レーティング:トッテナム 1-0 マンチェスター・シティ《プレミアリーグ》

2023.02.06 03:33 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第22節、トッテナムvsマンチェスター・シティが5日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ロリス 6.5
試合終盤に勇気を持った飛び出しでロドリの決定機を阻止。安定したゴールキーピングに加え、ディストリビューションでも良いプレーがあった
DF
17 ロメロ 6.0
土壇場の退場でチームを苦しくさせたが、ハーランドをポケットに入れる圧巻の対人対応を見せた。ここ数試合カードが義務化しており、もう少し自制したいところ

15 ダイアー 7.0
前半はベルナルド・シウバやアルバレスにうまく対応し、押し込まれた後半はうまくラインをコントロール。ハーランドへの対応に加え、攻撃時のセットプレーでも見せ場を作った

33 ベン・デイビス 7.0
ペリシッチと共に悔しさを味わったマフレズを封殺。身体を張ったらしいシュートブロックなど、クリーンシートの立役者に
MF
12 エメルソン 7.5
好調グリーリッシュらを封じ切る圧巻の守備を披露。攻撃時も軽率なプレーはほぼなく、チームに推進力をもたらす

30 ベンタンクール 7.0
相棒ホイビュアと共に中盤での局地戦で躍動。序盤にカードをもらった後は自制しながら要所でピンチの芽を積み、プレス回避でも大貢献

5 ホイビュア 7.5
見事なインターセプトからのラストパスで決勝点をアシスト。持ち味のデュエルの強さ、運動量を遺憾なく発揮して中盤を制圧した

14 ペリシッチ 6.0
マイボール時に軽率なミスもあったが、前回対戦で完敗したマフレズによく対応。攻守両面で及第点以上の出来

(→セセニョン 5.5)
堅実に守備をしながら、終盤は冷静に時計を進めるプレーで逃げ切りに更新

FW
21 クルゼフスキ 6.5
ソン・フンミン同様に状態を上げており、再三の鋭い仕掛けで多くの決定機に関与。守備でもよく味方を助けた

(→D・サンチェス -)

10 ケイン 7.0
クラブ歴代最多得点記録(267ゴール)と共にプレミア通算200ゴール達成。トドメの2点目を奪えずも、前線の基準点として圧倒的な存在感を放った

7 ソン・フンミン 6.5
決定的な仕事はできなかったが、開始直後の鋭いドリブル突破など状態を上げてきており、カウンターアタックの中心に

(→ビスマ -)

監督代行
ステッリーニ 6.5
先日に手術を受けたコンテ監督の代役として指揮。イタリア帰国中の正指揮官と秀逸なゲームプランを準備し、ピッチサイドでチームを鼓舞し続けた

▽マンチェスター・シティ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
31 エデルソン 6.0
失点はノーチャンス。後半はケインやソン・フンミンの決定機を阻止。安定したプレーで勝ち点の可能性を残し続けた

DF
2 ウォーカー 5.5
守備ではさすがの対応を見せていたが、攻撃では関わり方の工夫や精度がいまひとつ

25 アカンジ 6.5
状態を上げてきたケインやソン・フンミンの対応に苦慮したが、高いアスリート能力と優れた判断で再三の好守で応戦。その存在がなければ、少なくともあと2失点はしていた

6 アケ 6.0
相棒のアカンジと共に要所を締める守備で存在感。リコ・ルイスがやや劣勢の中でしっかりとカバーした

82 リコ・ルイス 5.5
前回対戦では圧巻の輝きを放ったが、スパーズの出来の良さと左サイドでの起用という影響もあって、攻守に苦戦した。それでも、要所で好プレーを見せる末恐ろしいティーンエイジャー

MF
26 マフレズ 5.5
前半終盤にクロスバー直撃のシュートで最もゴールに迫ったが、躍動の前回対戦を受け、うまく相手に対応された

(→デ・ブライネ 6.0)
間違いなく自身の投入によって流れが変わったが、決定的な仕事を果たすまでには至らず

20 ベルナルド・シウバ 6.0
チーム全体の攻撃が停滞した中、グリーリッシュと共に要所で局面を打開して攻め手となった

(→ギュンドアン -)

19 アルバレス 5.0
惜しいシュートも見せたが、相手守備陣にうまく消されて攻守両面で輝きは限定的だった

16 ロドリ 4.5
失点に繋がるパスミス。相手の強度の高いデュエルに後手を踏み、攻守両面でゲームをコントロールできず。普段に比べて効果的な配球も少なかった

10 グリーリッシュ 6.5
ロメロの退場を誘発するなど、試合を通して相手の脅威に。守備でも球際でよく戦った。アカンジと並んでシティのベストプレーヤーだった

FW
9 ハーランド 4.5
ロメロら相手守備陣になすすべなく封じ込まれた、シュート0に加えて、枠内でのボールタッチ0という屈辱的な試合に

監督
グアルディオラ 5.0
前回対戦では見事な逆転劇に導いたが、この試合では策が嵌らず。2トップ残しを含めやや疑問の残る交代策に

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
エメルソン・ロイヤル(トッテナム)
2つの金字塔達成のケイン、中盤で躍動のホイビュアの活躍も見事だったが、フルアム戦を上回る活躍を見せた伏兵をMOTMに選出。ペドロ・ポロの加入でしりに火がついており、攻守両面で躍動。グリーリッシュとの見応えのあるバトルを制し、課題のクロス対応でもチームのピンチを救った。“ロイヤル”の名に恥じないパフォーマンスだった

