【2023-24セリエA前半戦ベストイレブン】インテルから最多6選手を選出

2024.01.08 22:01 Mon
Getty Images
2023-24シーズンのセリエA前半戦が7日に終了しました。本稿では今季のセリエA前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
PR
GKヤン・ゾマー(35歳/インテル)
出場試合数:19(先発回数:19)/失点数:9/出場時間:1710分
Getty Images

オナナの抜けた穴を埋める以上の活躍で選出。足元に関しても問題なくビルドアップでも貢献できている。ショットストップ能力に関しては言わずもがな。安定感抜群だった。
DFフェデリコ・ガッティ(25歳/ユベントス)
出場試合数:17(先発回数:15)/得点数:3/出場時間:1374分
Getty Images

移籍2季目にしてブレイク。3バックの右でレギュラーを獲得し、ソリッドな守備で堅守ユベントスを支えた。攻撃面においても3ゴールと攻守に活躍したシーズン前半戦となった。

DFグレイソン・ブレーメル(26歳/ユベントス)
出場試合数:19(先発回数:19)/得点数:1/出場時間:1704分
Getty Images

現ユベントスの堅守の象徴。伸び盛りのガッティ、同胞のダニーロと共に強固な3バックを形成。圧倒的な対人能力を武器に最終ラインで存在感を示している。前半戦全試合スタメン出場。

DFテオ・エルナンデス(26歳/ミラン)
出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:2/出場時間:1431分
Getty Images

相次ぐ負傷離脱によりセンターバックもこなすようになった。それでも能力の高さを示し、何の問題もなくプレー。左サイドバック時には相変わらずの攻撃センスでFWレオンと共に打開役を担っていた。
DFフェデリコ・ディマルコ(26歳/インテル)
出場試合数:16(先発回数:15)/得点数:3/出場時間:1086分
Getty Images

今やセリエA屈指の左足の精度を誇るキック職人として認知されるようになった。アシスト数は4。インテルの左サイドがディマルコによってストロングポイントとなった。

MFタイアニ・ラインデルス(25歳/ミラン)
出場試合数:19(先発回数:19)/得点数:2/出場時間:1618分
Getty Images

足元の技術と戦術眼の高さを駆使してミランの中盤のクオリティを一段押し上げた。速攻だけでなく遅攻でも打開できるようになったのは彼の存在によるところが大きい。ボールロストが少なく、キーパスも多々供給できるとあって、すかさずミランの中盤に欠かせない存在となってしまった。

MFハカン・チャルハノール(29歳/インテル)
出場試合数:19(先発回数:19)/得点数:7/出場時間:1570分
Getty Images

昨季からブロゾビッチ不在時にはアンカーを務めていたが、今季も継続して安定したパフォーマンスを披露。インテルの新たな心臓として欠かせない存在となっている。前半戦全試合スタメン。

MFヘンリク・ムヒタリアン(34歳/インテル)
出場試合数:19(先発回数:18)/得点数:2/出場時間:1524分
Getty Images

34歳と円熟の時を迎え、インテリジェンス溢れるプレーでチャルハノールと共に攻撃を組み立てた。インテルが安定した試合運びを実現できているのはチャルハノールと共にムヒタリアンが居るからこそ。ゴールにもよく絡み6アシストを記録。

Mアドリアン・ラビオ(28歳/ユベントス)
出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:3/出場時間:1530分
Getty Images

アッレグリ監督との相性はやはり良い様子。昨季の絶好調を持続し、今季も好パフォーマンスを連発している。残留の決断が吉と出た。ロングカウンターを戦術の根幹としている現ユベントスにおいて欠かせないボックス・トゥ・ボックスの存在。

FWマルクス・テュラム(26歳/インテル)
出場試合数:19(先発回数:19)/得点数:7/出場時間:1468分
Getty Images

移籍初年度であっさりチームにフィット。生まれ育ったイタリアで一皮剥けた。7ゴール9アシストと決定力、チャンスメークともに十分な働き。チャルハノールと共に前半戦全試合スタメン。

