 Mon

優勝決定済みのインテルがトリノに快勝! チャルハノールのドッピエッタで優勝パレードに花添える【セリエA】

インテルは28日、セリエA第34節でトリノをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節ミランとのミラノ・ダービーを2-1で制し、3シーズンぶり20度目のスクデット獲得を決めたインテル(勝ち点86)は、10位トリノ(勝ち点46)の選手たちのガード・オブ・オナーに迎えられて入場。負傷のディマルコとアチェルビがベンチスタートとなり、デ・フライとカルロス・アウグストが先発したが、それ以外のメンバー変更はなかった。 セリエA史上初めて審判団が全員女性となったこの試合。4バックで挑んだトリノが立ち上がりから攻勢も、リカルド・ロドリゲスの逆足のシュートはGKゾマーの正面を突く。 一方のホームチームは10分、テュラムが単独突破からシュートまで持ち込むと、続いてカルロス・アウグストも左足で積極的に狙いにいく。 トリノは前線のサパタをターゲットとし、15分にはサパタの右足シュートがGKゾマーを強襲。18分にもヘディングでクロスに合わせたが、これはゴール左へ外れた。 徐々に保持率を高めていったインテルだが、遠めからのシュートが目立つ。34分にはムヒタリアンからの落としをボックス手前で受けたチャルハノールがダイレクトで狙うが、コース上のテュラムが避けきれず、枠の左へ外れた。 39分にはまたもサパタがクロスに合わせるが、ミートしきれず。ラストタッチはチャルハノールと判定され、CKを得たが、ゴールは生まれずハーフタイムに入った。 両チームともに交代なしで後半に入ると、最終ラインの裏へ抜け出したムヒタリアンがボックス手前で後ろから倒され、VARが介入。倒したタメゼは当初イエローカードを提示されたが、決定機阻止の判定でレッドカードに切り替わり、トリノは残り40分ほどを10人で戦うことになった。 数的優位を得たインテルは56分に先制。ラウタロからの落としを受けたムヒタリアンが左ポケットへワンタッチで叩くと、チャルハノールがバウンドに合わせた左足ハーフボレーで、ゴール右隅に叩き込んだ。 さらにその4分後、ボックス内でテュラムが倒されてPKを獲得。チャルハノールがゴール左上に突き刺し、この日2点目を記録した。 余裕ができたインザーギ監督は、サンチェス、アスラニ、フラッテージを投入。72分にはブキャナンに加えアルナウトビッチも送り込み、交代カードを使い切る。 83分には、サンチェスの縦パスからフラッテージ、デ・フライとボックス内で繋ぎ、ラウタロがフィニッシュに持ち込むもGKの正面。エースに久々のゴールは生まれなかったが、危なげなくクローズし、2-0の勝利で試合後に控える優勝パレードに花を添えた。 2024.04.28 21:41 Sun

36歳アチェルビへの信頼揺るがず インテルが次にCBを獲得するのは2025年夏?

インテルがイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ(36)とのさらなる契約延長も考慮か。 30代突入以降に脂が乗ったセンターバック、アチェルビ。昨季ラツィオからの1年レンタルで最終ラインのリーダーとなり、今季35歳(昨夏当時)にして2年契約を勝ち取るほどの活躍を披露した。 迎えた今季は開幕こそケガで出遅れるも、その後はふくらはぎを痛めた2月の一時期を除いてフル稼働。外野の我々に真偽不明な人種差別発言問題もあったなか、直近のスクデットゲームは古巣ミラン相手に先制へディング弾を叩き込んでいる。 そんなアチェルビ、イタリア『カルチョメルカート』によると、同じくベテランのオランダ代表DFステファン・デ・フライ(32)と共に来季も重要戦力に位置付けられるとのこと。 シモーネ・インザーギ監督は、抜群のチームワークを誇るジュゼッペ・マロッタCEO、ピエロ・アウシリオSDに対し、アチェルビとデ・フライの正統な後継者となり得る「大きな投資」を、2025年夏まで持ち越すことを要望中だという。 また、前述の通り、契約は2025年6月まであと約1年残っているが、これもさらに延長される可能性が。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわく、今季終了後に社内での協議、代理人との協議があるとのことだ。 2024.04.26 10:50 Fri

