ケルンの生き字引、入団から21年在籍のGKホルンが今季限りで退団…「信じられないほど難しいこと」

2023.04.27 21:50 Thu
Getty Images
ケルンは27日、元ドイツ代表GKティモ・ホルン(29)の退団を発表した。
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ホルンは、2002年7月に9歳でケルンのユースに入団。アカデミーで育つと、2011年7月にファーストチームに昇格した。
2012-13シーズンに2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)でプロデビュー。2014年、2019年と2度の昇格も経験。2017年には、クラブとして25年ぶりにヨーロッパのカップ戦出場を果たすことに貢献した。

降格と昇格を繰り返すチームにありながら、チームからの退団を選ぶことなく一筋でプレー。プロとして合計12シーズンを過ごし、ここまで公式戦329試合に出場していた。

ドイツ代表に選ばれるほどの実力者と言われながらも、ケルンに身を捧げたことでドイツ代表歴はなし。世代別代表を経験しており、2016年にはリオ・デ・ジャネイロ五輪に出場していた。
ただ、2021-22シーズンの途中にヒザを負傷。そこから離脱すると、今シーズンは控えGKとなり、ブンデスリーガの出場はなし。DFBポカールが唯一の出場となったが、PK戦の末にチームは1回戦で敗退していた。

ホルンはクラブを通じてコメントしている。

「誰もが想像するように、ケルンを去ることは僕にとって信じられないほど難しいことだ。物心ついた時からこのクラブのファンで、サッカーを始めた頃からケルンに所属しており、2012年のプロデビュー以来、常にここでゴールを守ってきた」

「昨シーズンのケガの後、状況は変わった。競争はサッカーの一部であり、No.2の役割は僕にとっては初めてのことだったけど、常に心を込めてこの状況を受け入れ、キャリアで2度目のケルンでのヨーロッパの大会出場を果たした」

「このチームの一員であること、そしてそれを成し遂げられることをとても誇りに思った。でも、僕の望みは、毎週ポストの間に身を置き、GKとしてチームを支えることだった」

「だからこそ、この夏から新たな挑戦をすることに決めた。ガイスボックハイムでの長年の経験、そして常にクラブのために全力を尽くしてくれた多くの人々と一緒に仕事をしてきたことに、本当にとても感謝している」

「もちろん、どのクラブにいても、僕はクラブを追いかけ、ファンであり続けるし、クラブの成功を祈っている」

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