レヴァンドフスキのPK失敗が響きメキシコvsポーランドはドロー決着…《カタールW杯》
2022.11.23 03:05 Wed
カタール・ワールドカップ(W杯)グループC第1節のメキシコ代表vsポーランド代表が22日に行われ、0-0の引き分けに終わった。
8大会連続17回目の出場となるメキシコと、2大会連続9回目の出場となるポーランドによるグループリーグ初戦。
直近7大会連続でベスト16進出を果たしており、今大会においてもグループリーグ突破が期待されるメキシコは、慣れ親しんだ[4-3-3]の布陣を採用。37歳の守護神オチョアや守備の要エクトル・モレノ、エクトル・エレーラ、ロサーノら主力を先発で起用。エースFWのラウール・ヒメネスはベンチスタートとなった。
一方、プレーオフを制して2大会連続の本大会行きを決めたポーランドは、2トップにロベルト・レヴァンドフスキとピオトル・ジエリンスキを据えた[4-4-2]の布陣を採用。フラットに並べた中盤は右からカミンスキ、クリホヴィアク、シマンスキ、ザレフスキを起用した。
試合は開始早々にメキシコがチャンスを迎える。5分に敵陣でキヴィオルからボールを奪ったロサーノがショートカウンターを仕掛けると、右クロスからファーサイドに走りこんだベガにチャンスが訪れたが、上手く合わせることができず。
その後もメキシコの強度の高いプレーに手を焼きなかなかリズムを掴めないポーランドは、前半終了間際に右サイドのロサーノを起点とした波状攻撃を受けたが、ボックス内に人数をかけた守りでこれを弾き返し、前半はゴールレスで終了した。
迎えた後半、ポーランドはザレフスキを下げてビエリクを投入。すると54分、ゴール前まで侵入したレヴァンドフスキがモレノと交錯して倒れると、オンフィールドレビューの末にモレノのファウルが認められ、PKを獲得。しかし、レヴァンドフスキのPKはGKオチョアに完璧に読まれて痛恨の失敗に。
絶体絶命のピンチを凌いだメキシコは63分、エドソン・アルバレスがバイタルエリア手前からロングシュートを放つと、ゴール前に走りこんだマルティンがバックヘッドで合わせるが、これはGKシュチェスニーの好セーブに阻まれた。
その後、メキシコは71分にマルティンとエレーラを下げてヒメネスとカルロス・ロドリゲスを、84分にはベガを下げてアントゥナと攻撃的な選手を立て続けに投入。
対するポーランドは、87分にジエリンスキを下げて新たな攻撃の起点となるミリクを投入すると、後半アディショナルタイム4分にレヴァンドフスキのスルーパスからボックス左に走りこんだカミンスキがシュートまで持ち込んだが、これはGKオチョアが正面でキャッチ。
結局、試合はそのまま0-0でタイムアップを迎え、レヴァンドフスキのPK失敗が響いたポーランドと、ポーランドの堅守に苦戦したメキシコのカードは勝ち点1を分け合う結果となった。
8大会連続17回目の出場となるメキシコと、2大会連続9回目の出場となるポーランドによるグループリーグ初戦。
直近7大会連続でベスト16進出を果たしており、今大会においてもグループリーグ突破が期待されるメキシコは、慣れ親しんだ[4-3-3]の布陣を採用。37歳の守護神オチョアや守備の要エクトル・モレノ、エクトル・エレーラ、ロサーノら主力を先発で起用。エースFWのラウール・ヒメネスはベンチスタートとなった。
試合は開始早々にメキシコがチャンスを迎える。5分に敵陣でキヴィオルからボールを奪ったロサーノがショートカウンターを仕掛けると、右クロスからファーサイドに走りこんだベガにチャンスが訪れたが、上手く合わせることができず。
メキシコは12分にも、ショートコーナーの流れからチャベスの左クロスをゴール前のエモレノが頭で合わせたが、これは枠の上。さらに26分には、ボックス右まで仕掛けたエレーラのクロスをベガが頭で合わせたが、わずかにゴール右に外れた。
その後もメキシコの強度の高いプレーに手を焼きなかなかリズムを掴めないポーランドは、前半終了間際に右サイドのロサーノを起点とした波状攻撃を受けたが、ボックス内に人数をかけた守りでこれを弾き返し、前半はゴールレスで終了した。
迎えた後半、ポーランドはザレフスキを下げてビエリクを投入。すると54分、ゴール前まで侵入したレヴァンドフスキがモレノと交錯して倒れると、オンフィールドレビューの末にモレノのファウルが認められ、PKを獲得。しかし、レヴァンドフスキのPKはGKオチョアに完璧に読まれて痛恨の失敗に。
絶体絶命のピンチを凌いだメキシコは63分、エドソン・アルバレスがバイタルエリア手前からロングシュートを放つと、ゴール前に走りこんだマルティンがバックヘッドで合わせるが、これはGKシュチェスニーの好セーブに阻まれた。
その後、メキシコは71分にマルティンとエレーラを下げてヒメネスとカルロス・ロドリゲスを、84分にはベガを下げてアントゥナと攻撃的な選手を立て続けに投入。
