スパーズが曲者バーンリーに痛恨の敗戦…消極的な前半のツケを払いシティ戦の勝利の勢い生かせず《プレミアリーグ》
2022.02.24 06:28 Thu
プレミアリーグ第13節延期分、バーンリーvsトッテナムが23日にターフ・ムーアで行われ、ホームのバーンリーが1-0で勝利した。
当初、昨年12月開催予定も豪雪の影響で開催延期となっていたこの一戦。冷たい雨が降りしきる中でスタートした試合は、ファーストプレーでトッテナムがいきなり相手ゴールに迫る場面を作ったが、以降はヴェグホルストを狙ったロングボール、相手が課題としているビルドアップに強い制限をかける形で押し返していく。
15分を過ぎた辺りからようやくボールを保持できるようになったトッテナムは、相手のコンパクトな[4-4-2]のブロックに対して、センターバックの持ち上がりや前線の中盤に落ちる動きを使いながら徐々にライン間でボールを引き出す場面が増えていく。
前半半ばから終盤にかけてはトッテナムが相手を押し込むことに成功したが、相手のコンパクトなブロックを前にソン・フンミンやクルゼフスキがなかなか前向きでボールを受ける場面が少なく、高い位置を取る両ウイングバックを突破口に攻め手を見いだそうとするが、幾度かショートカウンターや相手のプレスを剥がした流れのからの早い攻撃でジャブを打つに留まって前半を0-0で終えることになった。
前半に比べてビルドアップに改善が見受けられるものの、相手の堅守攻略に一工夫足りないトッテナムは、後半に入って増えてきたセットプレーを軸に先制ゴールを目指す。63分にはセットプレーの二次攻撃からゴールライン際でエメルソンが粘って折り返したボールを、ゴール前のベン・デイビスがすかさず蹴り込むが、これはGKポープの好守に遭う。
何とかゴールをこじ開けたいアウェイチームは65分、エメルソンを下げてルーカス・モウラを投入。この交代でクルゼフスキを右ウイングバックに入れ替える攻撃的な布陣にシフト。すると、イタリア人指揮官の狙い通り、そのクルゼフスキに続けてボックス内で良い形からシュートシーンが生まれるが、いずれのシュートもゴールには繋がらない。
だが、ここからアウェイチームの攻勢が予感された中、ホームチームの得意のセットプレーがさく裂した。71分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのブラウンヒルがファーサイドへ滞空時間の長いボールを上げると、大外のベン・ミーがDFロメロの死角からうまく前に入って渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。
先にゴールを奪う前に失点を喫したトッテナムは、ここから攻勢を強めていく。さらに、79分にはセセニョンを下げてベルフワインを同じ左ウイングバックに入れて交代カードを使い切る。アタッカー5人を起用する攻撃に大きく振った形でリスクを冒して前に出ていく。
そして、さすがに疲れが見え始めるホームチームを相手に攻勢を仕掛けていくが、ルーカスやベルフワインがボックス内での決定機を決め切ることができず。結局、そのままバーンリーにうまく時計を進められて0-1のスコアでタイムアップ。
シティ戦の劇的勝利を生かせずに下位相手に痛恨の敗戦を喫したトッテナムは、残り2試合の未消化試合に勝利しても自力でのトップ4浮上の可能性がなくなる痛恨の勝ち点逸となった。
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現在、8位のトッテナム(勝ち点39)は前節、3連敗で臨んだ敵地でのマンチェスター・シティ戦をケインの劇的な後半アディショナルタイムのゴールで勝ち切って連敗をストップ。熾烈なトップ4争いに踏みとどまった。その首位チーム相手の勝利を勢いに変えたいコンテ率いるチームは、前節と全く同じスタメンで復調傾向の19位バーンリー(勝ち点17)とのアウェイゲームに臨んだ。15分を過ぎた辺りからようやくボールを保持できるようになったトッテナムは、相手のコンパクトな[4-4-2]のブロックに対して、センターバックの持ち上がりや前線の中盤に落ちる動きを使いながら徐々にライン間でボールを引き出す場面が増えていく。
前半半ばから終盤にかけてはトッテナムが相手を押し込むことに成功したが、相手のコンパクトなブロックを前にソン・フンミンやクルゼフスキがなかなか前向きでボールを受ける場面が少なく、高い位置を取る両ウイングバックを突破口に攻め手を見いだそうとするが、幾度かショートカウンターや相手のプレスを剥がした流れのからの早い攻撃でジャブを打つに留まって前半を0-0で終えることになった。
迎えた後半、トッテナムは前半序盤の接触プレーで太もも付近を気にしていたベンタンクールを下げてウィンクスを投入。すると、立ち上がりの47分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのソン・フンミンからの正確なクロスを、ゴール前で競り勝ったケインがヘディングで合わせる。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
前半に比べてビルドアップに改善が見受けられるものの、相手の堅守攻略に一工夫足りないトッテナムは、後半に入って増えてきたセットプレーを軸に先制ゴールを目指す。63分にはセットプレーの二次攻撃からゴールライン際でエメルソンが粘って折り返したボールを、ゴール前のベン・デイビスがすかさず蹴り込むが、これはGKポープの好守に遭う。
何とかゴールをこじ開けたいアウェイチームは65分、エメルソンを下げてルーカス・モウラを投入。この交代でクルゼフスキを右ウイングバックに入れ替える攻撃的な布陣にシフト。すると、イタリア人指揮官の狙い通り、そのクルゼフスキに続けてボックス内で良い形からシュートシーンが生まれるが、いずれのシュートもゴールには繋がらない。
だが、ここからアウェイチームの攻勢が予感された中、ホームチームの得意のセットプレーがさく裂した。71分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのブラウンヒルがファーサイドへ滞空時間の長いボールを上げると、大外のベン・ミーがDFロメロの死角からうまく前に入って渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。
先にゴールを奪う前に失点を喫したトッテナムは、ここから攻勢を強めていく。さらに、79分にはセセニョンを下げてベルフワインを同じ左ウイングバックに入れて交代カードを使い切る。アタッカー5人を起用する攻撃に大きく振った形でリスクを冒して前に出ていく。
そして、さすがに疲れが見え始めるホームチームを相手に攻勢を仕掛けていくが、ルーカスやベルフワインがボックス内での決定機を決め切ることができず。結局、そのままバーンリーにうまく時計を進められて0-1のスコアでタイムアップ。
シティ戦の劇的勝利を生かせずに下位相手に痛恨の敗戦を喫したトッテナムは、残り2試合の未消化試合に勝利しても自力でのトップ4浮上の可能性がなくなる痛恨の勝ち点逸となった。
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