【プレミア注目プレビュー】ユナイテッドとスパーズによるトップ4懸けた6ポインター! 前回対戦はコンテ招へいの引き金に…
2022.03.12 17:00 Sat
プレミアリーグ第29節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが、日本時間12日26:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。熾烈なトップ4争いに身を置くユナイテッドとスパーズによる重要なシックス・ポインターだ。
来週ミッドウィークにアトレティコ・マドリーとのCLラウンド16の2ndレグを控えるチームにとって、今回のトッテナム戦はリーグテーブルへの影響だけでなく今シーズンの終盤戦の行方を左右する重要な一戦となるはずだ。
試合前日会見では「最高のレベルでプレーすれば、勝てない相手ではない。ミドルズブラ、バーンリー、ウォルバーハンプトンが彼らを倒せるのなら、我々も自分たちのスタジアムで彼らを倒せるはずだ」と、強気なコメントも残したが、ショックが残るダービー敗戦からリバウンドメンタリティを示すため、内部崩壊も指摘されるチームを立て直し、その「最高のレベル」のパフォーマンスを見せられるか。
一方、ユナイテッドと比較して2試合未消化で7位に位置するトッテナム(勝ち点45)は、先日行われたFAカップで2部のミドルズブラに敗れて早くも今シーズンの無冠が決定的に。それでも、直近のエバートン戦では5-0の圧勝を収めてバウンスバックに成功。1月半ば以来となるリーグ連勝を飾った。指揮官も指摘する“パフォーマンスの一貫性のなさ”によって、直近の公式戦では勝利、敗戦を繰り返しているが、コンテ体制において1週間の準備期間を得て臨んだ試合ではきっちり結果を残いる。中4日と微妙な準備期間で臨む今回の一戦ではどのようなパフォーマンスを見せるのか。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:デ・ヘア
DF:ダロト、ヴァラン、マグワイア、テレス
MF:ブルーノ・フェルナンデス、マティッチ、ポグバ
FW:エランガ、クリスティアーノ・ロナウド、サンチョ
負傷者:MFマクトミネイ
コロナ陽性者:DFショー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては新型コロナウイルス感染のショーが引き続き起用できないほか、ふくらはぎに問題を抱えるマクトミネイが欠場となる。一方でコロナウイルスの陰性が確認されたヴァラン、そ径部を痛めていたカバーニ、股関節屈筋を痛めていたC・ロナウドが戦列に復帰する。
システムは[4-3-3]、[4-2-3-1]のいずれかの布陣の採用が見込まれる。スタメンに関してはヴァランとC・ロナウドの復帰に加え、右サイドバックをワン=ビサカからダロトに変更する可能性がある。
注目は中盤の人選で、ブルーノ・フェルナンデスを除く2枚をマティッチ、ポグバ、フレッジのいずれの組み合わせを選択するか、ドイツ人指揮官の采配に注目が集まるところだ。
◆トッテナム◆
【3-4-3】
▽予想スタメン
GK:ロリス
DF:ロメロ、ダイアー、ベン・デイビス
MF:ドハーティ、ホイビュルク、ベンタンクール、レギロン
FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン
負傷者:DFタンガンガ、MFスキップ、セセニョン
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはタンガンガとスキップの長期離脱組に加え、直近のエバートン戦で筋肉系を痛めたセセニョンが欠場となる。
スタメンは左ウイングバックをセセニョンからレギロンに入れ替える以外、前節と同じスタメンの継続が濃厚だ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWクリスティアーノ・ロナウド
批判を力に変えて“お得意様”撃破に貢献できるか。今シーズンに12年ぶりの古巣帰還を果たすも、ここまでは個人、チーム共に思うようなパフォーマンスを見せることができず。セルフィッシュにも取れる振る舞いへの批判や、限界説も囁かれる37歳。先日にはクラブメディカル部門の進言を受け、ダービー起用見送りの指揮官の選択に憤り、治療を理由にポルトガルに一時帰国したとの一部報道が物議を醸した。