「コンテはよせ」ミラニスタのロンバルディア州知事、愛するクラブへ直球意見「私は…が好きだ!」

州都ミラノのイタリア・ロンバルディア州。その知事がミランについて口を開いた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミラノ市民を真っ二つに分断するミラノ・ダービー。そんな大舞台でインテルのスクデットが決まった今季のセリエA。敗れたミランは5日間でEL敗退と宿敵へのスクデット“贈与”、2つの悲劇を味わい、これに伴い、ステファノ・ピオリ監督(58)の退任も確定事項扱いとなった感がある。 さて、ミラノの一般市民がインテルかミラン、どちらかを応援するなら、それは行政の人間たちも同じ。 ミラノを州都とするロンバルディア州のアッティリオ・フォンタナ知事(72)は、かつて故シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相(元ミランオーナー)が結成した中道右派連合出身の政治家で、自身も筋金入りのミラニスタとして知られる。 この度サン・シーロで地元メディア主催のトークイベントに登壇したフォンタナ知事。ミランとインテルが独自に推進し出した新スタジアム構想問題とともに、愛するミランの指揮官人事についても言及。どストレートに意見をぶつけた。 「アントニオ・コンテはよしてくれ。彼が率いるミランには期待できない。素晴らしい監督かもしれないが、彼はいつもチームに過度なストレスを与える。長期的な計画も立てれない」 「私はデ・ゼルビが好きだ!」 フォンタナ知事は、現職ピオリの後任として、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを率いる新時代のイタリア人指揮官、ロベルト・デ・ゼルビ監督(44)がお気に入りのようだ。 2024.04.24 18:30 Wed

「メンタルが壊れてしまってね」ダンフリースが精神状態悪化を明かす「今も引きずってる感じ」

インテルのオランダ代表MFデンゼル・ダンフリース(28)。ここ数カ月の精神状態悪化を明かし、今夏退団噂の去就についても軽く触れた。 2021年夏にインテル加入のダンフリース。以後、22年夏、23年夏と1年おきに売却が噂されており、今季は自身初のスクデットも、序列を落として右ウイングバックの2番手となっている。 その一方、2025年夏までとなっている契約の延長については、水面下で協議が停滞していることが判明済み。昇給を求めるダンフリース側と、一定の額しか提示しないインテルという構図とされる。 試合終盤の一悶着で自身も退場となったスクデット・ゲーム、ミラン戦後、母国メディア『ZIggo』に序列低下や去就を問われたダンフリース。ここ数カ月、自らの精神状態があまり良くないと語る。 「最近途中出場が多い? 色んなことを書かれたし、アタランタ戦(2月29日)で痛めたハムストリングのせいだよ…って言いたいところだけど、実際は続きがある。少しばかりメンタルが壊れてしまってね。今日までそれを引きずっている感じだ」 「誰だって長くプレーしたいし、ピッチで重要な存在でいたい。この事実が拍車をかける形で、かなりの期間、イライラが治らなかったよ。救いはインザーギ(監督)がこれをいち早く理解してくれたことだろうか」 「僕はポジション的にもアップダウンが激しいから、100%の状態じゃなきゃ長くプレーするのは賢明ではない…と。僕にとって学びの期間だろうか。今も100%を取り戻すのに集中しているところだ」 一方で、去就については多くを語らず。ただ、基本的にはインテル残留が第一選択肢のようだ。 「まだスクデットを争っていたし、僕としてはユーロ2024も近い。そこまで本格的に話し合える状況じゃなかったと思う。結末はわからないけど、話し合いは順調に推移している。なるべく早いうちに再開すると期待しているよ」 2024.04.24 13:50 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly