また町野!5戦6発エースの決勝点で湘南が京都との熱戦を制す【明治安田J1第18節】
2022.06.26 20:38 Sun
26日、明治安田生命J1リーグ第18節の京都サンガF.C.vs湘南ベルマーレがサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、1-0でアウェイの湘南が勝利を収めた。
12年ぶりのJ1でもアグレッシブな戦いを披露する京都は、前半戦を9位で終えた。前節も敗れはしたが、難敵・鹿島アントラーズを相手に善戦。今節は[4-3-3]のアンカーに井上を起用し、インサイドハーフを武富と金子が務めた。
序盤は苦戦を強いられた中でスタイルを取り戻す兆しの見える湘南だが、快勝した川崎フロンターレ戦後に対セレッソ大阪3連敗やFC東京戦後の天皇杯敗戦など、調子の良さを継続できていない。今節は好ゲームを披露したそのFC東京戦と同じ11人でスタートした。
曹貴裁監督と山口智監督、互いの指揮官にとって古巣対決となるカードは、3月の対戦時は1-1と未決着。試合前の気温30度が互いの走力にどう影響するかにも注目が集まった一戦の序盤は、湘南が奪ってからの素早い攻撃で形を作った。
瀬川のスルーパスから池田の左足はGK上福元に阻まれるも、13分には町野がネットを揺らす。高橋のスルーパスから裏を取り、GKとの一対一を制するも、オフサイドディレイでゴールは認められなかった。
30分を過ぎると再び湘南が連続してチャンスを迎える。大岩の右クロスから瀬川がジャンピングボレーを放てば、39分にはボックス左に侵入した高橋、直後には町野のクロスに茨田が飛び込んだ。
前半終了間際の京都は1本のパスで裏を取り、ウタカがGK谷をかわしてのフィニッシュ。ハーフタイムにはアピアタウィアと荒木に代えてメンデスと福岡を投入し、3バックに変更してミラーゲームを展開した。プレッシングが機能し始め、攻守の連動性が増すと、豊川のそらしからウタカがGK谷をかわして左足のフィニッシュというチャンスを迎える。
杉岡のブロックでこれをしのいだ湘南も直後の71分に茨田、池田からタリク、大橋へのスイッチで再び前線を活性化させると、3分後には出足の良い舘のインターセプトから投入された大橋が右足のフィニッシュ。さらにタリクにもチャンスが訪れたが、81分の決定機はGK上福元の見事な飛び出しに阻まれた。
流れを取り戻した湘南は83分にも畑と米本の2枚を送り込むと、この交代策が的中する。右サイドでの作りから中央を経由して米本がスルーパスを送ると、左のポケットを取ったフリーの畑が丁寧なグラウンダーの折り返し。最後は反応した町野が右足でネットを揺らし、87分に均衡を破った。2戦連続ゴールで殊勲の町野は直後にウェリントンと交代し、ゴール裏の一角を位置取った湘南サポーターからスタンディングオベーションで迎えられた。
短い残り時間で反撃に出る京都だったが、湘南も集中を切らさずに対応を続けてタイムアップ。湘南が今季2度目の2連勝を飾り、一方の京都は今季2度目の2連敗となった。
京都サンガF.C. 0-1 湘南ベルマーレ
【湘南】
町野修斗(後42)
12年ぶりのJ1でもアグレッシブな戦いを披露する京都は、前半戦を9位で終えた。前節も敗れはしたが、難敵・鹿島アントラーズを相手に善戦。今節は[4-3-3]のアンカーに井上を起用し、インサイドハーフを武富と金子が務めた。
曹貴裁監督と山口智監督、互いの指揮官にとって古巣対決となるカードは、3月の対戦時は1-1と未決着。試合前の気温30度が互いの走力にどう影響するかにも注目が集まった一戦の序盤は、湘南が奪ってからの素早い攻撃で形を作った。
瀬川のスルーパスから池田の左足はGK上福元に阻まれるも、13分には町野がネットを揺らす。高橋のスルーパスから裏を取り、GKとの一対一を制するも、オフサイドディレイでゴールは認められなかった。
対する京都は23分に古巣対戦となった武富が距離のある中で右足を振る。直後にはボックス右へ流れたボールをピーター・ウタカがGK谷より先に触り、角度のない位置からループ。さらには、こちらも古巣対戦となる金子の右足のミドルでゴールに迫る。
30分を過ぎると再び湘南が連続してチャンスを迎える。大岩の右クロスから瀬川がジャンピングボレーを放てば、39分にはボックス左に侵入した高橋、直後には町野のクロスに茨田が飛び込んだ。
前半終了間際の京都は1本のパスで裏を取り、ウタカがGK谷をかわしてのフィニッシュ。ハーフタイムにはアピアタウィアと荒木に代えてメンデスと福岡を投入し、3バックに変更してミラーゲームを展開した。プレッシングが機能し始め、攻守の連動性が増すと、豊川のそらしからウタカがGK谷をかわして左足のフィニッシュというチャンスを迎える。
杉岡のブロックでこれをしのいだ湘南も直後の71分に茨田、池田からタリク、大橋へのスイッチで再び前線を活性化させると、3分後には出足の良い舘のインターセプトから投入された大橋が右足のフィニッシュ。さらにタリクにもチャンスが訪れたが、81分の決定機はGK上福元の見事な飛び出しに阻まれた。
流れを取り戻した湘南は83分にも畑と米本の2枚を送り込むと、この交代策が的中する。右サイドでの作りから中央を経由して米本がスルーパスを送ると、左のポケットを取ったフリーの畑が丁寧なグラウンダーの折り返し。最後は反応した町野が右足でネットを揺らし、87分に均衡を破った。2戦連続ゴールで殊勲の町野は直後にウェリントンと交代し、ゴール裏の一角を位置取った湘南サポーターからスタンディングオベーションで迎えられた。
短い残り時間で反撃に出る京都だったが、湘南も集中を切らさずに対応を続けてタイムアップ。湘南が今季2度目の2連勝を飾り、一方の京都は今季2度目の2連敗となった。
京都サンガF.C. 0-1 湘南ベルマーレ
【湘南】
町野修斗(後42)
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