メキシコ勢の大会13連覇に終止符!北中米カリブ海王者はMLSのシアトル・サウンダース《CONCACAFチャンピオンズリーグ》

2022.05.05 21:04 Thu
Getty Images
4日、北中米カリブ海王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグ(CCL)の決勝が行われた。決勝はアメリカのシアトル・サウンダースvsメキシコのUNAMプーマスのカードに。4月28日に行われた1stレグでは、2-2の引き分けに終わっていた。
CCLに変更された2008-09シーズンから、全ての大会でメキシコ勢が優勝しているなか、アメリカ勢として3度目の決勝に臨んだシアトルは、ホームでの2ndレグで躍動する。

大観衆がスタンドに集まった試合。立ち上がりから押し込んでいったのはホームのシアトルだった。

19分、ロングフィードに抜け出したマヌエル・ルイディアスがボックス内でキープ。カットインからシュートも、GKにキャッチされる。
0-0で前半が終わるかと思われた中、迎えた45分にスコアが動く。シアトルは左サイドを崩すと、アルベルト・ルスナークのクロスを受けたシャビエル・アレアガがキープして落とすと、最後はルイディアスがシュート。これがディフレクトしてゴールに吸い込まれ、シアトルが先制する。

2戦合計でもリードして後半に入ったシアトルは、プーマスの猛攻に遭うがGKステファン・フレイの好セーブもありゴールを許さない。

すると迎えた80分、カウンターからダイレクトパスを繋いで最後はルイディアスがゴール。リードを2点に広げる。

このゴールに観客も大盛り上がり。さらに88分にはボックス内でパスを受けたジョーダン・モリスが背負ったDFをかわしてシュート。これはGKが触れポストに嫌われるが、こぼれ球をニコラス・ロデイロが蹴り込み3点目を記録した。

試合はそのまま逃げ切り、2戦合計5-2でシアトル・サウンダースが勝利。CCLで初めてメキシコ勢以外の優勝となり、前身であるCONCACAFチャンピオンズカップ時代の2000年にロサンゼルス・ギャラクシーが優勝して以来のアメリカ勢の優勝となった。

シアトル・サウンダース 3-0(AGG:5-2) UNAMプーマス
【シアトル】
マヌエル・ルイディアス(前45、後35)
ニコラス・ロデイロ(後43)

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