残留かかる静岡ダービーは磐田が劇的ドロー 清水勝利目前でジャーメイン良の後半AT弾【明治安田J1第31節】
2022.10.22 18:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第31節延期分の1試合が22日にIAIスタジアム日本平で催され、清水エスパルスvsジュビロ磐田は1-1で引き分けた。
台風15号による豪雨災害の影響でこの日に代替開催された17位と清水と最下位の磐田による静岡勢の一戦。白熱必至の静岡ダービーだが、両雄ともに自動降格圏に沈む状況とあって、より重要度が増すなかでの激突となった。
8日以来のゲームで5試合ぶりの白星を狙う清水は前節から原に代わって片山が先発。一方、首位の横浜F・マリノスを下して大逆転残留に望みを繋いだ磐田は同じイレブンで挑み、1-2で競り負けた第2節のリベンジを期した。
通算52回目の静岡ダービーは両チームともに命運がかかる一戦とあって、攻撃姿勢がぶつかり合う形で立ち上がったが、次第にボールを持つ清水の流れに。主砲チアゴ・サンタナのフィニッシュで終わる攻撃も作り出し、ゴールの匂いも感じさせる。
磐田はGK三浦の好守も挟みながら踏ん張るが、清水が先制。右CKを獲得した34分、キッカーを務めた山原の右足キックをニアサイドの白崎が頭で流すと、ファーサイドの鈴木と片山が粘ってのこぼれ球をチアゴ・サンタナが左足で押し込んだ。
このまま落とすようだと、より崖っぷちに立たされる磐田はチーム全体の矢印を前向きに敵陣深くまでボールを持ち込んでいったが、シュートで終われない流れが改善されず。その状況を見るや否や59分にジャーメイン良、大津を投入する。
磐田は続く67分にも遠藤と古巣戦の松原を送り込み、70分にボックス右深くに仕掛けた大津が右足でゴール前に折り返すが、杉本に合わず、GK権田が難なく処理。前線にとって、ようやく巡ったボックス内での見せ場だったが、生かせない。
攻守にバランスを保ちながら、試合を優位に進める清水は73分に中山のアクシデント交代を余儀なくされるが、ヤゴ・ピカチュウの投入してカバー。その後にカルリーニョス・ジュニオが右足ミドルで追加点に迫るなど、ペースを崩さない。
依然として突破口を見いだせない磐田は79分、前節にJ1初ゴールで勝ち点3をもたらした古川を最後のカードで送り出すが、清水陣営も集中を切らさず。その清水は後半アディショナルタイム2分に最後の交代で原を送り込み、締めにかかる。
だが、なりふり構ってはいられない磐田は清水が交代に動いた直後、松原がボックス左に仕掛けていくと、ボールを失うが、それを回収した古川が右足でゴール前に展開。最後はジャーメイン良がトラップからの左足シュートをねじ込んだ。
耐え切れなかった清水は即座に突き放しにかかるが、チアゴ・サンタナの左足フィニッシュは惜しくもクロスバーを直撃。今度は逆に磐田も勝ち越し機が巡るが、ゴール前でフリーの古川がミスショット。互いに勝ち点1ずつを分け合った。
これで5試合勝ちなしの清水はプレーオフ圏の16位に浮上したが、残留圏浮上のチャンスを逃す結果に。4試合無敗の磐田も土壇場で勝ち点1をもぎ取ったが、逆転残留に向けては足りず、依然として厳しい状況が続いている。
清水エスパルス 1-1 ジュビロ磐田
【清水】
チアゴ・サンタナ(前34)
【磐田】
ジャーメイン良(後45+2)
台風15号による豪雨災害の影響でこの日に代替開催された17位と清水と最下位の磐田による静岡勢の一戦。白熱必至の静岡ダービーだが、両雄ともに自動降格圏に沈む状況とあって、より重要度が増すなかでの激突となった。
通算52回目の静岡ダービーは両チームともに命運がかかる一戦とあって、攻撃姿勢がぶつかり合う形で立ち上がったが、次第にボールを持つ清水の流れに。主砲チアゴ・サンタナのフィニッシュで終わる攻撃も作り出し、ゴールの匂いも感じさせる。
磐田はGK三浦の好守も挟みながら踏ん張るが、清水が先制。右CKを獲得した34分、キッカーを務めた山原の右足キックをニアサイドの白崎が頭で流すと、ファーサイドの鈴木と片山が粘ってのこぼれ球をチアゴ・サンタナが左足で押し込んだ。
チアゴ・サンタナの得点王にまた一歩前進となる今季13得点目でリードした清水はその後も優勢を続けるがなか、磐田も押し返していったが、なかなか大きなチャンスを作れずの展開。清水がより勝利に近い状況を維持して試合を折り返した。
このまま落とすようだと、より崖っぷちに立たされる磐田はチーム全体の矢印を前向きに敵陣深くまでボールを持ち込んでいったが、シュートで終われない流れが改善されず。その状況を見るや否や59分にジャーメイン良、大津を投入する。
磐田は続く67分にも遠藤と古巣戦の松原を送り込み、70分にボックス右深くに仕掛けた大津が右足でゴール前に折り返すが、杉本に合わず、GK権田が難なく処理。前線にとって、ようやく巡ったボックス内での見せ場だったが、生かせない。
攻守にバランスを保ちながら、試合を優位に進める清水は73分に中山のアクシデント交代を余儀なくされるが、ヤゴ・ピカチュウの投入してカバー。その後にカルリーニョス・ジュニオが右足ミドルで追加点に迫るなど、ペースを崩さない。
依然として突破口を見いだせない磐田は79分、前節にJ1初ゴールで勝ち点3をもたらした古川を最後のカードで送り出すが、清水陣営も集中を切らさず。その清水は後半アディショナルタイム2分に最後の交代で原を送り込み、締めにかかる。
だが、なりふり構ってはいられない磐田は清水が交代に動いた直後、松原がボックス左に仕掛けていくと、ボールを失うが、それを回収した古川が右足でゴール前に展開。最後はジャーメイン良がトラップからの左足シュートをねじ込んだ。
耐え切れなかった清水は即座に突き放しにかかるが、チアゴ・サンタナの左足フィニッシュは惜しくもクロスバーを直撃。今度は逆に磐田も勝ち越し機が巡るが、ゴール前でフリーの古川がミスショット。互いに勝ち点1ずつを分け合った。
これで5試合勝ちなしの清水はプレーオフ圏の16位に浮上したが、残留圏浮上のチャンスを逃す結果に。4試合無敗の磐田も土壇場で勝ち点1をもぎ取ったが、逆転残留に向けては足りず、依然として厳しい状況が続いている。
清水エスパルス 1-1 ジュビロ磐田
【清水】
チアゴ・サンタナ(前34)
【磐田】
ジャーメイン良(後45+2)
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