野津田岳人が得意のFKで7年ぶりゴール! 広島が名古屋を下して連勝【明治安田J1第16節】
2022.05.28 16:00 Sat
明治安田生命J1リーグ第16節、サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスが、28日にエディオンスタジアムで行われ、1-0で広島が勝利した。
広島は前節、京都サンガF.C.に3-1で快勝し、リーグ戦ここ9試合で5勝目を挙げた。ただ、25日に予定されていたガンバ大阪戦は、新型コロナウイルス感染者が続出したことにより中止に。この名古屋戦の開催も危ぶまれたが、感染拡大に至らなかったこともあり、無事行われることになった。スタメンに関しては京都戦から森島が外れ、柴崎がリーグ戦では今季初の先発となった。
一方の名古屋は現在4連勝中。25日の前節アビスパ福岡戦では、前半にチアゴが退場となりながらも、序盤のゴールを守り切って勝利を収めた。スタメンはそのチアゴと宮原に代わり、藤井とレオ・シルバが起用されている。
両チームのOBである佐藤寿人氏が見守る中、試合は2分、広島の選手のトラップミスを突いた名古屋が右サイドからチャンスメイク。柿谷がボックス右に侵攻しクロスを上げたが、ここは味方に合わなかった。
一方の広島も7分、敵陣中央でのFKがチャンスを生む。野津田がクロスを入れると、GKランゲラックがこれをファンブル。すかさず柏がヘディングで押し込みにかかるが、寸前のところで柿谷にクリアされゴールならず。
守護神負傷交代のアクシデントに見舞われた名古屋を尻目に、広島はビッグチャンスを迎える。23分、相手のミスパスを自陣で奪った藤井が右サイドを独走。ボックス手前まで運び、縦に速いクロスを入れると、ベン・カリファがダイレクトで合わせたシュートが右ポストを直撃。そのこぼれ球をベン・カリファが頭で押し込んだが、DFに当たってネットを揺らすことはできなかった。
30分にドリブルで抜け出したマテウスを佐々木が遅れてチャージに入り、ファウル判定。ボックス手前の好機だったこともあり、名古屋の選手はイエローカードを主張したが、佐々木に対してお咎めはなし。意見の分かれるシーンとなった。
後半から名古屋は柿谷を下げて石田を投入。一方、日程的に有利の広島は、引き続き同じ11人で後半も強度の高いプレーを見せていく。すると58分、押し込んでいた中で満田が倒されてボックス手前右でFKを獲得。野津田が縦回転をかけてシュートを放つと、GKの逆を突く形でゴール右に決まり、ホームチームが先制した。
野津田の広島での7年ぶりのゴールにホームサポーターも沸く中、60分には満田のスルーパスからベン・カリファにシュートシーン。だが、ここは威力が弱く、GKにキャッチされた。
その後も素早い攻守の切り替えで有利に進めていく広島。名古屋は連戦の疲労もあってか後手に回されてしまう。73分には、広島はFKのリスタートから満田がミドルシュートでGKを強襲。75分が過ぎた時点で、すでにシュート数は倍以上の差がついている。
それでも名古屋も80分手前から押し返す時間帯に。広島は危機を察知してか、ジュニオール・サントスと柏を下げて永井と青山を投入してリフレッシュを図る。
再び強度を高めていきたい広島だが、85分にはここまでで最もヒヤリとするシーンが。名古屋は縦パスに反応した酒井のポストプレーから、ボックス手前右のマテウスがシュート。左足でゴール左を狙ったが、惜しくも枠に収められなかった。
89分には、何度もマッチアップを繰り返してきた藤井と相馬が走力勝負に。ここは前に出た相馬を藤井がたまらず手を使って止めてしまい、イエローカードの対象となった。
終盤にかけて猛攻を続ける名古屋は、アディショナルタイムに稲垣が得意のミドルシュートを放つが、広島も永井が顔面ブロックの決死の守備を見せる。
そして、最後は2度のCKを凌いだ広島が1-0で逃げ切り勝利。2連勝を収めた。
サンフレッチェ広島 1-0 名古屋グランパス
【広島】
野津田岳人(後13)
広島は前節、京都サンガF.C.に3-1で快勝し、リーグ戦ここ9試合で5勝目を挙げた。ただ、25日に予定されていたガンバ大阪戦は、新型コロナウイルス感染者が続出したことにより中止に。この名古屋戦の開催も危ぶまれたが、感染拡大に至らなかったこともあり、無事行われることになった。スタメンに関しては京都戦から森島が外れ、柴崎がリーグ戦では今季初の先発となった。
両チームのOBである佐藤寿人氏が見守る中、試合は2分、広島の選手のトラップミスを突いた名古屋が右サイドからチャンスメイク。柿谷がボックス右に侵攻しクロスを上げたが、ここは味方に合わなかった。
一方の広島も7分、敵陣中央でのFKがチャンスを生む。野津田がクロスを入れると、GKランゲラックがこれをファンブル。すかさず柏がヘディングで押し込みにかかるが、寸前のところで柿谷にクリアされゴールならず。
エースのファインプレーで難を逃れた名古屋だったが、この時にランゲラックが足を負傷。開始9分で交代を余儀なくされ、GK武田がリーグ戦今季初出場となった。
守護神負傷交代のアクシデントに見舞われた名古屋を尻目に、広島はビッグチャンスを迎える。23分、相手のミスパスを自陣で奪った藤井が右サイドを独走。ボックス手前まで運び、縦に速いクロスを入れると、ベン・カリファがダイレクトで合わせたシュートが右ポストを直撃。そのこぼれ球をベン・カリファが頭で押し込んだが、DFに当たってネットを揺らすことはできなかった。
30分にドリブルで抜け出したマテウスを佐々木が遅れてチャージに入り、ファウル判定。ボックス手前の好機だったこともあり、名古屋の選手はイエローカードを主張したが、佐々木に対してお咎めはなし。意見の分かれるシーンとなった。
後半から名古屋は柿谷を下げて石田を投入。一方、日程的に有利の広島は、引き続き同じ11人で後半も強度の高いプレーを見せていく。すると58分、押し込んでいた中で満田が倒されてボックス手前右でFKを獲得。野津田が縦回転をかけてシュートを放つと、GKの逆を突く形でゴール右に決まり、ホームチームが先制した。
野津田の広島での7年ぶりのゴールにホームサポーターも沸く中、60分には満田のスルーパスからベン・カリファにシュートシーン。だが、ここは威力が弱く、GKにキャッチされた。
その後も素早い攻守の切り替えで有利に進めていく広島。名古屋は連戦の疲労もあってか後手に回されてしまう。73分には、広島はFKのリスタートから満田がミドルシュートでGKを強襲。75分が過ぎた時点で、すでにシュート数は倍以上の差がついている。
それでも名古屋も80分手前から押し返す時間帯に。広島は危機を察知してか、ジュニオール・サントスと柏を下げて永井と青山を投入してリフレッシュを図る。
再び強度を高めていきたい広島だが、85分にはここまでで最もヒヤリとするシーンが。名古屋は縦パスに反応した酒井のポストプレーから、ボックス手前右のマテウスがシュート。左足でゴール左を狙ったが、惜しくも枠に収められなかった。
89分には、何度もマッチアップを繰り返してきた藤井と相馬が走力勝負に。ここは前に出た相馬を藤井がたまらず手を使って止めてしまい、イエローカードの対象となった。
終盤にかけて猛攻を続ける名古屋は、アディショナルタイムに稲垣が得意のミドルシュートを放つが、広島も永井が顔面ブロックの決死の守備を見せる。
そして、最後は2度のCKを凌いだ広島が1-0で逃げ切り勝利。2連勝を収めた。
サンフレッチェ広島 1-0 名古屋グランパス
【広島】
野津田岳人(後13)
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