FWラウタロ・マルティネス(26歳/インテル)
出場試合数:17(先発回数:16)/得点数:17/出場時間:1433分
Getty Images

前半戦MVP。主将としてチームも牽引している。一流のストライカーとして完成されつつある。出場17試合で17ゴールをマークした。


PR
関連ニュース

優勝決定済みのインテルがトリノに快勝! チャルハノールのドッピエッタで優勝パレードに花添える【セリエA】

インテルは28日、セリエA第34節でトリノをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節ミランとのミラノ・ダービーを2-1で制し、3シーズンぶり20度目のスクデット獲得を決めたインテル(勝ち点86)は、10位トリノ(勝ち点46)の選手たちのガード・オブ・オナーに迎えられて入場。負傷のディマルコとアチェルビがベンチスタートとなり、デ・フライとカルロス・アウグストが先発したが、それ以外のメンバー変更はなかった。 セリエA史上初めて審判団が全員女性となったこの試合。4バックで挑んだトリノが立ち上がりから攻勢も、リカルド・ロドリゲスの逆足のシュートはGKゾマーの正面を突く。 一方のホームチームは10分、テュラムが単独突破からシュートまで持ち込むと、続いてカルロス・アウグストも左足で積極的に狙いにいく。 トリノは前線のサパタをターゲットとし、15分にはサパタの右足シュートがGKゾマーを強襲。18分にもヘディングでクロスに合わせたが、これはゴール左へ外れた。 徐々に保持率を高めていったインテルだが、遠めからのシュートが目立つ。34分にはムヒタリアンからの落としをボックス手前で受けたチャルハノールがダイレクトで狙うが、コース上のテュラムが避けきれず、枠の左へ外れた。 39分にはまたもサパタがクロスに合わせるが、ミートしきれず。ラストタッチはチャルハノールと判定され、CKを得たが、ゴールは生まれずハーフタイムに入った。 両チームともに交代なしで後半に入ると、最終ラインの裏へ抜け出したムヒタリアンがボックス手前で後ろから倒され、VARが介入。倒したタメゼは当初イエローカードを提示されたが、決定機阻止の判定でレッドカードに切り替わり、トリノは残り40分ほどを10人で戦うことになった。 数的優位を得たインテルは56分に先制。ラウタロからの落としを受けたムヒタリアンが左ポケットへワンタッチで叩くと、チャルハノールがバウンドに合わせた左足ハーフボレーで、ゴール右隅に叩き込んだ。 さらにその4分後、ボックス内でテュラムが倒されてPKを獲得。チャルハノールがゴール左上に突き刺し、この日2点目を記録した。 余裕ができたインザーギ監督は、サンチェス、アスラニ、フラッテージを投入。72分にはブキャナンに加えアルナウトビッチも送り込み、交代カードを使い切る。 83分には、サンチェスの縦パスからフラッテージ、デ・フライとボックス内で繋ぎ、ラウタロがフィニッシュに持ち込むもGKの正面。エースに久々のゴールは生まれなかったが、危なげなくクローズし、2-0の勝利で試合後に控える優勝パレードに花を添えた。 2024.04.28 21:41 Sun

36歳アチェルビへの信頼揺るがず インテルが次にCBを獲得するのは2025年夏?

インテルがイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ(36)とのさらなる契約延長も考慮か。 30代突入以降に脂が乗ったセンターバック、アチェルビ。昨季ラツィオからの1年レンタルで最終ラインのリーダーとなり、今季35歳(昨夏当時)にして2年契約を勝ち取るほどの活躍を披露した。 迎えた今季は開幕こそケガで出遅れるも、その後はふくらはぎを痛めた2月の一時期を除いてフル稼働。外野の我々に真偽不明な人種差別発言問題もあったなか、直近のスクデットゲームは古巣ミラン相手に先制へディング弾を叩き込んでいる。 そんなアチェルビ、イタリア『カルチョメルカート』によると、同じくベテランのオランダ代表DFステファン・デ・フライ(32)と共に来季も重要戦力に位置付けられるとのこと。 シモーネ・インザーギ監督は、抜群のチームワークを誇るジュゼッペ・マロッタCEO、ピエロ・アウシリオSDに対し、アチェルビとデ・フライの正統な後継者となり得る「大きな投資」を、2025年夏まで持ち越すことを要望中だという。 また、前述の通り、契約は2025年6月まであと約1年残っているが、これもさらに延長される可能性が。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわく、今季終了後に社内での協議、代理人との協議があるとのことだ。 2024.04.26 10:50 Fri

「コンテはよせ」ミラニスタのロンバルディア州知事、愛するクラブへ直球意見「私は…が好きだ!」

州都ミラノのイタリア・ロンバルディア州。その知事がミランについて口を開いた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミラノ市民を真っ二つに分断するミラノ・ダービー。そんな大舞台でインテルのスクデットが決まった今季のセリエA。敗れたミランは5日間でEL敗退と宿敵へのスクデット“贈与”、2つの悲劇を味わい、これに伴い、ステファノ・ピオリ監督(58)の退任も確定事項扱いとなった感がある。 さて、ミラノの一般市民がインテルかミラン、どちらかを応援するなら、それは行政の人間たちも同じ。 ミラノを州都とするロンバルディア州のアッティリオ・フォンタナ知事(72)は、かつて故シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相(元ミランオーナー)が結成した中道右派連合出身の政治家で、自身も筋金入りのミラニスタとして知られる。 この度サン・シーロで地元メディア主催のトークイベントに登壇したフォンタナ知事。ミランとインテルが独自に推進し出した新スタジアム構想問題とともに、愛するミランの指揮官人事についても言及。どストレートに意見をぶつけた。 「アントニオ・コンテはよしてくれ。彼が率いるミランには期待できない。素晴らしい監督かもしれないが、彼はいつもチームに過度なストレスを与える。長期的な計画も立てれない」 「私はデ・ゼルビが好きだ!」 フォンタナ知事は、現職ピオリの後任として、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを率いる新時代のイタリア人指揮官、ロベルト・デ・ゼルビ監督(44)がお気に入りのようだ。 2024.04.24 18:30 Wed