対するポーランドは、87分にジエリンスキを下げて新たな攻撃の起点となるミリクを投入すると、後半アディショナルタイム4分にレヴァンドフスキのスルーパスからボックス左に走りこんだカミンスキがシュートまで持ち込んだが、これはGKオチョアが正面でキャッチ。
結局、試合はそのまま0-0でタイムアップを迎え、レヴァンドフスキのPK失敗が響いたポーランドと、ポーランドの堅守に苦戦したメキシコのカードは勝ち点1を分け合う結果となった。
メキシコの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
メキシコの人気記事ランキング
1
日本を下し銅メダル、メキシコ守護神が歓喜「子供にお父さんはメダリストだと言える」
U-24メキシコ代表のGKギジェルモ・オチョアが、銅メダル獲得を喜んだ。 東京オリンピックの男子サッカー3位決定戦が6日に行われ、U-24日本代表とU-24メキシコ代表が対戦した。 グループステージでも対戦している両者。日本が勝利していたが、この試合ではメキシコが圧倒した。 メキシコは立ち上がりからペースを掴むと、PKで先制。さらにFKから追加点を奪うと、後半はCKから3点目を奪った。 オーバーエイジとして東京オリンピックに参加したオチョアはこの試合でも好セーブを魅せる。 日本の決定機を何度となくセーブ。チームを銅メダルへと導いた。 試合後、メキシコ『マルカ』の取材にオチョアが応対。金メダルを喜び、自分たちの子供に将来自慢すると語った。 「僕の子供たちが大きくなる日には、お父さんはオリンピックのメダリストだと言えるようになるだろうね」 「手ぶらでメキシコや故郷に帰りたくはないと思っていたよ」 2021.08.06 23:10 Fri2
選手登録不可もバルセロナがメキシコ代表SBを補強? MLSで躍動のフリアン・アラウホをBチームに所属させプレーさせる狙いか
財政難で選手を補強できないはずのバルセロナだが、アメリカから選手を補強する動きを見せている。 バルセロナが獲得を目指しているのは、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーでプレーするメキシコ代表DFフリアン・アラウホ(21)だ。 アメリカのバルサアカデミーで育った後、ロサンゼルス・ギャラクシーのアカデミーでプレー。2019年3月にファーストチームにアップした。 世代別のアメリカ代表を経験し、2020年12月にはアメリカ代表デビュー。ただ、親善試合でのプレーだったため、2021年12月にメキシコ代表としてデビューを果たした。 右サイドバックや右サイドハーフでプレーするアラウホは、MLSで98試合に出場し1ゴール14アシストを記録。2022シーズンはMLSで33試合に出場し5アシストを記録し、飛躍のシーズンとなった。 MLSで躍動するアラウホは2025年までロサンゼルス・ギャラクシーとの契約があるが、バルセロナは買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得を考えているという。 ただ、バルセロナはサラリーキャップの問題を抱えており、スペイン代表MFガビ、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホの登録をラ・リーガに拒否され、契約延長を発表したスペイン代表DFマルコス・アロンソの契約も認められないという状況だ。 ただ、DFエクトル・ベジェリンがスポルティングCPへ移籍する可能性があり、夏にはDFジョルディ・アルバも退団する可能性。サイドバックを補強したいバルセロナは、ウルトラCの方法を発動。バルセロナ・アトレティックの選手として契約してファーストチームの選手としてプレーさせるというものだ。 攻撃的なサイドでもプレーできるフリアン・アラウホ。バルセロナの狙いは上手くいくだろうか。 2023.01.31 14:25 Tue3
プレミアで躍進のウォルバーハンプトン、メキシコ代表FWヒメネスをクラブ史上最高額で買取へ
昇格組ながら今シーズンのプレミアリーグで好調を維持しているウォルバーハンプトンは、チームを支えるメキシコ代表FWラウール・ヒメネス(27)の買取に近づいているようだ。イギリス『BBC』が報じた。 ヒメネスは、2018年7月にベンフィカから1年間のレンタル移籍で加入。今シーズンは公式戦37試合に出場し15ゴール8アシストを記録している。 ヒメネスに牽引されたチームはプレミアリーグで7位、FAカップでは準決勝まで進出するなど、チャンピオンシップ(イングランド2部)からの昇格組ながら好成績を残しており、ウォルバーハンプトンは買い取る準備ができたようだ。 ヒメネスの買取額は3000万ポンド(約44億500万円)と報じられており、2018年8月にミドルスブラから獲得したスペイン人FWアダマ・トラオレ(23)の1800万ポンド(約26億4300万円)を大きく超え、クラブレコードとなるようだ。 母国クラブ・アメリカでキャリアをスタートしたヒメネスは、2014年にアトレティコ・マドリーへ加入。だが、同クラブでは思うように出場機会を得られず、翌年にベンフィカへ完全移籍した。ベンフィカでは在籍3年間で1度もリーグ戦2桁ゴールを記録できなかったものの、準主力としてリーグ連覇に貢献。今季はリーグ戦33試合に出場し6ゴール7アシストの数字を残していた。 一方、メキシコ代表では通算69キャップで15ゴールと目立った数字は残せていないものの、小兵アタッカーの目立つチームの中で190cmの恵まれたサイズを武器に空中戦やポストプレーで存在感を放地、2012年のロンドン五輪では金メダル獲得にも貢献していた。 2019.04.04 11:30 Thu4
チチャリートやマルケスら主軸に加え、GKオチョアやドス・サントス兄弟も選出…メキシコ代表候補メンバー発表《コパ・アメリカ》
▽メキシコサッカー連盟(FMF)は2日、コパ・アメリカ・センテナリオに臨むメキシコ代表候補メンバーを発表した。 ▽今回のメンバーには、今シーズンのブンデスリーガで得点を量産しているFWハビエル・エルナンデス(レバークーゼン)や、ベテランDFラファエル・マルケス(アトラス)らが招集。また、ロシア・ワールドカップ予選で招集外となっていたGKギジェルモ・オチョア(マラガ)やMFジョバンニ・ドス・サントス(ロサンゼルス・ギャラクシー)らも選出されている。なお、最終メンバー23名は5月20日に発表するとしている。 ▽メキシコは、グループCに属し、ウルグアイ、ジャマイカ、ベネズエラと同居。6月5日にウルグアイと初戦と戦い、9日にジャマイカ、13日にベネズエラと対戦する。今回発表されたメキシコ代表候補メンバーは以下の通り。 <B>◆メキシコ代表候補メンバー</B> <B>GK</B> <B>ギジェルモ・オチョア</B>(マラガ/スペイン) <B>アルフレード・タラベラ</B>(トルーカ) <B>ホセ・デ・ヘスス・コロナ</B>(クルス・アスル) <B>アレハンドロ・パラシオス</B>(UNAMプーマス) <B>ホナタン・オロスコ</B>(モンテレイ) <B>DF</B> <B>ネストル・アラウホ</B>(サントス・ラグーナ) <B>ヘスス・モリーナ</B>(サントス・ラグーナ) <B>ヤセル・コロナ</B>(ケレタロ) <B>ラウール・ロペス</B>(チーバス・グアダラハラ) <B>カルロス・サルセド</B>(チーバス・グアダラハラ) <B>パウル・アギラール</B>(クラブ・アメリカ) <B>イスラエル・ヒメネス</B>(ティグレス) <B>ホセ・アルトゥーロ・リバス</B>(ティグレス) <B>ホルヘ・トーレス・ニロ</B>(ティグレス) <B>ラファエル・マルケス</B>(アトラス) <B>エクトル・モレーノ</B>(PSV/オランダ) <B>ミゲル・ラユン</B>(ポルト/ポルトガル) <B>ディエゴ・レジェス</B>(ソシエダ/スペイン) <B>MF</B> <B>ホセ・フアン・バスケス</B>(レオン) <B>エリアス・エルナンデス</B>(レオン) <B>カルロス・ペーニャ</B>(チーバス・グアダラハラ) <B>ロドルフォ・ピサーロ</B>(パチューカ) <B>ヘスス・ドゥエニャス</B>(ティグレス) <B>ジョバンニ・ドス・サントス</B>(ロサンゼルス・ギャラクシー/アメリカ) <B>エクトル・エレーラ</B>(ポルト/ポルトガル) <B>ホセ・アンドレス・グアルダード</B>(PSV/オランダ) <B>ジョナタン・ドス・サントス</B>(ビジャレアル/スペイン) <B>マルコ・ファビアン</B>(フランクフルト/ドイツ) <B>FW</B> <B>ハビエル・エルナンデス</B>(レバークーゼン/ドイツ) <B>カルロス・ベラ</B>(レアル・ソシエダ/スペイン) <B>マヌエル・コロナ</B>(ポルト/ポルトガル) <B>ラウール・ヒメネス</B>(ベンフィカ/ポルトガル) <B>オリベ・ペラルタ</B>(クラブ・アメリカ) <B>イルビング・ロサーノ</B>(パチューカ) <B>ハビエル・アキーノ</B>(ティグレス) <B>ユルゲン・ダム</B>(ティグレス) <B>オルベリン・ピネダ</B>(チーバス・グアダラハラ) <B>イサーク・ブリスエラ</B>(チーバス・グアダラハラ) <B>カンディード・ラミレス</B>(モンテレイ) <B>エドゥアルド・エレーラ</B>(UNAMプーマス) 2016.05.03 16:45 Tue5