トッテナム 1-0 マンチェスター・シティ
【トッテナム】
ケイン(前15)

PR
関連ニュース

指宿洋史が33歳で評価うなぎ登り…今やオーストラリア1部屈指の点取り屋、アデレードからブリスベンへ移籍か

アデレード・ユナイテッドの元U-23日本代表FW指宿洋史(33)にブリスベン・ロアーが関心だ。 若手時代に欧州はスペインの下部リーグを中心にキャリアを積んだ指宿。Jリーグへの逆輸入後はアルビレックス新潟、ジェフ千葉、湘南ベルマーレ、清水エスパルスに在籍し、J1通算115試合15得点、J2通算61試合12得点を記録した。 そんな195cmのストライカー指宿は30歳で再び海外へ。22年1月にAリーグ・メン(オーストラリア1部)のアデレードへ完全移籍し、21-22シーズンはリーグ戦21試合6得点、昨季は24試合7得点をマーク。そして今季は23試合13得点…得点ランキングで4位タイにつける。 33歳とベテランの域に達したなかでの、この活躍。オーストラリア『news.com.au』によると、今やAリーグを代表する点取り屋と目されるようになった指宿に対し、ブリスベン・ロアーが今夏のフリー獲得を狙っているという。 ブリスベンは現エース、U-19オーストラリア代表FWトーマス・ワディンガム(19)の今夏欧州移籍が濃厚。アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナム、また“若手の登竜門”ウディネーゼとの紐付けが続いている状況だ。 そんなこんなで指宿の代理人と水面下にて交渉中。今のところ、ワディンガムの去就にかかわらず指宿を獲得する方針とされ、一方では、アデレードは指宿に契約延長オファーをまだ出していないとみられている。 2024.04.26 14:00 Fri

トッテナムが33年ぶり来日! 神戸と対戦、ポステコグルー監督「日本は私がよく知る国」

Jリーグは25日、トッテナムの今夏来日を発表した。 トッテナムはJクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』の出場チームとして来日。Jリーグから出場となる昨年のJ1リーグ王者、ヴィッセル神戸と7月27日に国立競技場で対戦する。 トッテナムを率いるのはかつて横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督。中心選手は2020―21シーズンのプレミアリーグでアジア人史上初の得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミンで、チームとしてはチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの真っ只中にいる。 トッテナムからもその来日決定がアナウンス。チームとして33年ぶりの来日となるなか、再び日本の地に降り立つポステコグルー監督はクラブを通じてコメントしている。 「この夏、トッテナム・ホットスパーを日本に連れて行き、ヴィッセル神戸とのエキサイティングな試合ができるのを嬉しく思う。この親善試合は2024-25シーズンに向けた準備の新たなステップになる」 「日本は私が指揮を執る頃からよく知る国。熱烈なフットボールファンで賑わっているし、選手たちが国立競技場の雰囲気を味わうだけでなく、文化に触れたり、善意をサポートしたりするのが楽しみだ」 <span class="paragraph-title">【リリース】Jリーグが今夏のトッテナム来日&ヴィッセル神戸との対戦を発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo開催決定!<br><br>7月27日(土)<br> ヴィッセル神戸 vs トッテナム ホットスパー<br>国立競技場<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグワールドチャレンジ</a><a href="https://twitter.com/visselkobe?ref_src=twsrc%5Etfw">@visselkobe</a> <a href="https://twitter.com/SpursOfficial?ref_src=twsrc%5Etfw">@SpursOfficial</a><br>詳細はこちら<a href="https://t.co/vPIgEVKuqR">https://t.co/vPIgEVKuqR</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1783332118434885924?ref_src=twsrc%5Etfw">April 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.25 13:04 Thu