これにより、チームと共にさらなる批判に晒されるが、以前から批判をモチベーション、力に変えてきたポルトガル代表FWは、今回の一戦でその批判を払しょくするゴールを虎視眈々と狙っているはずだ。
昨年10月に行われた前回対戦で1ゴール1アシストの活躍で勝利の立役者になったように、前回在籍時からトッテナムを得意とする同選手は、これまで自身が出場したプレミアリーグで8勝4分けの12戦無敗を継続中だ。この間に5ゴール6アシストと個人としてのパフォーマンスも申し分ない。そのスパーズキラーは今回の対戦でも決定的な仕事を果たせるか。
◆トッテナム:MFロドリゴ・ベンタンクール
着実に存在感増すスパーズの新たなオーガナイザー。元ユベントスのスポーツ・ディレクターであるパラティチのラインで、MFクルゼフスキと共に今冬の移籍市場でトッテナムに加入したウルグアイ代表MF。ここまではケガによる一時離脱の影響もあり、プレミアリーグ6試合2ゴール3アシストのスウェーデン代表MFに主役の座を譲っているが、その高い戦術眼、闘争心を武器に新たなオーガナイザーとして存在感を高めている。
加入後の出場5試合ではチームが2勝3敗と負け越していることもあり、クラブOBであるティム・シャーウッドからその能力に懐疑的な見方もあるが、南米仕込みの接触を恐れない守備、的確な立ち位置、判断力を生かしたビルドアップへの貢献、時おり見せる絶妙なミドルレンジのスルーパスと、プレミアへの適応過程の中でその能力の高さを早くも発揮している。
今回の一戦では元同僚であるC・ロナウド、プレー時期は被っていないものの、かつてユベントスの中盤でプレーしたポグバと因縁浅からぬ相手との対戦もあり、そのパフォーマンスにはより注目が集まるところだ。
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ユナイテッド(勝ち点47)は前節、ラングニック体制で初めて臨んだ対ビッグ6戦となった首位マンチェスター・シティとのダービーに1-4で惨敗。この厳しい敗戦によって、3試合消化試合が少ないアーセナル(勝ち点48)に抜かれてトップ4圏外の5位に転落。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場に暗雲が垂れ込めている。試合前日会見では「最高のレベルでプレーすれば、勝てない相手ではない。ミドルズブラ、バーンリー、ウォルバーハンプトンが彼らを倒せるのなら、我々も自分たちのスタジアムで彼らを倒せるはずだ」と、強気なコメントも残したが、ショックが残るダービー敗戦からリバウンドメンタリティを示すため、内部崩壊も指摘されるチームを立て直し、その「最高のレベル」のパフォーマンスを見せられるか。
一方、ユナイテッドと比較して2試合未消化で7位に位置するトッテナム(勝ち点45)は、先日行われたFAカップで2部のミドルズブラに敗れて早くも今シーズンの無冠が決定的に。それでも、直近のエバートン戦では5-0の圧勝を収めてバウンスバックに成功。1月半ば以来となるリーグ連勝を飾った。指揮官も指摘する“パフォーマンスの一貫性のなさ”によって、直近の公式戦では勝利、敗戦を繰り返しているが、コンテ体制において1週間の準備期間を得て臨んだ試合ではきっちり結果を残いる。中4日と微妙な準備期間で臨む今回の一戦ではどのようなパフォーマンスを見せるのか。
なお、昨年10月末に行われた前回対戦はユナイテッドが敵地で3-0の勝利。このホームでの惨敗を受けてトッテナムがヌーノ前監督を解任し、コンテ監督の招へいに至った因縁のカードでもある。その後、スールシャール前監督が解任されたため、共に指揮官を代えて戦う今回の一戦はどのような結末を迎えるのか…。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:デ・ヘア
DF:ダロト、ヴァラン、マグワイア、テレス
MF:ブルーノ・フェルナンデス、マティッチ、ポグバ
FW:エランガ、クリスティアーノ・ロナウド、サンチョ
