C・ロナウドの劇的同点弾でユナイテッドが首位キープ! ビジャレアルが2連勝《CL》
2021.11.03 07:26 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループF第4節、アタランタvsマンチェスター・ユナイテッドが2日に行われ、2-2のドローに終わった。
一方、ビジャレアル、アタランタとのホーム連戦をいずれも劇的な逆転勝利で連勝した首位のユナイテッド(勝ち点6)。アタランタ戦の興奮冷めやらぬ中で臨んだリバプールとのリーグ戦ではホームで0-5の屈辱的な惨敗し、スールシャール監督の進退問題に発展。それでも、背水の陣で臨んだ直近のトッテナム戦では[3-5-2]へのシステム変更が奏功し、公式戦11戦ぶりのクリーンシートという最高な内容で3-0の快勝を収め、窮地を脱した。
今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、ノルウェー人指揮官はトッテナム戦から先発3人を変更。リンデロフとフレッジ、カバーニに代えてバイリーとポグバ、ラッシュフォードを起用。[3-5-2]の布陣を継続した。
開始直後にイタリア帰還のクリスティアーノ・ロナウドがミドルレンジのシュートをいきなり放ったユナイテッドは、5分にいきなりの決定機。相手を押し込んでペナルティアーク付近でマクトミネイが放ったシュートがDFに当たって大きくコースが変わって枠の左隅へ向かう。だが、これは惜しくもポストを叩いた。
この先制点で勢いづくアタランタは、付け焼刃の相手とのミラーゲームを優位に進めていく。守備ではマンツーマンの形で相手に自由を与えず、攻撃ではコープマイネルスの長短交えたパス、前線のキープ力を生かして相手を圧倒。サパタが幾度かボックス内へ持ち込んで決定的なシュートを放っていくが、相手守備陣の身体を張った守備に阻まれる。
一方、難しい状況が続くユナイテッドは、さらにアクシデントに見舞われる。筋肉系のトラブルかそ径部の負傷再発か、ヴァランがプレー続行不可能となり、38分にグリーンウッドを投入。この交代で並びを[4-2-3-1]に変更した。ただ、結果的にこの変更が同点ゴールをもたらす。
前半アディショナルタイム1分、ボックス手前でC・ロナウド、グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデスと鮮やかにパスが繋がると、ボックス中央でB・フェルナンデスがヒールで短く落としたボールをC・ロナウドが豪快に右足で蹴り込んだ。なお、B・フェルナンデスは4戦連続アシスト、C・ロナウドは4試合連続ゴールとなった。
1-1で折り返した中、追いつかれたアタランタはパシャリッチを下げてディムスティを投入。デ・ルーンを本職の中盤に上げる。後半の入りはユナイテッドに押し込まれるが、前半同様にファーストチャンスをモノにした。
56分、パロミーノからのフィード反応した左サイドのサパタがそのまま内に切り込んで、DFマグワイアとGKデ・ヘアに寄せられる前に右足のシュートを流し込んだ。
またしてもリードを奪われたユナイテッドは、ここからボールを握って反撃に打って出る。だが、前半同様に遅攻の場面ではなかなか相手の強度の高い守備を崩し切れない。これを受け、スールシャール監督は69分にポグバ、ラッシュフォードを下げてマティッチ、カバーニを同時投入。
一方、ボールの主導権を握られるものの、サパタと途中出場のムリエルのコロンビア代表コンビのスピードとフィジカルを生かしたカウンターが機能するアタランタは、幾度か3点目を奪うチャンスが訪れたが、DFバイリーの身体を張った好守に阻まれる。
その後、ユナイテッドは87分にマクトミネイ、B・フェルナンデスを下げてサンチョ、ファン・デ・ベークを投入し、最後の勝負に出る。すると、百戦錬磨のストライカーがまたしてもアディショナルタイムに試合を動かした。
91分、相手陣内左サイドでクリアボールを奪ったC・ロナウドがそのまま強引なドリブルで内へ切れ込む。一度ボールを失いかけるも、サポートに入ったグリーンウッドからペナルティアーク付近でマイナスの落としを受けると、見事なグラウンダーの右足シュートをゴール左下隅の完璧なコースに流し込んだ。
そして、C・ロナウドの2ゴールで2度のビハインドを追いついたユナイテッドが、敵地から勝ち点1を持ち帰ることに成功し、グループ首位をキープ。公式戦連勝を逃すも週末のダービーに弾みを付けている。
また、同日行われたグループFのもう1試合、ビジャレアルvsヤング・ボーイズは、ホームのビジャレアルが2-0で勝利した。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性があった2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ(勝ち点3)を相手に連勝を狙った。
直近のリーグ戦4戦未勝利からの不振脱却を図るエメリ率いるチームは、前回対戦同様にスイス王者と拮抗した戦いを繰り広げていく。互いに幾度か決定機を作り合った中、セットプレーでゴールをこじ開ける。36分、左CKのサインプレーから大外に走り込んだガスパールが頭で中へ折り返すと、ゴール前のキャプーが自身のヘディングシュートのこぼれ球を冷静にゴールへ蹴り込んだ。
1点リードで試合を折り返したビジャレアルだが、後半立ち上がりに相手セットプレーからのゴールがVARで取り消される場面を招くなど、ヤング・ボーイズの攻勢に晒される。
それでも、アルビオルの決死のゴールカバーなど一丸となった守備でリードを維持すると、試合終了間際の89分にはカウンターからダンジュマにトドメの2点目が生まれ、前回対戦同様に決定力の差を見せつけてスイス王者相手に2連勝を達成した。
