スタッフ自殺が発覚したチェルシー、新オーナーが動く「我々の使命は信頼されるような職場環境を作ること」
2022.07.02 15:05 Sat
クラブ内部でいじめによるスタッフの自殺があったことが判明したチェルシー。これを受けて、トッド・ベーリー新オーナーが早くも動いているようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
被害者の一人だったビグネル氏は9月に解雇された後、鬱などに悩まされ、果ては今年1月に自ら命を絶ってしまう事態に。そのビグネル氏と一緒に働いていた12人のスタッフの話によれば、50人ほどいたスタッフのうち、少なくとも10人は退職したという。
今回の報道でトッド・ベーリー氏は「ピッチの上では勝利しているが、クラブの文化をどのように改善できるかを見直し、分析する必要がある」と書簡で説明。新たに外部捜査チームを任命し、職場の透明性、説明責任、包括性、多様性および機会の向上を望んでいるとした。
ベーリー氏はまた、「すべての従業員の身体的、精神的な健康と幸福が最も重要である。私たちの使命は、誰もが安全で、仲間に恵まれ、評価され、信頼されるような職場環境を作ることだ。私たちは、最高の基準を設定し、達成するためにたゆまぬ努力を続ける」と伝えている。
オーナー交代で過渡期を迎えているチェルシー。新シーズンに向けての補強もままならない中、解決すべき問題は山積みのようだ。
PR
アメリカ『ニューヨーク・タイムズ』は先日、2009年からチェルシーで働いていたリチャード・ビグネル氏が自殺したと報じた。同クラブでは昨年3月、マーケティング部門の文化的見直しを行うために外部から人材を雇ったが、それ以降パワハラが日常的に行われていたとのこと。今回の報道でトッド・ベーリー氏は「ピッチの上では勝利しているが、クラブの文化をどのように改善できるかを見直し、分析する必要がある」と書簡で説明。新たに外部捜査チームを任命し、職場の透明性、説明責任、包括性、多様性および機会の向上を望んでいるとした。
ベーリー氏はまた、「すべての従業員の身体的、精神的な健康と幸福が最も重要である。私たちの使命は、誰もが安全で、仲間に恵まれ、評価され、信頼されるような職場環境を作ることだ。私たちは、最高の基準を設定し、達成するためにたゆまぬ努力を続ける」と伝えている。
そしてクラブは「リチャードのご家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。彼の死は、クラブの同僚やサッカー界全体で深く受け止められています」と追悼の意を表し、新オーナーとともに事実を解明していくことに努めるとコメントを発表した。
オーナー交代で過渡期を迎えているチェルシー。新シーズンに向けての補強もままならない中、解決すべき問題は山積みのようだ。
PR
|
関連ニュース