レンヌがECLスパーズ戦の延期試合を拒否か…ロンドン入り後の急遽延期に憤り

2021.12.10 00:38 Fri
Getty Images
スタッド・レンヌは、対戦相手の新型コロナウイルスのクラスター発生の影響により、急遽開催延期となったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のトッテナム戦を拒否する意向を持っているようだ。フランス『Ouest France』が報じている。
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現在、トッテナムではクラブ内における新型コロナウイルスのクラスターが発生。アントニオ・コンテ監督は、レンヌ戦に向けた前日会見の場で選手8名、スタッフ5名の陽性反応を明らかにしていた。
欧州サッカー連盟(UEFA)は当初、出場可能な選手が13名以下、登録されているGKが一人も起用できないという状況ではない限り、開催延期は不可として、通常通りの開催の意向を表明。

しかし、最終的にトッテナムの中止要請を受け入れる形で9日の試合開催を断念していた。

グループステージ突破が懸かるトッテナムにとって今回のUEFAの翻意は朗報となったが、一方で対戦相手のレンヌにとってはすでに空路でロンドン入りしたタイミングでの開催中止は受け入れられないものだった。
そのため、トッテナムが開催延期を発表した直後には公式SNSを通じて、「UEFAと相談していない一方的な決定だ」と憤りの声明を公開した。

「トッテナムがUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグの試合を延期するという意思を明らかにした。しかしUEFAと相談していない一方的な決定だ」

「トッテナムは新型コロナ感染者数を公表しなかった。規定上、GKを含む13人のプレーヤーがいれば、試合を行わなければならない。公文書も送っておらず、UEFAによって公式に中止となった試合ではなく、レンヌは試合を行うことを決めた」

「トッテナムは今日の午後の早い時間に試合の開催を確認した後、ロンドン・シティ空港に着陸した直後にレンヌの不戦勝の意向を伝えたことを考えると、このフェアプレーの欠如はよりいっそう明白だ」

また、『Ouest France』によると、トッテナムは代替日程として今回延期された試合を今月15日に開催することを提案。これにより、16日に開催予定のプレミアリーグ第17節レスター・シティ戦の日程変更を調整しているようだ。

なお、カンファレンスリーグの規定ではグループステージの全日程を12月31日までに完了する必要がある。

ただ、すでにグループ首位通過を確定しているレンヌにとって、トッテナム戦は単なる消化試合に過ぎず、前述のトッテナム側の不誠実とも取れる対応もあって、代替日程での試合開催に難色を示しているようだ。

最悪の場合、レンヌの不戦敗という形でも処理できなくはないが、グループ第5節終了時点で2位のトッテナム(勝ち点7)は、同勝ち点で並ぶ3位フィテッセに得失点差+2で辛うじて2位をキープしている。そのため、トッテナムが不戦勝となった場合、敗退の可能性が高まるフィテッセサイドが黙っていない。

今回の一件はコロナ禍における非常に難しいケースだが、両クラブとUEFAの3者で適切な解決策を見いだしたいところだ。

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