ナポリが今季初のリーグ連敗…躍動したエンポリ守護神ヴィカーリオの牙城崩せず不運極まりない失点…《セリエA》
2021.12.13 04:08 Mon
セリエA第17節、ナポリvsエンポリが12日にディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、アウェイのエンポリが0-1で勝利した。
前日のミランの取りこぼしによって暫定首位浮上のチャンスを得て臨んだ今節は、11位のエンポリ(勝ち点23)をホームで迎え撃った。レスター戦からはGKをメレトからオスピナに、1トップをペターニャからメルテンスに入れ替えた以外、同じメンバーを継続。なお、2試合のベンチ入り禁止処分を科されているスパレッティ監督はアタランタ戦に続きこの試合もスタンドからチームを見守ることになった。
立ち上がりから相手ボックス内へ侵入していくなど、押し込む入りとなったホームチームだが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。そういった中、20分付近には突然の体調不良か、ジエリンスキがベンチサイドへ交代を要求。ベンチサイドでメディカルスタッフとコミュニケーションを取った後、プレー続行が困難と判断されたポーランド代表MFはそのままドレッシングルームへ下がり、22分にインシーニェがスクランブル投入された。
この交代によってエルマスをボランチ、インシーニェを左ウイングに配置変更したナポリは、直後にこの試合最初の決定機。ペナルティアーク付近でインシーニェからパスを受けたエルマスがゴール左隅を狙ったコントロールシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーの上部を掠めた。
後半は立ち上がりから相手を押し込んで遅攻の場面でもより多くのチャンスを作り出していく。だが、最後の局面で粘るエンポリの守備をあと一歩のところでこじ開けられない。61分にはFKの流れからゴール前で混戦を作ってフアン・ジェズスがゴールネットに流し込むが、ここは抜け出しの場面でのオフサイドを取られてゴールは認められず。
この直後には両チームが共に3枚替えを敢行し、ナポリはデンメとロサーノ、メルテンスを下げてザンボ・アンギサ、ポリターノ、ペターニャを投入。すると、結果的にこの交代策が試合を動かすことに。
70分、エンポリの左CKの場面でニアへ速いボールが入ると、ザンボ・アンギサのヘディングのクリアが至近距離のクトローネの後頭部に当たると、ブロックショットの形でゴールに向かったボールがGKオスピナの手を弾いてネットを揺らした。
不運極まりない形で先手を奪われたナポリは、失点直後にはペターニャがボックス手前から左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、相手を完全に押し込んでポリターノやインシーニェ、ウナスらがボックス付近で積極的に足を振っていくもゴールが遠い。
その後、試合終盤にはゴール前での接触プレーでエルマスまで負傷交代するアクシデントにも見舞われたナポリは、専守防衛の構えを見せるエンポリに対して最後まで果敢にゴールを狙い続けたが、試合はこのままタイムアップ。
相手守護神ヴィカーリオの再三の好守、不運な失点によってホームで競り負ける形となったナポリは、今季リーグ戦で初の連敗を喫することになった。
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ナポリ(勝ち点36)は前節、アタランタとの上位対決に競り負けてミラン、インテルのミラノ勢相手に抜かれて3位に転落。それでも、直近のヨーロッパリーグ(EL)ではレスター・シティとの強豪対決に競り勝ち、グループ2位通過を決定し、リバウンドメンタリティを示した。立ち上がりから相手ボックス内へ侵入していくなど、押し込む入りとなったホームチームだが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。そういった中、20分付近には突然の体調不良か、ジエリンスキがベンチサイドへ交代を要求。ベンチサイドでメディカルスタッフとコミュニケーションを取った後、プレー続行が困難と判断されたポーランド代表MFはそのままドレッシングルームへ下がり、22分にインシーニェがスクランブル投入された。
この交代によってエルマスをボランチ、インシーニェを左ウイングに配置変更したナポリは、直後にこの試合最初の決定機。ペナルティアーク付近でインシーニェからパスを受けたエルマスがゴール左隅を狙ったコントロールシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーの上部を掠めた。
前半半ばから終盤にかけては交互にフィニッシュの場面を作り合うなど、一進一退の攻防が続く。そういった流れの中で40分過ぎから攻勢を強めたナポリは、ディ・ロレンツォの縦パス一本でボックス右まで持ち込んだロサーノの強烈なシュート。直後にはショートカウンターの形からインシーニェが得意のゾーンから右足を振り抜くが、相手GKヴィカーリオの好守などに遭い、先制点を奪うまでには至らなかった。
後半は立ち上がりから相手を押し込んで遅攻の場面でもより多くのチャンスを作り出していく。だが、最後の局面で粘るエンポリの守備をあと一歩のところでこじ開けられない。61分にはFKの流れからゴール前で混戦を作ってフアン・ジェズスがゴールネットに流し込むが、ここは抜け出しの場面でのオフサイドを取られてゴールは認められず。
この直後には両チームが共に3枚替えを敢行し、ナポリはデンメとロサーノ、メルテンスを下げてザンボ・アンギサ、ポリターノ、ペターニャを投入。すると、結果的にこの交代策が試合を動かすことに。
70分、エンポリの左CKの場面でニアへ速いボールが入ると、ザンボ・アンギサのヘディングのクリアが至近距離のクトローネの後頭部に当たると、ブロックショットの形でゴールに向かったボールがGKオスピナの手を弾いてネットを揺らした。
不運極まりない形で先手を奪われたナポリは、失点直後にはペターニャがボックス手前から左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、相手を完全に押し込んでポリターノやインシーニェ、ウナスらがボックス付近で積極的に足を振っていくもゴールが遠い。
その後、試合終盤にはゴール前での接触プレーでエルマスまで負傷交代するアクシデントにも見舞われたナポリは、専守防衛の構えを見せるエンポリに対して最後まで果敢にゴールを狙い続けたが、試合はこのままタイムアップ。
相手守護神ヴィカーリオの再三の好守、不運な失点によってホームで競り負ける形となったナポリは、今季リーグ戦で初の連敗を喫することになった。
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