奈良がFC大阪に敗れ首位陥落…信州ダービー制した長野が首位、富山が2位に浮上【明治安田J3第10節】

2023.05.14 19:55 Sun
明治安田生命J3リーグ第10節の10試合が13日、14日にかけて各地で行われた。

第9節を終えて首位に立つのは、昨シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)を制して今シーズンがJ3参入初年度という奈良クラブ。9試合でわずか6失点の守備力が光る。
今節は昨シーズンもJFLで相見えたFC大阪とのホームゲーム。昨シーズンのホームでのFC大阪戦は5-0と圧勝していた奈良だが、Jの舞台で初対戦となった今節は73分の島田拓海の一発に沈み、0-1の悔しい敗戦となった。

前々節、前節と2連勝で最下位を脱出した15位のY.S.C.C.横浜はホームで19位のSC相模原と対戦。25分に栗原イブラヒムジュニアのゴールで先制を許すと、39分にも失点を喫し、2点ビハインドで試合を折り返す。

それでも、後半は51分に中里崇宏が直接FKを沈めて1点を返し、73分には柳雄太郎のゴールで同点に。2連勝中の勢いでこのまま逆転までいきたかったが、これ以上のゴールはならず、2-2のドロー決着となった。3連勝こそ逃したYS横浜だが、これで5試合無敗としている。
3位のAC長野パルセイロと5位の松本山雅FCによる今シーズン最初の信州ダービー。1万1000人の観衆が長野Uスタジアムに詰めかけたなか、ホームの長野はキャプテンの秋山拓也がCKの流れから先制点を叩き込む。

後半も長野の1点リードで推移したなか、試合も終盤に差し掛かる79分にスコアが動く。元松本の長野FW山本大貴が貴重な追加点をゲット。リードを2点に広げた長野が松本の猛攻をなんとか1点で凌ぎ、2-1で勝利を収めた。この結果、長野は奈良をかわして首位に浮上した。

また、同じく勝てば首位に立つ可能性があったカターレ富山はアウェイで福島ユナイテッドFCと対戦。21分に柳下大樹にゴールが生まれると、この1点を守り切り勝利。2位に浮上した。

勝てば単独首位の可能性があった愛媛FCは、アウェイでFC今治との愛媛ダービー。しかし、ゴールが生まれずに引き分けに終わり、3位のままとなった。

◆J3第10節
▽5/13
奈良クラブ 0-1 FC大阪
Y.S.C.C.横浜 2-2 SC相模原
AC長野パルセイロ 2-1 松本山雅FC

▽5/14
ガイナーレ鳥取 2-2 アスルクラロ沼津
ヴァンラーレ八戸 2-3 いわてグルージャ盛岡
鹿児島ユナイテッドFC 2-0 FC琉球
FC今治 0-0 愛媛FC
ギラヴァンツ北九州 0-1 テゲバジャーロ宮崎
カターレ富山 1-0 福島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 0-2 FC岐阜
関連ニュース

Jリーグが「審判員の懲戒処置に明らかな誤りがあった場合」のルール決定…25日から導入

Jリーグは21日、同日の理事会にて規律委員会における「審判員の懲戒処置に明らかな誤りがあった場合」の取り扱いに関するルールが決定したと発表した。 国際サッカー連盟(FIFA)ならび、アジアサッカー連盟(AFC)規律委員会の権限において「明らかな懲戒処置の誤りを修正する」と明記されており、AFCをはじめ、海外リーグにおいても同様のルールを運用していることから、5月25日からの導入が決まったという。 Jリーグ規律委員会による懲罰の運用に関して、審判員の懲戒処置に明らかな誤りがあった場合、懲罰を科さないこととし、詳細は次のとおり。 ◆対象 懲罰を科さない場合とは、競技規則第12条第3項〔退場となる反則〕に定める違反行為のうち、以下に定める行為に該当するものとして主審が退場を命じたにもかかわらず、主審が命じた当該退場の懲戒処置に『明らかな』誤りがあった場合を指す。 (1)ハンドの反則を行い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。 (2)フリーキックで罰せられる反則を行い、全体的にその反則を行った競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点または決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。 (3)著しく不正なプレーを行う。 (4)人をかむ、または人につばを吐く。 (5)乱暴な行為を行う。 (6)攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。 (7)ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。 ・その他 懲罰を科さないことを決定した場合、公式記録および反則ポイントの運用は以下とする。 (1)公式記録の訂正は行わない (2)反則ポイントは加算しない ※参考:競技規則第12条第3項〔懲戒処置〕抜粋 ・主審は、試合前の競技のフィールド点検のために競技のフィールドに入ったときから試合(PK戦(ペナルティーシュートアウト)を含む)の終了後に競技のフィールドを離れるまで、懲戒処置をとる権限をもつ。 ・試合開始のため競技のフィールドに入る前に競技者またはチーム役員が退場となる反則を行った場合、主審は、その競技者またはチーム役員を試合に参加させない権限を持つ(第3条6項を参照)。主審は、その他の不正行為について報告する。 ・競技のフィールドの内外にかかわらず警告もしくは退場となる反則を行った競技者またはチーム役員は、その反則に従って懲戒される。 ・イエローカードは警告されたことを知らせるため、レッドカードは退場が命じられたことを知らせるために用いられる。 ・競技者、交代要員、交代して退いた競技者またはチーム役員のみにレッドカードまたはイエローカードを示すことができる。 2024.05.21 17:45 Tue

JリーグがC・ロナウドら擁するサウジリーグと連携! 戦略的パートナーシップ協定を締結

Jリーグは21日、サウジ・プロ・リーグとの戦略的パートナーシップ協定を締結した旨を発表した。協定期間は2025年12月31日までとなる。 Jリーグチェアマンの野々村芳和氏は「近年、サウジプロリーグのクラブはAFCチャンピオンズリーグにおいて目覚ましい成績を残しています。今回の戦略的パートナーシップにより、日本とサウジアラビア両リーグの連携・交流を深めることで、両リーグのフットボール水準を向上させ、アジアのフットボールの価値をともに高めていきたいと考えています」とコメントした。 今回の戦略的パートナーシップ協定により、両リーグが緊密な連携を図ることで、東西アジアのトップランナーとしてアジアのフットボールをけん引する存在となるのを目指すといい、内容は次のとおり。 ・フットボール水準の向上を目的とした人材交流 ・両リーグの成長と発展を目的としたワークショップ、ビジネスカンファレンスの開催、育成などに関する情報共有等 ・交流イベント、親善試合などを通じた国際交流 Jリーグは21日時点で、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシアのプロリーグと協定を結び、その国々の選手は試合エントリー時に外国籍選手でないものとみなされるが、今回のサウジアラビアは過去のラ・リーガ、Aリーグと同様、それに該当しないという。 近年のサウジ・プロ・リーグは各クラブで欧州の第一線から有名どころを獲得する流れが生まれ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもプレーしている。 2024.05.21 17:25 Tue

【Jリーグ出場停止情報】柏DFジエゴ、福岡FWザヘディが出場停止…J3では悪質タックルに激怒し報復した福島FW矢島輝一が1試合出場停止

Jリーグは20日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では柏レイソルのDFジエゴ、アビスパ福岡のFWシャハブ・ザヘディ、サガン鳥栖のDF原田亘が出場停止。また、2試合の出場停止処分中の京都サンガF.C.DFアピアタウィア久も出場停止となる。 また、J2は出場停止者がなし。J3では福島ユナイテッドFCのFW矢島輝一が出場停止となる。 矢島は18日に行われた明治安田J3リーグ第14節のFC今治戦で、63分にカウンターを仕掛けた際、森晃太が後方から市原亮太にタックルで倒されたシーンで激怒。ファウルした市原を倒して引きずるなどしていた。 Jリーグは「ボールとは関係の無いところで相手競技者の後方から詰め寄り、突き倒して胸ぐらを掴んでグラウンドに押し付けた行為は、「乱暴な行為」に該当する」と判断。1試合の出場停止処分を下した。 【明治安田J1リーグ】 DFジエゴ(柏レイソル) 第16節 vs川崎フロンターレ(5/25) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第16節 vs名古屋グランパス(5/26) 今回の停止:2試合停止(2/2) FWシャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡) 第16節 vsアルビレックス新潟(5/25) 今回の停止:1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J3リーグ】 FW矢島輝一(福島ユナイテッドFC) 第15節 vsカマタマーレ讃岐(6/2) 今回の停止:1試合停止 【YBCルヴァンカップ】 DF濃野公人(鹿島アントラーズ) 3回戦vsFC町田ゼルビア(5/22) 今回の停止:1試合停止 FW野田隆之介(FC琉球) 3回戦vsセレッソ大阪(5/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】後方からのタックルに激怒した矢島輝一が報復行為で一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="s_nbgi3BEqM";var video_start = 257;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.20 19:05 Mon

大宮が生え抜きの19歳MF種田陽と契約解除、かねてから希望のアメリカ留学を後押し「世界で活躍するプレーヤーに」

大宮アルディージャは19日、MF種田陽(19)との契約を双方合意の上で解除すると発表した。6月1日に行われる明治安田J3リーグ第15節のAC長野パルセイロ戦がラストゲームとなる。 今シーズン、U-18チームからトップチームへ昇格した種田だが、当初より今夏のアメリカの大学への進学を前提として話し合いを進めており、アマチュア契約で2024年1月からトップチームの活動に参加。正式にアメリカの大学への進学が決まったため、チームを離れる運びとなった。 種田はここまでJ3の2試合でプレー。YBCルヴァンカップでも1試合出場し、1得点記録している。 アメリカの地でさらなる成長を思い描く19歳は、クラブを通じてコメントしている。 「まずはこれまで支えてくださったサポーターの皆さま、スポンサーの皆さま、そして自分を育ててくださったアカデミースタッフの皆さまに感謝申し上げます。それから自分を受け入れてくださったクラブ関係者の皆さま、スタッフ、チームメートにも本当に感謝しております」 「10歳からお世話になったこのクラブのトップチームで、約5カ月という短い間でしたが、プレーすることができてとても幸せでした。個人としては、チームに大きな貢献はすることができなかったと思いますが、素晴らしい環境でたくさんのことを学び、自分の成長に繋げることができたと思います」 「今回、留学という選択をした理由は、幼い頃からの夢である世界で活躍するプレーヤーになるために、語学を学びつつ、様々な環境を経験することで自分を高めたいと考えたためです。シーズン中にも関わらず、チームを去ることは非常に心苦しく、自分自身まだこのクラブでプレーしたい気持ちもあり、本当に悩みましたが、視野を広げ、これまでとは異なる環境に身を置くことで、自分を成長させたいと思い、今回この決断に至りました」 「最後になりますが、今年の大宮アルディージャは、スタッフ、チームメート、サポーターが本当に最高のクラブだとこの数カ月で実感したので、必ず頂点を取ってくれると信じています。自分はアメリカでもっと成長してきます。ありがとうございました。いってきます!」 また、種田の考えを尊重して送り出す佐野秀彦代表取締役社長もコメントしている。 「種田選手は小さい頃から『海外で活躍するサッカー選手になりたい』という夢があり、U-18在籍時からクラブと面談をしてきた中でも、サッカー選手としての成長のために『アメリカの大学に進学したい』という希望を持っていて、クラブとしてもその意思を尊重していました」 「昨年末の段階で彼はトップチームに昇格できる実力を備えていましたし、もしアメリカの大学に進学することになったとしても、U-18としての活動が年末に終わってそこから9月に大学に入学するまでの期間は高いレベルでのトレーニングや試合ができなくなってしまう状況であったため、本人、ご家族とも相談し、将来的なサッカー選手としての可能性を考えた上で、2024シーズンスタートよりアマチュア選手としてトップチームで活動してもらうことで、クラブとしても彼をサポートできればという思いでした。日々のトレーニングからプロ選手たちに混じって奮闘し、ルヴァンカップではゴールを決める活躍も見せてくれました」 「トップチーム昇格後も継続して話し合いを続けてきましたが、このタイミングでクラブと本人、ご家族で話し合いを行い、このような決断になりました。クラブとして彼の挑戦を応援したいと思いますし、選手に寄り添ってそれぞれの希望をできるだけ叶えていくことは、『成長循環型クラブ』として将来的にクラブの成長にもつながると考えています」 「彼が将来的に、どのような選手になってどこで活躍するかはわかりませんが、彼が小学4年生から大宮アルディージャのエンブレムをつけて育った事実は変わりませんし、またいつかアルディージャのユニフォームを着てプレーしてくれることを、そして、世界で活躍する選手になってくれることを期待しています」 2024.05.19 17:04 Sun
thumb

3発快勝の相模原が4位浮上! 5試合白星なしの沼津は3位に転落【明治安田J3第14節】

19日、明治安田J3リーグ第14節の2試合が各地で行われた。 2連敗中、4試合勝利なしと調子を落としている2位アスルクラロ沼津(勝ち点21)は、15位ヴァンラーレ八戸(勝ち点14)とのホームゲーム。前半は両チームともにフィニッシュの精度を欠き、ゴールレスで折り返す。 迎えた後半、50分には八戸の柴田壮介のミドルシュートがクロスバーに直撃するが、ネットは揺らせず。一方の沼津は終盤、味方のシュートのこぼれ球を川又堅碁が押し込むが、相手DFのブロックに遭い、こちらも得点奪えず。沼津は連敗を「2」で止めたものの、5試合勝利なしで3位に順位を落としている。 13位のガイナーレ鳥取(勝ち点17)は、9位のSC相模原(勝ち点19)をホームに迎え撃った。先制したのはアウェイチーム。35分、左からのクロスに加藤大育が頭から飛び込み、相模原がリードを得る。 1点リードで後半を迎えたアウェイチームは57分、左CKを押し込んだ牧山晃政のJ初ゴールで加点。66分には伊藤恵亮がクロスバーの跳ね返りを押し込んでダメ押しし、相模原が3-0で勝利。4試合ぶりの白星で一気に4位まで浮上した。 ◆明治安田J3リーグ第14節 ▽5/19(日) ガイナーレ鳥取 0-3 SC相模原 アスルクラロ沼津 0-0 ヴァンラーレ八戸 ▽5/18(土) FC今治 1-2 福島ユナイテッドFC いわてグルージャ盛岡 0-1 Y.S.C.C.横浜 松本山雅FC 1-1 ギラヴァンツ北九州 AC長野パルセイロ 1-2 ツエーゲン金沢 カターレ富山 2-0 FC大阪 奈良クラブ 2-1 FC岐阜 カマタマーレ讃岐 0-2 大宮アルディージャ FC琉球 2-1 テゲバジャーロ宮崎 2024.05.19 16:36 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly