新潟がU-21日本代表三戸舜介のゴールなどで勝利し首位肉薄! 裏天王山は大宮が琉球を下し降格圏脱出【明治安田J2第18節】

2022.05.25 21:54 Wed
©︎J.LEAGUE
25日、明治安田生命J2リーグ第18節の11試合が行われた。

首位のベガルタ仙台(勝ち点35)は4位のファジアーノ岡山(勝ち点27)と対戦。ゴールレスドローに終わった。
上位対決となった一戦。岡山の木山隆之監督にとっては古巣対戦となった一戦となった。

立ち上がりから積極さを見せた中5分、ミッチェル・デュークの展開からハン・イグォンが持ち出してシュートも枠外となる。

仙台は中島元彦のミドルシュート、岡山はミッチェル・デュークがミドルシュートでゴールを狙うが、共に枠を外れていく。
仙台は30分、内田裕斗からのクロスを走り込んだ富樫敬真がヘッド。しかし、これは強く叩けず、GK堀田大暉がキャッチする。

仙台は後半に氣田亮真がカットインからミドルシュート。これは枠に飛ぶがGK堀田がセーブする。

後半はホームの仙台が押し込み続けるが、富樫、氣田のシュートは惜しくも決まらず。ゴールが遠い展開が続く。

岡山は85分、左CKからのクロスを柳育崇がヘッド。これは枠に飛ぶがGK小畑裕馬がキャッチ。ゴールを奪えず、1-1の引き分けに終わった。

2位のアルビレックス新潟(勝ち点32)はアウェイで水戸ホーリーホック(12位/勝ち点22)と対戦し、0-3で勝利を収めた。

連勝を目指す新潟だったが、先にチャンスを作ったのは水戸。8分、椿直起がカットインからシュート。しかし、これは右ポストを直撃する。

対する新潟は14分、新潟は後方からのビルドアップを繋ぎ、最後は三戸舜介がボックス内右からシュート。これはGK山口瑠伊がセーブ。こぼれ球を谷口海斗が詰めにいくがゴールに飛ばない。

すると30分、水戸はカウンターから木下康介が運び、折り返しを安藤瑞季が合わせにいくが、千葉和彦がブロック。黒石貴哉がこぼれ球を拾ってシュートもGK小島亨介がセーブする。

互いにゴールに迫る中ゴールレスで後半を迎えた中53分、三戸がインターセプトのまま持ち出すとカウンター。3-2の状況となったがそのままミドルシュート。GKの手を弾いてゴールに決まり、先制に成功する。

さらに67分、左からのCKからファーサイドにフリーで走り込んだ本間至恩がダイレクトで合わせて新潟が追加点を奪う。

2点リードを奪うと、85分には左サイドでボールを持った本間がドリブルでカットイン。ワンツーで崩すと、ミドルシュートが鈴木孝司の背中に当たって跳ねて決まり、新潟が0-3で勝利を収めた。

また、横浜FC(3位/勝ち点32)はアウェイでいわてグルージャ盛岡(22位/勝ち点14)とアウェイで対戦した。

上位と下位の対決となる中、先にネットを揺らしたのは横浜FC。39分、ボックス右でFKを得た横浜FCは長谷川竜也のクロスからファーサイドでガブリエウがヘッド。これが決まり先制する。

積極的なプレーを見せる岩手だが、横浜FCとの力の差を感じる展開に。それでもしっかりと我慢しながら戦っていたが、うまく試合をコントロールされると、60分に一瞬の隙を突かれてしまう。

GKからのロングフィードがフリックされるも、最終ラインの牟田が拾ってバックパス。しかし、弱いパスを予測したのかサウロ・ミネイロはすでに追いかけており、そのまま流し込んだ。

横浜FCがリードを保ったまま終盤へ。強風の中での試合となったがアディショナルタイムにはボックス手前で小川がコントロールからシュートをねじ込み3点目。リードを広げるが、岩手はその後も押し込むとボックス内右でパスを受けたブレンネルが豪快に蹴り込み一矢報いる。しかし、そのまま試合は終了し、1-3で横浜FCが勝利した。

その他、降格圏の大宮アルディージャ(21位/勝ち点14)と勝ち点でならぶFC琉球(20位/勝ち点14)の一戦は、1-0で大宮が勝利した。

前半はアウェイの琉球が押し込む展開となった中、大宮は粘りの守備を見せて得点を許さず。

後半に入り、大宮がギアを上げて盛り返すと、71分に柴山昌也のクロスを田代真一がジャンピングボレーでニアサイドを撃ち抜き先制。1-0で逃げ切り、順位を入れ替えることに成功した。

◆明治安田生命J2リーグ第15節

いわてグルージャ盛岡 1-3 横浜FC
ベガルタ仙台 0-0 ファジアーノ岡山
モンテディオ山形 1-0 レノファ山口FC
水戸ホーリーホック 0-3 アルビレックス新潟
栃木SC 1-0 FC町田ゼルビア
ザスパクサツ群馬 2-3 ロアッソ熊本
大宮アルディージャ 1-0 FC琉球
東京ヴェルディ 1-3 ツエーゲン金沢
V・ファーレン長崎 0-2 ジェフユナイテッド千葉
大分トリニータ 1-1 ブラウブリッツ秋田
ヴァンフォーレ甲府 1-1 徳島ヴォルティス
関連ニュース

J2最下位、監督交代の群馬が誹謗中傷行為に声明「悪質な行為を看過することはできません」

ザスパ群馬は10日、誹謗中傷行為へ声明を発表した。 群馬によると、所属選手やスタッフ、特定の人物に対しての誹謗中傷が相次いでいるという。 また、憶測による誤った情報の拡散や、機密情報にあたる情報漏洩および拡散等も散見されているとのことだ。 「このたび、当クラブ所属選手・スタッフおよび特定の者に対し、誹謗中傷が相次いでおります」 「また、憶測による誤った情報の拡散や、機密情報にあたる情報漏洩および拡散等も散見され、当クラブとしてはこのような悪質な行為を看過することはできません」 「本件に関して、当クラブ及び当事者に対して危害が加えられる恐れがあることから、所轄の警察署へ相談をし、特定した当該者等への法的処置をはじめとした適切な対応をとってまいります」 「ファンのみなさまには、このような誹謗中傷等を拡散しないこと、SNS等での投稿にあたってリテラシーやマナーを守っていただくことをお願い申し上げます」 今シーズンの群馬はクラブ名称も変更し、ロゴなども変更していたが、成績は14試合を終えて1勝3分け10敗の最下位に位置。また、シーズン途中には一部でパワハラ問題が報じられるなど、ピッチ外でも騒がしいシーズンとなった。 また、大槻毅監督も成績不振により解任。厳しい言葉も多く寄せられているが、誹謗中傷はいかなる理由があってもしてはいけない。 2024.05.10 22:43 Fri

横浜FCの大卒ルーキー宮田和純が鳥取に育成型期限付き移籍

ガイナーレ鳥取は10日、横浜FCからFW宮田和純(23)の育成型期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2025年1月31日までで、横浜FC戦は出場不可。11日のトレーニングからチームに合流見込みだ。 宮田は流通経済大学から今季入団のルーキーで、ここまでルヴァンカップ1試合に出場。横浜FC入りから数カ月だが、出場機会を求め、明治安田J3リーグを戦う鳥取行きの運びとなった。 新天地を通じて「ガイナーレ鳥取の勝利に貢献出来るように全力を尽くします。ファン、サポーターの皆さんよろしくお願いします」と意気込みを語っている。 一方の横浜FCでは「成長し横浜FCの力になれるように全力で頑張ります」と武者修行先で活躍しての帰還を誓った。 2024.05.10 16:00 Fri

仙台が石尾陸登、工藤蒼生、オナイウ情滋の大卒勢とプロA契約! それぞれ決意を新たに

ベガルタ仙台は10日、DF石尾陸登(22)、MF工藤蒼生(23)、MFオナイウ情滋(23)とのプロA契約締結を発表した。 プロA契約に必要な公式戦の出場時間規程を満たしたことで、プロC契約から変更の3選手はクラブの公式サイトでそれぞれ喜びの言葉とともに、決意を新たにした。 ◆石尾陸登 「プロA契約を締結できたことをとてもうれしく思います。今まで以上にプロサッカー選手としての自覚と責任を持ち、感謝の気持ちを忘れず成長できるように、日々努力していきます。これからも引き続き応援よろしくお願いします」 ◆工藤蒼生 「プロA契約になったことはとてもうれしいですが、個人、チームでまだ何も成し遂げてないので、これからさらに気を引き締めて練習に励み、成長し続けます。今後ともよろしくお願いいたします」 ◆オナイウ情滋 「プロA契約を締結できたことをとてもうれしく思います。まだまだ力不足を感じることばかりで、ここからさらに成長をしていきたいと強く思っているので、満足することなく初心を忘れずに、ファン、サポーターのみなさんと最高のシーズンにするため、日々努力していきます。これからも応援よろしくお願いします」 仙台大学出身の石尾は今季から正式入団。仙台アカデミー育ちで阪南大学から入団の工藤、2023年に新潟医療福祉大学から加入したオナイウ情滋はそれぞれ今季が2年目となる。 2024.05.10 11:45 Fri

水戸、暫定指揮官の森直樹氏が監督に正式就任!指揮を執った前節は白星「何としてもJ2に残留」

水戸ホーリーホックは9日、暫定的に指揮を執っていたディベロップメントコーチの森直樹氏(46)が、正式に監督に就任すると発表した。 森氏は2005年に水戸で現役生活を終えると、その後は同クラブのユースでコーチや監督を歴任。2016年からはトップチームのコーチを務めており、今シーズンはディベロップメントコーチという肩書で濱崎芳己前監督を支えていた。 しかし、チームは開幕戦でいわきFCに勝利したものの、第2節から4連敗。その後も波に乗れず降格圏に転落したこともあり、クラブは4日に濱崎監督の解任を発表。森氏が暫定指揮官として臨んだ明治安田J2リーグ第14節のロアッソ熊本戦は、2-0で勝利していた。 監督就任が発表された森氏は、クラブを通じてコメントしている。 「この度、水戸ホーリーホックの監督に就任することになりました森直樹です。まずはディベロップメントコーチという立場、クラブの一員として、監督を交代するという状況になってしまったことを大変申し訳なく、悔しく思っています」 「今まで残留争い、クラブ消滅の危機、東日本大震災など多くの困難があり、その度にクラブに関わる全ての方々と共に何度も困難を乗り越えてきました。2003年に選手として水戸ホーリーホックへ加入してから、このクラブで現役を終え、このクラブで指導者としてのキャリアをスタートさせていただきました」 「選手として3年、2006年に指導者となってから18年、このクラブに在籍して今年で22年目となります。このクラブのピンチだからこそ、自分が立ち上がらなければならない。とオファーを受けることを決断しました」 「そして、熊本戦で掲げてくれた「水戸のDNA 森直樹 俺達も共に戦う」という横断幕を見て、どんな時も付いてきてくれるみんなのためにも、水戸ホーリーホックとはどんなクラブなのか、若い選手達へ伝えるだけでなく、それをプレーで表現できるように自分がやるしかないと感じました」 「今まで繋いできてくれた方々のためにも、何としてもJ2に残留すること。いち早く残留争いを抜け出すこと。今はそれだけを考え、目の前の試合に全力で臨みます。クラブに関わる全ての方々と一緒なら、この困難も乗り越えられると思っています。最後まで共に戦ってください」 2024.05.09 18:30 Thu

バスを叩き走行を妨害した徳島サポーター1名が5試合入場禁止…アウェイも含め第22節までの処分に

徳島ヴォルティスは9日、サポーター1名の処分を発表した。 問題が起こったのは、3日に行われた明治安田J2リーグ第13節の愛媛FC戦。“四国ダービー”でもあった試合で、試合前に徳島のサポーター1名が、会場入りするバスの車体側面を叩き、バスの走行を妨害していた。 これは、威嚇的な行為にあたり、Jリーグでは禁止されている行為。Jリーグ試合運営管理規程に照らし合わせ、1名をホームゲーム5試合の入場禁止処分とすることを発表した。 なお、対象はすでに6日に行われているアウェイでの第14節ファジアーノ岡山戦から適用され、6月29日の明治安田J2第22節のV・ファーレン長崎戦までのホームゲーム5試合に。その間のアウェイゲームも入場禁止となる。 <div id="cws_ad"><hr>【お詫びと訂正】<br/>当該記事に関しまして、「愛媛FCのバス」と記載しておりましたが、チーム名は特定されておりませんでした。訂正してお詫び申し上げます。</div> 2024.05.09 11:13 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly