6試合がドロー! 首位・横浜FCは引き分け、2位新潟が鈴木孝司の2発で快勝し首位浮上!【明治安田J2第26節】

2022.07.10 21:08 Sun
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10日、明治安田生命J2リーグ第26節の11試合が行われた。

現在首位を走り、8戦無敗の横浜FC(勝ち点50)はアウェイで14位の徳島ヴォルティス(勝ち点32)と対戦。徳島も3戦無敗と勝ち点を重ねている状況で迎えた。
試合は立ち上がり方互いに攻め合う中、どちらがペースを握っているという状況でもない中、29分に横浜FCがFKから先制する。

ボックス手前左からのFKから長谷川がクロス。これに対して小川が飛び込むと、ボールには当たらずもGKがファンブル。最後は岩武がこぼれ球を押し込み、横浜FCが先制する。岩武はJリーグ初ゴールとなった。

前半は横浜FCがリードして折り返した試合。徳島は後半に強度を高くし、チャンスを作っていく。すると71分、ボックス内右で杉森が藤岡らパスを受けてシュートも、亀川がブロック。しかし、72分に白井からボックス手前の児玉にパスが入ると、これを繋ぐと1つ前と同じような位置から杉森が決め切り、徳島が同点に追いつく。
ペースを握っていく徳島は86分にも決定機。ボックス内左でパスを受けた安部が鋭い切り返しで相手をかわしてシュート。しかし、GKブロダーセンが立ちはだかる。

さらに90分には右サイドから杉森がクロス。これをボックス内で藤尾がヘッドも、GKブローダーセンがセーブする。

後半は徳島が押し込み続けた中、最後の1点を奪い切れず勝ち点1を分け合った、

ここまで7戦無敗のV・ファーレン長崎は(勝ち点39)はホームにいわてグルージャ盛岡(勝ち点26)を迎えた一戦。

試合は10分、右サイドからのスローインの流れから、ボックス左での五分のボールを米田が競り勝つと、フリーでクロス。ボックス中央でエジガル・ジュニオがヘディングで合わせて、長崎が先制する。エジガル・ジュニオは、平和祈念像のポーズを真似たパフォーマンスを見せた。

長崎が1点を先制した中26分には岩手。左CKからクロスをキム・ジョンミンがヘッドで合わせてネットを揺らすが、オタボーがGK富澤雅也の邪魔をしたとしてファウルを取られ、ゴールは認められなかった。

押し込み続ける長崎は43分、スローインから加藤がダイレクトではたくと、ボックス左から澤田がグラウンダーのクロス。これがオウンゴールを誘発し、長崎が追加点を奪う。

長崎が2点リードで迎えた後半だったが、岩手がサイドを起点に攻め込むと65分、ボックス手前でボールを持った加賀美が落とすと、弓削が抑えの効いたミドルシュート。鋭いシュートは左ポストに直撃してネットを揺らし1点を返すことに成功。GK富澤は一歩も動けなかった。

さらに72分にはまたも加賀美のパスを受けたオタボーがかなり離れた位置から右足一閃。ゴール右に飛ぶと、バウンドしたボールがゴール右に決まり、岩手がミドル2発で同点に。そのまま引き分けに終わった。

2位のアルビレックス新潟(勝ち点48)は16位のレノファ山口FC(勝ち点31)と対戦。新潟は連敗がない中で、前節の敗戦を払拭したい一戦となった。

新潟は45分、スルーパスに反応した星がボックスない左から折り返すと、ニアサイドに走り込んだ鈴木が滑り込みながら合わせて、新潟が先制する。

前半終了間際に先制した新潟は、後半早々にもゴールを奪う。50分、左CKからのクロスはGKがパンチング。高がダイレクトでミドルシュートを打つと、跳ねたボールを鈴木がヘッドで押し込み、新潟が追加点を奪う。

新潟はさらに73分、カウンターから右サイドに展開。スルーパスに反応した鈴木がグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだ伊藤がボックス内で合わせて、リードを3点とする。

3点ビハインドの山口は90分、CKの流れからのヘッドをGK小島がセーブ。しかし、こぼれ球を梅木が詰めて、山口が1点を返す。

しかし、リードを守り切った新潟が3-1で山口に勝利。首位の横浜FCが引き分けたため、新潟が首位に浮上した。

◆明治安田生命J2リーグ第26節

水戸ホーリーホック 1-1 ツエーゲン金沢
ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC
ヴァンフォーレ甲府 3-1 ブラウブリッツ秋田
徳島ヴォルティス 1-1 横浜FC
V・ファーレン長崎 2-2 いわてグルージャ盛岡
モンテディオ山形 0-1 ロアッソ熊本
ザスパクサツ群馬 0-2 FC町田ゼルビア
大宮アルディージャ 2-2 東京ヴェルディ
レノファ山口FC 1-3 アルビレックス新潟
大分トリニータ 2-2 ファジアーノ岡山
FC琉球 1-1 ベガルタ仙台
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