ロシアW杯では日本も…昇格懸けた試合で起きた12分間の“ボール回し”に賛否 指揮官は「なぜ攻める必要がある?」
2022.05.10 12:25 Tue
レギオナルリーガ・ズュートヴェスト(ドイツ4部)の試合で起きた12分間のボール回しが物議を醸している。
得失点差の関係で、引き分け以上で事実上昇格が決定するエルフェアスブルクは、3分に先制するも26分に同点に追い付かれ、そのまま試合終盤を迎える。
一方、昇格を争うウルムは2点ビハインドの76分に敗戦をほぼ決定づける3失点目を喫してしまう。
この情報を得たエルフェアスブルクは、そこから最終ラインでのボール回しに終始。残留をより確かなものにしたいFSVフランクフルトもこれを良しとし、ハーフウェイラインより前にはほとんどプレッシャーをかけない展開となった。
記憶に新しいのが、2018年のロシア・ワールドカップでの日本代表のボール回し。当時、ポーランド代表相手に0-1でビハインドだった日本だが、他会場の結果的にイエローカード数の差で日本が2位となる状況で、攻めずに自陣でのボール回しを続けた。
この12分間について、やはり多くの波紋が。「不可侵条約が結ばれた」、「サッカー界のスキャンダルだ」、「こんなの見たくもない」、「立派な戦法だ」、「何も問題ない」と賛否を呼んでいる。
当事者となったエルフェアスブルクのホルスト・シュテフェン監督は「『大きなリスクは取らない』と言っていたフランクフルトがもし攻めてきたら、もっと前でプレーすることを余儀なくされただろう。だがそれはなかった。その点では、ボールを跳ね返してタイムアップの笛を待っているように見えた」とコメントしている。
一方、FSVフランクフルトのティム・ゲルナー監督は「引き分け で十分だった。なぜそこで攻める必要がある」と自身の考えを明かしている。
PR
7日、レギオナルリーガ第37節が開催され、ズュートヴェストのFSVフランクフルト(15位)vs SVエルフェアスブルク(1位)の試合と、ゾネンホフ・グロースアスパッハ(16位) vs SSVウルム1847(2位)の試合がほぼ同時刻に行われた。一方、昇格を争うウルムは2点ビハインドの76分に敗戦をほぼ決定づける3失点目を喫してしまう。
この情報を得たエルフェアスブルクは、そこから最終ラインでのボール回しに終始。残留をより確かなものにしたいFSVフランクフルトもこれを良しとし、ハーフウェイラインより前にはほとんどプレッシャーをかけない展開となった。
結局、試合終盤の12分間はエルフェアスブルクがボールを保持する異様な光景が広がり、試合はそのまま1-1の引き分けで終了。最終節を残して、エルフェアスブルクとウルムの勝ち点差は3に。得失点差で17あるため、昇格を確かなものすると、FSVフランクフルトも残留をほぼ決めた。
記憶に新しいのが、2018年のロシア・ワールドカップでの日本代表のボール回し。当時、ポーランド代表相手に0-1でビハインドだった日本だが、他会場の結果的にイエローカード数の差で日本が2位となる状況で、攻めずに自陣でのボール回しを続けた。
この12分間について、やはり多くの波紋が。「不可侵条約が結ばれた」、「サッカー界のスキャンダルだ」、「こんなの見たくもない」、「立派な戦法だ」、「何も問題ない」と賛否を呼んでいる。
当事者となったエルフェアスブルクのホルスト・シュテフェン監督は「『大きなリスクは取らない』と言っていたフランクフルトがもし攻めてきたら、もっと前でプレーすることを余儀なくされただろう。だがそれはなかった。その点では、ボールを跳ね返してタイムアップの笛を待っているように見えた」とコメントしている。
一方、FSVフランクフルトのティム・ゲルナー監督は「引き分け で十分だった。なぜそこで攻める必要がある」と自身の考えを明かしている。
PR
1
2
|
関連ニュース