居場所なきブライアン・ヒルは今夏にトッテナム退団へ? フェイエノールト関係者が関心明言「獲得に動いているのは事実」

トッテナムのスペイン代表FWブライアン・ヒル(23)は、オランダ方面から関心を受けているようだ。 2021年夏に、セビージャからトッテナムへ加入したブライアン・ヒル。しかし、イングランドでは存在感を示せず半年後にバレンシアへレンタル移籍すると、翌シーズンはチームに復帰するも出場機会はほとんどなし。2023年1月には、半年間のレンタル契約で古巣のセビージャに復帰した。 今シーズンは再びトッテナムに戻ったヒルだが、アンジェ・ポステコグルー監督が新たに就任したチームでも居場所を得られず。プレミアリーグで10試合に出場するも、ここまで先発はわずか2試合にとどまっている。 こうした状況の中、イギリス『イブニング・スタンダード』によるとヒルにはフェイエノールトからの関心がある模様。クラブのテクニカル・ディレクターであるデニス・テ・クローゼ氏はオランダの地元紙のインタビューに応じた際、獲得を望んでいると公言している。 「我々がヒルの獲得に乗り出していることは、数年前から事実だ。クラブとして何が可能かについて、もう一度考えているよ。我々は、選手がキャリアを継続するための素晴らしい機会を提供できる。ヒルは良い選手であり、彼に注目しているクラブはたくさんあるのだ」 なお、ヒルとトッテナムの現行契約は2026年夏まで。ただし、クラブは今年に入ってからほぼ出番を得られていないこともあり、夏の放出を計画中と報じられている。 2024.04.24 17:10 Wed

スパーズに激震…ウドジェが今季絶望を明かす

トッテナムのイタリア代表DFデスティニー・ウドジェの今シーズンが終了した。 ウドジェは20日、『インスタグラム』に家族を伴って病院のベッドに横たわる自身の写真と共に「ケガによって、僕のシーズンは早くも終わりを告げた。それでも、今シーズン自分を支えてくれたすべての人への感謝の気持ちは忘れません」と、手術を受けたことを明かした。 現時点でクラブからの公式なアナウンスはなく、負傷箇所やケガの程度は不明だが、一部報道では今回のケガによって3カ月程度の離脱を強いられることになる模様。そのため、イタリア代表として参戦予定だったユーロ2024出場も欠場となる見込みだ。 今シーズンにウディネーゼから正式加入となったウドジェは、ここまでの公式戦30試合に出場し、2ゴール3アシストを記録。スペイン代表DFペドロ・ポロと共に、アンジェ・ポステコグルー監督が志向する特殊なスタイルにおいて最もタスクが多いサイドバックの主力として活躍していた。 現在、アストン・ビラ、マンチェスター・ユナイテッドらと共に熾烈なトップ4争いを繰り広げるトッテナムは、残り試合でアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティ、リバプールといった強豪とのビッグマッチを控えており、多才な左サイドバックの不在は大きな痛手となる。 2024.04.21 08:00 Sun

2部リーズが岐路…若き人気銘柄と莫大な負債、もし1年でのプレミア復帰に失敗なら…

リーズ・ユナイテッドが、生きるか死ぬかの岐路に立たされているようだ。 1年でのプレミアリーグ復帰を目指す、チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ。年明けからぐんぐん調子を上げ、現在は残り3試合で自動昇格圏2位と勝ち点「1」差の3位につけている。 少なくとも6位以内に与えられる昇格プレーオフ圏は確保したなか、昇格争いとともに現地で大きく注目されているのが、主力としてチームを引っ張る若きタレントの去就だ。 まず、すでにある程度サッカーファンにも名前が通るイタリア代表FWウィルフレッド・ニョント(20)。派手なタイプではないが、昨季のプレミア経験を通じ、若くして実力を伸ばしたウインガーで、イタリア代表にも継続招集される。 U-21イングランド代表MFアーチー・グレイ(18)は、今季トップ昇格1年目でチームの屋台骨となったセントラルハーフ。父や大叔父といった身内を含め、”グレイ一族”4人目のリーズ選手であり、18歳にしてチームの象徴となっている。 U-21オランダ代表FWクリセンシオ・サマーフィル(22)は背番号10を背負い、今季リーグ戦40試合17得点8アシスト。フェイエノールトが手塩にかけて育てたウインガーで、今やリーズの浮沈を最も左右する1人として認知されるエースだ。 ニョントはエバートンから執拗に狙われ、以前にはローマ&ラツィオからの関心も明らかに。グレイはトッテナムを筆頭にプレミアトップクラブがうなる人気銘柄。左ウイングのサマーフィルには、日本代表MF三笘薫が所属するブライトンからのリストアップが判明済みだ。 これらを踏まえたうえで、リーズの状況について。 多くの方がご存知の通り、プレミアかチャンピオンシップかでは、放映権収入に天と地ほどの差があり、この点はチーム運営資金に直結。今回でいえば、リーズは昇格成功なら3選手を売らなくても困らないし、新戦力獲得の余裕も生まれるが、昇格失敗なら運営全般の体裁を整えるべく、主力売却による資金確保が待ったなしとなる。 また、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、リーズは現在1億9000万ポンド(約363億円)の負債を抱えているとのこと。もし今季で昇格できなければ、3選手の“売り”の必要性は加速し、戦力大幅ダウンで昇格なんて夢のまた夢…そんな時代が来るかもしれない。 ハッキリ言って、状況は、生きるか、死ぬか。これを“現場”が知らないはずもなく、まさに命懸けでプレミアリーグ昇格を掴まなければいけないリーズだ。 2024.04.20 20:55 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly