JFL浦安が都並敏史監督の続投を発表! 今季は昇格組ながらも2位で“Jへの門番”に…来季6年目の長期政権

2023.11.29 13:20 Wed
“名将”都並敏史、ブリオベッカ浦安で6年目の指揮へ
©超ワールドサッカー
“名将”都並敏史、ブリオベッカ浦安で6年目の指揮へ
日本フットボールリーグ(JFL)のブリオベッカ浦安は29日、都並敏史監督(62)が2024シーズンも続投すると発表した。日本サッカーの歴史の生き証人、都並敏史。2019年、長らくテクニカル・ディレクター(TD)を務めてきた関東サッカーリーグ1部(当時)の浦安で監督に就任すると、昨年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)を制し、浦安は今季から6年ぶりにJFLへと返り咲いた。
迎えた今季は開幕9試合で0勝3分け6敗のダントツ最下位と苦しみ、1年での地域リーグ降格も覚悟する状況に。ところが第10節で強豪・ソニー仙台FCを撃破すると、そこから16試合無敗というまさかの快進撃を披露。その過程でラストプレー逆転弾での劇的勝利も2回という勝負強さを見せつけた。

終わってみれば、昇格組ながらも優勝したHonda FCに次ぐ2位でフィニッシュ。26日の最終節・FCマルヤス岡崎戦も敵地で0-2と完勝し、結果的に、Jリーグ入会が承認されたレイラック滋賀(3位)のJ3昇格の可能性を消滅させたことに。“Jへの門番”と化した格好だ。

都並監督は浦安の公式サイトを通じてコメントを発表している。
「ブリオベッカ浦安を支えて下さっている全ての皆様方、今シーズンも1年間の応援を本当に有難うございました。
この度、来季も引き続き監督として指揮を取らせて頂く事になり、身が引き締まる思いです」

「常に応援して下さる方々への感謝を忘れず、地域に愛されるチームを目指し、成長への努力を続けて参ります。
2024シーズンもこれまで以上の熱い応援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。ブリオベッカ浦安監督 都並敏史」
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30日、日本フットボールリーグ(JFL)第4節の5試合が各地で行われた。 ◇栃木C 2-3 高知 2連勝中の昇格組・栃木シティと、開幕3連勝&3試合連続無失点の高知ユナイテッドSC。吉本岳史監督体制3年目の高知はここまで3試合、完成度という点で他の15チームを大きく凌駕する。 その高知は後半頭の47分、左CKから元アビスパ福岡のFW東家聡樹が先制点。すると栃木Cボールでリスタートからわずか15秒、今度はロングカウンターから東家が右足弾をブチ込み、一気に敵地で2点リードとする。 その後は終始劣勢も、幾度となくセットプレーを与えても跳ね返す力がある高知。 70分には、意表を突いたセットプレーから右サイドバックのDF吉田知樹がボックス内へスプリント。ボックス右の角度がない位置から右足ボレーをファーネットへ叩き込む。吉田は第2節青森戦の決勝点に続き、今季2ゴール目だ。 しかし、3点リードの試合最終盤に落とし穴。90分に栃木Cに1点を返されると、90+2分には混戦から蹴り込まれて1点差に。高知はかろうじて逃げ切り、今季最初のアウェイゲームで勝ち点3。何はともあれ、開幕4連勝で首位キープだ。 ◇浦安 0-1 青森 昨季準優勝も開幕3連敗&3試合ノーゴールのブリオベッカ浦安と、開幕3試合未勝利&3試合でゴールはGK廣末陸のPKひとつだけというラインメール青森。どちらもキッカケと勝ち点3が欲しい。 青森は13分、今季新加入のブラジル人FWベッサがダイビングヘッドを流し込んで幸先よく先制。今季初となる流れの中からのゴールであり、ベッサ個人にとっては加入後初ゴールだ。 一方、開幕3試合とも0-1で敗戦の浦安。ハーフタイムには崩しの切り札、ドリブラーのMF二瓶翼を投入するなど早めにカードを切るが、この日も最少失点に抑えた一方、「1点」が奪えず。4試合連続となる0-1で敗れ、泥沼の開幕4連敗だ。 かつて浦安を指揮した柴田峡監督率いる青森は今季初白星。第6節のホーム開幕戦(ヴィアティン三重戦/4月14日)を控え、大きな大きな一歩だ。 ◇武蔵野 2-0 新宿 伝統の“横河”がクラブ名に戻ってきた新生・横河武蔵野FCと、昨季コーチを務めた北嶋秀朗新監督のもとで開幕3試合未勝利&ノーゴールというクリアソン新宿。互いに譲れない東京勢対決だ。 新宿としてはなんとか浮上への一歩を掴まねばならないが、3試合8失点のチームはこの日も16分、34分と相次いで失点し、前半で2点ビハインドに。結局、最後まで今季初ゴールも叶わず敗れている。 なお、武蔵野の先制点は入団10年目を迎えたMF石原幸治。今季2ゴール目とし、武蔵野ひと筋で積み上げた数字は「JFL通算235試合67ゴール」となっている。まさにレジェンドだ。 ◆JFL第4節 ▽3月30日(土) 栃木シティ 2-3 高知ユナイテッドSC ブリオベッカ浦安 0-1 ラインメール青森 横河武蔵野FC 2-0 クリアソン新宿 Honda FC 0-0 レイラック滋賀 ソニー仙台FC 3-2 FCティアモ枚方 ▽3月31日(日) [13:00] ヴェルスパ大分 vs FCマルヤス岡崎 アトレチコ鈴鹿 vs ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 vs 沖縄SV ◆順位表(30日時点) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点12 | +8 2位 沖縄SV | 勝ち点7 | +5 3位 レイラック滋賀 | 勝ち点7 | +1 3位 横河武蔵野FC | 勝ち点7 | +1 5位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点6 | +2 6位 ヴィアティン三重 | 勝ち点6 | +2 7位 ソニー仙台FC | 勝ち点6 | +1 8位 Honda FC | 勝ち点6 | +1 9位 栃木シティ | 勝ち点6 | ±0 10位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点5 | +1 11位 ラインメール青森 | 勝ち点5 | ±0 12位 FCティアモ枚方 | 勝ち点4 | -1 13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点1 | -3 14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点1 | -4 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点1 | -10 16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点0 | -4 2024.03.30 15:15 Sat
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