なでしこ清水梨紗がウェストハムへ加入、初の海外挑戦で長谷川唯と再びチームメイトに「一歩を踏み出す時が来た」

2022.08.28 20:31 Sun
Getty Images
ウェストハムは28日、日テレ・東京ヴェルディベレーザからなでしこジャパンのDF清水梨紗(26)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2年間。背番号は「3」となっている。ベレーザの育成組織であるメニーナ出身の清水は、2013年にトップチームデビュー。無尽蔵のスタミナを生かして、すぐさま不動の右サイドバックとしての地位を確立する。2015年からのなでしこリーグ5連覇に貢献し、皇后杯も5度制覇している。
個人としても2017年から4年連続でなでしこリーグのベストイレブンに選出。昨季スタートしたWEリーグを含めると、5季連続で選出されている。

なでしこジャパンには2018年のアルガルヴェ・カップ、オランダ女子代表戦でデビュー。2019年の女子ワールドカップ(W杯)や2021年の東京オリンピックを含む、通算53試合に出場し、1得点を記録している。

ウェストハムには日本代表MF長谷川唯が所属。ベレーザ時代に続き、再びそろってのプレーとなる。
清水は移籍に際し、両クラブに以下のようなコメントを残している。

◆ウェストハム

「ウェストハム・ユナイテッドに加入できて興奮しています」

「イギリスに行くのは初めてです。英語はそれほど得意ではないので、もっと勉強する必要があると思います。けど、これはピッチで自分の能力を最大限に発揮するために私が取り組むべきことでもあります」

「海外のトップディビジョンのクラブに参加したかったので、ウェストハムからの話を聞いたとき、その一歩を踏み出す時が来たと判断しました。ウェストハムが私にぴったりだと信じていたので、すぐにオファーを受けました」

「自分自身は非常に運動量のある選手だと思っています。ディフェンスから何度もオーバーラップをするのが好きで、チームに特別なものをもたらしたいと思いますし、このチームが素晴らしいことを成し遂げるのを助けたいです」

「(長谷川)唯さんとまた一緒にプレーできるのも楽しみです。イングランドで彼女とプレーする機会があるとは思っていなかったので、ワクワクしています。私たちは一緒に日本のサッカーを代表する選手として、ウェストハムで良い結果を残したいと思っています」

◆日テレ・東京ヴェルディベレーザ

「このたび、ウェストハムに移籍することになりました」

「まず、シーズンが始まる直前での移籍になってしまったことを申し訳なく思っています」

「この文章を書いている時も、ベレーザ、メニーナ、ヴェルディのあるこのクラブでの今までの事を思い出し、寂しい気持ちが込み上げてきます」

「中学1年生からの約14年間、このクラブに関わるたくさんの人に助けられ、怒られ、寄り添ってもらい、そしてここにしかないサッカーを教えていただいて成長することができました」

「今の自分がいるのはこのクラブのおかげです」

「感謝の気持ちでいっぱいです」

「サッカーを楽しみながら、サッカーに向き合い、日々練習をしていく中で、ベレーザで学んだ事を表現できるか、自分よりも大きく、強く、速い選手がたくさんいる環境で挑戦してみたいという気持ちが強くなり、海外に行く決断をしました」

「私はベレーザのサッカーが大好きです」

「ベレーザで学んだ事を活かして新天地で頑張りたいと思います」

「これからも変わらず応援していただけると嬉しいです」

「最後になりましたがファン・サポーターのみなさん、パートナー企業やホームタウンのみなさん、クラブの関係者のみなさん、本当にありがとうございました」

「追伸:去年ベレーザはリーグ3位でしたが、今年は絶対やってくれます。離れてもめちゃくちゃ応援します。一緒に戦います。みなさんも私に負けないぐらいベレーザの事を応援してください!」

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