WCLで熊谷がリヨンに凱旋、古巣との大一番に向け意気込みを語る「楽しみです!古い友達に何ができるかを見せたい」

2021.11.10 22:30 Wed
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バイエルンのなでしこジャパンDF熊谷紗希が古巣戦への意気込みを語った。ドイツサッカー協会(DFB)が伝えている。
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今夏にリヨンからバイエルンへと加入した熊谷。10日のWCLグループD第3節ではリヨンとのアウェイゲームが、17日には第4節でホームでの再戦が控えており、熊谷にとっては早くも古巣との一戦を迎えることとなる。
リヨン時代には女子チャンピオンズリーグ(WCL)5連覇を経験。2019-20シーズンの決勝では男女通じて日本人初となるCL決勝でのゴールという偉業も達成している。ともに歴史を積み上げてきたクラブとの対戦を、熊谷は非常に心待ちにしている様子。DFBのインタビューでは旧友と対戦は楽しみだが、勝利をつかみ取りたいと力強く語った。

「(対戦は)楽しみです!(リヨンで)何年もプレーし、暮らしてきました。いろんな知り合いがいますが、勝利に対する非常に大きな渇望もあります。私が今プレーしている新しいクラブでは、私たちがどれほど優れているか、そして私たちに何ができるかを古い友達全員に見せたいと思っています」

また、バイエルンの現状については、年々力を付けていると分析。ヨーロッパの頂点を取れる力は十分にあると考えているようだ。
「バイエルンは間違いなくヨーロッパの頂点に近づいています。これまではバイエルンとは別のドイツのクラブが力を持っていましたが、(バイエルンは)近年チャンピオンズリーグの準決勝に2度進出しています。つまり、ミュンヘンでは継続的に何かが発展していると言えるでしょう」

チームでの役割について問われると「経験は豊富だと思います(笑)。31歳ですし」とコメント。ベテランとして「ゲームをセットアップしたり、(必要な場合は)周りに指示を出して(ゲームを)コントロールします」と頼もしい言葉を残している。

インタビューの最後に重要なタイトルについて尋ねられた熊谷は「すべてのタイトルが重要ですが、2011年のワールドカップは大きかったです。もちろん、チャンピオンズリーグでの最初の優勝もとても特別なものでした」とコメントしている。

WCLのグループDはリヨンが勝ち点6で首位、バイエルンが勝ち点4で2位につけている。グループステージ突破を争う旧友相手に、熊谷はどのようなゲーム運びを見せるのだろうか。



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