「恥ずべき行為だ」判定に怒って蹴ったボールが観客席の女性ファンを直撃…選手は「感情が先走ってしまった」と謝罪

2022.09.06 21:15 Tue
Getty Images
メジャーリーグ・サッカー(MLS)で危険な行為があった。3日、MLS第33節でニューヨーク・レッドブルズとフィラデルフィア・ユニオンが対戦。ホームのレッドブルズが0-2とビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに事件が起きた。
自陣左サイドのタッチライン付近での競り合いの中、DFドゥル・イヤーウッドが相手を倒しファウルが宣告された。次の瞬間、判定に怒ったイヤーウッドはボールを足で転がし、そのまま観客席へ向かって強く蹴りこんだのだ。

イヤーウッドはすぐに我に返り、観客に謝罪しようとピッチからスタンドまで歩み寄ったが、ボールが直撃した女性サポーターの近くにいた男性サポーターがその謝罪を拒否した。

ピッチへと戻ったイヤーウッドには、立て続けにイエローカードが提示され、退場処分となった。
ファンから「恥ずべき行為だ」、「感情のコントロールができないのか」、「プロ失格だ」と批判が相次いだこの行為について、クラブは声明を発表している。

「我々にとって最も大切なのは、レッドブル・アリーナに来場する皆様の安全です。ドゥルは大変反省しており、自分の行為が許しがたいものであることを理解しています。今後、このようなことが起こらないよう対応していきます。我々はドゥルとともにご家族とコンタクトを取り、状況を確認していきます」

また、イヤーウッド本人の謝罪文も発表している。

「土曜の試合で私が蹴ったボールに当たったファンに心から謝罪したいです。自分の感情が先走ってしまい、チーム、そしてニューヨーク・レッドブルズの全てのファンを失望させてしまいました。ファンの皆さんが無事であり、彼らが僕を許してくれることを願っています」

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