「メンタルが壊れてしまってね」ダンフリースが精神状態悪化を明かす「今も引きずってる感じ」

インテルのオランダ代表MFデンゼル・ダンフリース(28)。ここ数カ月の精神状態悪化を明かし、今夏退団噂の去就についても軽く触れた。 2021年夏にインテル加入のダンフリース。以後、22年夏、23年夏と1年おきに売却が噂されており、今季は自身初のスクデットも、序列を落として右ウイングバックの2番手となっている。 その一方、2025年夏までとなっている契約の延長については、水面下で協議が停滞していることが判明済み。昇給を求めるダンフリース側と、一定の額しか提示しないインテルという構図とされる。 試合終盤の一悶着で自身も退場となったスクデット・ゲーム、ミラン戦後、母国メディア『ZIggo』に序列低下や去就を問われたダンフリース。ここ数カ月、自らの精神状態があまり良くないと語る。 「最近途中出場が多い? 色んなことを書かれたし、アタランタ戦(2月29日)で痛めたハムストリングのせいだよ…って言いたいところだけど、実際は続きがある。少しばかりメンタルが壊れてしまってね。今日までそれを引きずっている感じだ」 「誰だって長くプレーしたいし、ピッチで重要な存在でいたい。この事実が拍車をかける形で、かなりの期間、イライラが治らなかったよ。救いはインザーギ(監督)がこれをいち早く理解してくれたことだろうか」 「僕はポジション的にもアップダウンが激しいから、100%の状態じゃなきゃ長くプレーするのは賢明ではない…と。僕にとって学びの期間だろうか。今も100%を取り戻すのに集中しているところだ」 一方で、去就については多くを語らず。ただ、基本的にはインテル残留が第一選択肢のようだ。 「まだスクデットを争っていたし、僕としてはユーロ2024も近い。そこまで本格的に話し合える状況じゃなかったと思う。結末はわからないけど、話し合いは順調に推移している。なるべく早いうちに再開すると期待しているよ」 2024.04.24 13:50 Wed

充実のスカッドで3季ぶり栄冠…インテルが新たに刺激を与えるべきポジションとは「…を呼び戻してはどうだろう?」

インテルの補強ポイントやいかに。『フットボール・イタリア』が伝えている。 3季ぶりスクデットのインテル。ジュゼッペ・マロッタCEOが用意した選手たちを、シモーネ・インザーギ監督らコーチ陣が上手く調理し、今季のインテルは国内敵なしと言ってもよいほど強い。“5試合を残して優勝”がその証か。 ご存知の方も多い通り、現インテルは[3-1-4-2]の各ポジションに最低2人ずつ実力者を揃える充実のスカッド。ただ、現状維持は停滞。来季の成功も見据えるなら、今夏の移籍市場を通じ、既存戦力に刺激と競争力を与えることが大事になる。 すでにナポリからポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)、ポルトからイラン代表FWメフディ・タレミ(31)…2選手のゼロ円獲得が確定事項として扱われるなか、インテルOBの元イタリア代表FWアルド・セレーナ氏は、今夏のさらなる改善ポイントをまず「2トップ」に見出す。 「マルコ・アルナウトビッチとアレクシス・サンチェスの2人は、アタッカーとしてのタイプ的にも、インザーギ(監督)の仕事を少し楽にさせた存在だったと思う。来季は欧州経験も豊富なタレミと契約するらしいね。まさに前進の一歩だ」 「しかし、攻撃面で現チームにはない解決策、選択肢をインザーギに与えるべきかとも思う。グズムンドソンだ。彼の卓越したドリブルは素晴らしい。それに、ヴァレンティン・カルボーニもモンツァから呼び戻してはどうだろう」 セレーナ氏が言及したアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)は、ジェノアで2トップの一角を任され、攻撃時はシャドー気味に自由なドリブルでチャンスメイク。インテルが獲得に興味を示していることが判明済みだ。 カルボーニはインテルから武者修行中の19歳で、先月アルゼンチン代表デビューも飾った新鋭。両ワイドに2列目中央、シャドー…あらゆるポジションをモンツァで経験中のアタッカーだ。 セレーナ氏は一方で「中盤」についても短く言及。カルチョ屈指の鉄人、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは、もう来季は現在のように稼働できないとの見立てを示している。 「ムヒタリアンの奮闘は見事だね。ただ、もう35歳で、ここから何年もインテルに残るわけではなかろうし、来季もどうだろう。その点、ジエリンスキとの契約で先手を打ったのは素晴らしい」 2024.04.24 13:00 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly