代表歴は26年…ギネス記録保持者、アンドラ代表DFの代表引退試合でスタンディングオベーション

2023.09.13 21:40 Wed
Getty Images
代表キャリアでギネス記録を保持している男が、最後の試合を戦った。その選手はDFイルデフォン・リマ。アンドラ代表選手であり、現在43歳。代表キャリアは26年となった。
バルセロナ生まれのリマは、FCアンドラの下部組織育ち。1997年に昇格すると、エスパニョールのBやサント・アンドレウ、パチューカ、ラス・パルマス、ラージョ・バジェカーノなどでプレーした。

2012年7月にイタリアのトリエスティーナから古巣のFCアンドラへと復帰。その後チームを離れ、サンタ・コロマ、エスカルデスとアンドラ国内でプレーし、2022年9月からはFCアンドラのBチームでプレーしている。

アンドラ代表としてデビューしたのは、1997年6月のこと。17歳6カ月12日でデビューし、実に26年間、代表チームでプレー。キャプテンも務めていた。
2021年にはギネス世界記録に、代表選手としての最年長キャリアを達成した男子選手として認定。なお、女子選手では、1995年から2021年まで26年間ブラジル女子代表としてプレーしたフォルミガがいる。

そのリマは、12日に行われたユーロ2024予選のスイス代表戦に出場。43歳と276日での出場となり、キャプテンとして右サイドバックで起用されると、23分で交代。その際にはアンドラだけでなく、スイスのファンもスタンディングオベーションを行い、レジェンドを称えた。なお、試合は3-0で敗戦。リマの代表キャリアは136試合で11ゴールに終わった。

136試合のうち、リマが勝利したのは6試合のみ。結果だけ見れば輝かしい成績とは言えないが、人口わずか7万9000人しかいないアンドラにおいては英雄であり、ユーロ予選でプレーした最年長選手ともなった。ちなみに、アンドラ代表の最多ゴール保持者でもある。

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