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敵地での前回対戦では2点差をひっくり返されて今グループステージ初黒星を喫した3位のアタランタ(勝ち点4)。その一戦以降は直近のラツィオ戦で2度のビハインドを追いつく劇的なドローゲームを演じたものの、1勝2分けと今一つ乗り切れない状況だ。ホームでリベンジを期すこの一戦ではロヴァートに代わって負傷明けのパロミーノを復帰させた以外、ラツィオ戦と同じメンバーを起用した。今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、ノルウェー人指揮官はトッテナム戦から先発3人を変更。リンデロフとフレッジ、カバーニに代えてバイリーとポグバ、ラッシュフォードを起用。[3-5-2]の布陣を継続した。
開始直後にイタリア帰還のクリスティアーノ・ロナウドがミドルレンジのシュートをいきなり放ったユナイテッドは、5分にいきなりの決定機。相手を押し込んでペナルティアーク付近でマクトミネイが放ったシュートがDFに当たって大きくコースが変わって枠の左隅へ向かう。だが、これは惜しくもポストを叩いた。
一方、時間の経過と共に相手守備のギャップを効果的に使い始めたアタランタが、前回対戦同様に先にゴールをこじ開ける。12分、相手陣内左サイドでルーズボールに反応したサパタがボックス内に持ち込み、ペナルティアーク付近で浮いていたイリチッチへ丁寧なマイナスのパス。これをイリチッチが得意の左足で合わせると、味方がブラインドになったかGKデ・ヘアがはじき出せずにゴールネットに吸い込まれた。
この先制点で勢いづくアタランタは、付け焼刃の相手とのミラーゲームを優位に進めていく。守備ではマンツーマンの形で相手に自由を与えず、攻撃ではコープマイネルスの長短交えたパス、前線のキープ力を生かして相手を圧倒。サパタが幾度かボックス内へ持ち込んで決定的なシュートを放っていくが、相手守備陣の身体を張った守備に阻まれる。
一方、難しい状況が続くユナイテッドは、さらにアクシデントに見舞われる。筋肉系のトラブルかそ径部の負傷再発か、ヴァランがプレー続行不可能となり、38分にグリーンウッドを投入。この交代で並びを[4-2-3-1]に変更した。ただ、結果的にこの変更が同点ゴールをもたらす。
前半アディショナルタイム1分、ボックス手前でC・ロナウド、グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデスと鮮やかにパスが繋がると、ボックス中央でB・フェルナンデスがヒールで短く落としたボールをC・ロナウドが豪快に右足で蹴り込んだ。なお、B・フェルナンデスは4戦連続アシスト、C・ロナウドは4試合連続ゴールとなった。
1-1で折り返した中、追いつかれたアタランタはパシャリッチを下げてディムスティを投入。デ・ルーンを本職の中盤に上げる。後半の入りはユナイテッドに押し込まれるが、前半同様にファーストチャンスをモノにした。
56分、パロミーノからのフィード反応した左サイドのサパタがそのまま内に切り込んで、DFマグワイアとGKデ・ヘアに寄せられる前に右足のシュートを流し込んだ。
またしてもリードを奪われたユナイテッドは、ここからボールを握って反撃に打って出る。だが、前半同様に遅攻の場面ではなかなか相手の強度の高い守備を崩し切れない。これを受け、スールシャール監督は69分にポグバ、ラッシュフォードを下げてマティッチ、カバーニを同時投入。
一方、ボールの主導権を握られるものの、サパタと途中出場のムリエルのコロンビア代表コンビのスピードとフィジカルを生かしたカウンターが機能するアタランタは、幾度か3点目を奪うチャンスが訪れたが、DFバイリーの身体を張った好守に阻まれる。
その後、ユナイテッドは87分にマクトミネイ、B・フェルナンデスを下げてサンチョ、ファン・デ・ベークを投入し、最後の勝負に出る。すると、百戦錬磨のストライカーがまたしてもアディショナルタイムに試合を動かした。
91分、相手陣内左サイドでクリアボールを奪ったC・ロナウドがそのまま強引なドリブルで内へ切れ込む。一度ボールを失いかけるも、サポートに入ったグリーンウッドからペナルティアーク付近でマイナスの落としを受けると、見事なグラウンダーの右足シュートをゴール左下隅の完璧なコースに流し込んだ。
そして、C・ロナウドの2ゴールで2度のビハインドを追いついたユナイテッドが、敵地から勝ち点1を持ち帰ることに成功し、グループ首位をキープ。公式戦連勝を逃すも週末のダービーに弾みを付けている。
また、同日行われたグループFのもう1試合、ビジャレアルvsヤング・ボーイズは、ホームのビジャレアルが2-0で勝利した。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性があった2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ(勝ち点3)を相手に連勝を狙った。
直近のリーグ戦4戦未勝利からの不振脱却を図るエメリ率いるチームは、前回対戦同様にスイス王者と拮抗した戦いを繰り広げていく。互いに幾度か決定機を作り合った中、セットプレーでゴールをこじ開ける。36分、左CKのサインプレーから大外に走り込んだガスパールが頭で中へ折り返すと、ゴール前のキャプーが自身のヘディングシュートのこぼれ球を冷静にゴールへ蹴り込んだ。
1点リードで試合を折り返したビジャレアルだが、後半立ち上がりに相手セットプレーからのゴールがVARで取り消される場面を招くなど、ヤング・ボーイズの攻勢に晒される。
それでも、アルビオルの決死のゴールカバーなど一丸となった守備でリードを維持すると、試合終了間際の89分にはカウンターからダンジュマにトドメの2点目が生まれ、前回対戦同様に決定力の差を見せつけてスイス王者相手に2連勝を達成した。
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