負傷者:MFマクトミネイ
コロナ陽性者:DFショー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては新型コロナウイルス感染のショーが引き続き起用できないほか、ふくらはぎに問題を抱えるマクトミネイが欠場となる。一方でコロナウイルスの陰性が確認されたヴァラン、そ径部を痛めていたカバーニ、股関節屈筋を痛めていたC・ロナウドが戦列に復帰する。
システムは[4-3-3]、[4-2-3-1]のいずれかの布陣の採用が見込まれる。スタメンに関してはヴァランとC・ロナウドの復帰に加え、右サイドバックをワン=ビサカからダロトに変更する可能性がある。
注目は中盤の人選で、ブルーノ・フェルナンデスを除く2枚をマティッチ、ポグバ、フレッジのいずれの組み合わせを選択するか、ドイツ人指揮官の采配に注目が集まるところだ。
◆トッテナム◆
【3-4-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリス
DF:ロメロ、ダイアー、ベン・デイビス
MF:ドハーティ、ホイビュルク、ベンタンクール、レギロン
FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン
負傷者:DFタンガンガ、MFスキップ、セセニョン
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはタンガンガとスキップの長期離脱組に加え、直近のエバートン戦で筋肉系を痛めたセセニョンが欠場となる。
スタメンは左ウイングバックをセセニョンからレギロンに入れ替える以外、前節と同じスタメンの継続が濃厚だ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWクリスティアーノ・ロナウド
Getty Images
批判を力に変えて“お得意様”撃破に貢献できるか。今シーズンに12年ぶりの古巣帰還を果たすも、ここまでは個人、チーム共に思うようなパフォーマンスを見せることができず。セルフィッシュにも取れる振る舞いへの批判や、限界説も囁かれる37歳。先日にはクラブメディカル部門の進言を受け、ダービー起用見送りの指揮官の選択に憤り、治療を理由にポルトガルに一時帰国したとの一部報道が物議を醸した。
これにより、チームと共にさらなる批判に晒されるが、以前から批判をモチベーション、力に変えてきたポルトガル代表FWは、今回の一戦でその批判を払しょくするゴールを虎視眈々と狙っているはずだ。
昨年10月に行われた前回対戦で1ゴール1アシストの活躍で勝利の立役者になったように、前回在籍時からトッテナムを得意とする同選手は、これまで自身が出場したプレミアリーグで8勝4分けの12戦無敗を継続中だ。この間に5ゴール6アシストと個人としてのパフォーマンスも申し分ない。そのスパーズキラーは今回の対戦でも決定的な仕事を果たせるか。
◆トッテナム:MFロドリゴ・ベンタンクール
Getty Images
着実に存在感増すスパーズの新たなオーガナイザー。元ユベントスのスポーツ・ディレクターであるパラティチのラインで、MFクルゼフスキと共に今冬の移籍市場でトッテナムに加入したウルグアイ代表MF。ここまではケガによる一時離脱の影響もあり、プレミアリーグ6試合2ゴール3アシストのスウェーデン代表MFに主役の座を譲っているが、その高い戦術眼、闘争心を武器に新たなオーガナイザーとして存在感を高めている。
加入後の出場5試合ではチームが2勝3敗と負け越していることもあり、クラブOBであるティム・シャーウッドからその能力に懐疑的な見方もあるが、南米仕込みの接触を恐れない守備、的確な立ち位置、判断力を生かしたビルドアップへの貢献、時おり見せる絶妙なミドルレンジのスルーパスと、プレミアへの適応過程の中でその能力の高さを早くも発揮している。
今回の一戦では元同僚であるC・ロナウド、プレー時期は被っていないものの、かつてユベントスの中盤でプレーしたポグバと因縁浅からぬ相手との対戦もあり、そのパフォーマンスにはより注目が集まるところだ。
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