【CLグループ第3節プレビュー①】アトレティコvsリバプールの首位攻防戦! クラシコ控えるレアルはリベンジに燃える

2021.10.19 18:00 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節が10月19日と20日にに開催される。ここではグループステージ第3節1日目となるグループA~Dの戦いを展望を紹介していく。
PR
◆連敗で崖っぷちのライプツィヒが首位PSGに挑む~グループA~
Getty Images

第2節終了時点でパリ・サンジェルマン(PSG)とクラブ・ブルージュが、勝ち点4で上位に立つグループA。折り返しを迎える第3節では、今後の行方を占う重要な連戦のスタートだ。
前節、マンチェスター・シティに2-0の会心の勝利を挙げたPSGは、直後のリーグ戦でスタッド・レンヌ相手に今季リーグ初黒星を喫したが、直近のアンジェ戦では多くの主力を欠いた中でも2-1で競り勝ってバウンスバックに成功。今節は昨季のグループステージで1勝1敗の五分の戦いを演じたRBライプツィヒとの連戦に臨む。今季ここまでの現状を考えれば、絶対的優位と言えるが、FWネイマールやMFパレデスら負傷者に加え、MFディ・マリアを出場停止、FWイカルディが“家族の問題”によって欠場の見込みとなっており、FWムバッペとFWメッシにかかる負担はより大きなものになりそうだ。

一方、前節ブルージュに敗れてまさかの連敗スタートとなったライプツィヒは、3大会連続の決勝トーナメント進出に暗雲垂れ込む。ここ最近のリーグ戦では大勝とドローを繰り返しており、安定感を欠いている印象だ。一部主力を欠くPSGとの連戦初戦では是が非でも勝ち点3がほしいところだが、まずは守備的な入りが求められるところ。その中で古巣対戦となる絶好調のMFエンクンクにはフィニッシャーとしての存在感発揮が期待される。

また、2位と3位の直接対決となるブルージュとシティの一戦は戦力差は大きいものの好勝負を期待させる。初戦でPSGと真っ向勝負でのドロー、2節でライプツィヒを破る番狂わせを起こしたベルギー王者では、今回のインターナショナルマッチウィークにMFヴァナケンとFWデ・ケテラエルがベルギー代表で、FWノア・ラングがオランダ代表で印象的な活躍を披露しており、格上シティ相手の奮闘が期待されるところ。
対するシティはPSG、リバプールとの連戦を1敗1分けで終えたものの、直近のバーンリー戦では2-0の勝利を収め、公式戦3試合ぶりの白星を奪取。FWフェラン・トーレスの長期離脱によって前線のやりくりはより厳しくなっているが、今節ではバーンリー戦で温存されたMFグリーリッシュの躍動に期待したい。

【グループA】
▽10/19(火)
《25:45》
クラブ・ブルージュ vs マンチェスター・シティ
《28:00》
パリ・サンジェルマン vs RBライプツィヒ

◆アトレティコvsリバプールの首位攻防戦~グループB~
Getty Images

今大会の最激戦区となるグループBでは、ここまで3番手の扱いだったミランが健闘むなしく連敗スタートとなり、リバプールとアトレティコ・マドリーが順当に上位をキープしている。そして、今節からは上位2チームによる首位争い、3位のポルトと最下位のミランによる上位浮上を懸けた連戦の幕開けだ。

アトレティコは前節、物議を醸すジャッジの恩恵を受けながらFWグリーズマン、FWルイス・スアレスの終盤の連続ゴールでミランを相手に今季CL初白星を挙げた。さらに、直後のリーグ戦でもバルセロナとの強豪対決に完勝し好調を維持。今回の一戦に向けてはカタール・ワールドカップ南米予選の過密日程の影響を考慮され、週末のリーグ戦が延期となっており、よりフレッシュな状態で臨めるはずだ。

一方、前節は堅守ポルトを相手に5-1の大勝を飾った連勝のリバプールは、シティとのリーグ頂上決戦をドローで終えたものの、直近のワトフォード戦はFWフィルミノのハットトリックの活躍などで5-0の圧勝。異次元のパフォーマンスを見せるエースFWサラーに加え、FWマネとFWフィルミノが調子を上げており、FWジョタを含めた強力なカルテットが猛威を振るう。

なお、両者の対戦は2019-20シーズンのラウンド16以来。その対戦では共にホームで1-0の勝利を収めたが、アンフィールドでの延長戦をMFマルコス・ジョレンテの2ゴール、FWモラタのゴールで打ち勝ったアトレティコがリバプールの大会連覇を阻む劇的勝ち上がりを見せていた。そのため、リベンジに燃えるリバプールは並々ならぬ想いで敵地に乗り込むはずだ。

また、共に初勝利を目指すポルトとミランの一戦は拮抗した展開が予想される。ここまでCLでは結果が出ていない両チームだが、ポルトはリーグ戦6勝2分け、ミランは7勝1分けといずれも無敗で2位と好調を維持している。

ポルトではFWルイス・ディアス、FWタレミの好調アタッカーコンビ、ミランではローマFWフランチェスコ・トッティのCL最年長ゴール記録(38歳59日)の更新が期待される40歳FWイブラヒモビッチのプレーに注目が集まる。また、ミランでは出場停止のMFケシエに加え、GKメニャンやFWレビッチ、DFテオ・エルナンデスらを負傷などで欠く中、代役たちの活躍が求められるところだ。

【グループB】
▽10/19(火)
《28:00》
ポルト vs ミラン
アトレティコ・マドリー vs リバプール

◆ストライカーに注目の連勝対決~グループC~
Getty Images

本命不在と思われたグループCだが、ここまではアヤックスとドルトムントが連勝スタートと、2強2弱の様相を呈している。そして、今節からはその2強と2弱がそれぞれ連戦に臨む。

攻撃陣の躍動でグループ首位に立つアヤックスは、前々節のリーグ戦でユトレヒト相手に今季初黒星を喫したが、直近のヘーレンフェーン戦ではきっちり白星を取り戻し、今回の首位攻防戦を良い形で迎えることになった。

一方、アヤックスとは異なり2試合連続1点差勝ちで連勝のドルトムント。さらに、直近のリーグ戦では格下相手にきっちり勝ち切って連勝を飾っている。

実力伯仲の首位攻防戦では両チームのエースストライカーに注目。アヤックスでは加入2年目のFWアラーがCL5ゴールを含む公式戦12試合11ゴールと大暴れ。対するドルトムントではFWハーランドがその数字を上回る9試合13ゴールと相変わらずの存在感を放っている。今回の頂上決戦では元フランクフルトFW、ノルウェー代表FWのいずれがチームを勝利に導くゴールを決めることになるのか。

また、共に初勝利が懸かるベシクタシュvsスポルティング・リスボンは、拮抗した戦いが予想されるところだ。難所イスタンブールでの試合だけにホームチームのアドバンテージは大きいが、ここまでのリーグ戦の戦績ではスポルティングに分がある。共に百戦錬磨のタレントを抱える中、ベシクタシュではFWバチュアイ、スポルティングではMFサラビアのパフォーマンスに注目したい。

【グループC】
▽10/19(火)
《25:45》
ベシクタシュ vs スポルティング・リスボン
《28:00》
アヤックス vs ドルトムント

◆昨季連敗のマドリーがリベンジに挑む~グループD~
Getty Images

ここまでのグループステージで最も波乱に見舞われているグループDではモルドバ勢として本大会初参戦のシェリフが2連勝で首位に立つ。そして、2位にレアル・マドリー、3位と4位にいずれも勝ち点1のインテルとシャフタールが並んでいる。そして、今節からは上位2チームvs下位2チームという構図の下、突破を懸けた重要な連戦に臨む。

インテルとの本命対決を制して白星スタートを飾ったレアル・マドリーだが、前節ではサンティアゴ・ベルナベウでシェリフに敗れる大失態を演じた。さらに、直近のリーグ戦では昇格組エスパニョール相手にリーグ初黒星を喫し、連敗を含む公式戦3試合未勝利と、アンチェロッティ新体制で最初の試練を迎えている。今週末にバルセロナとのエル・クラシコを控える中、今節ではシャフタール相手に4戦ぶりの白星奪還を目指す。

MFクロースの復帰によって中盤は主力が揃ったものの、前線はFWベイル、FWヨビッチ、FWアザールと離脱者が続出。好調を維持するFWベンゼマとFWヴィニシウスへの依存傾向が強まっている。また、昨季のグループステージの対戦ではシャフタール相手にダブルを決められており、相手の鋭いカウンターを前に課題の守備陣がソリッドな対応を見せられるかが、勝利のカギを握る。

今グループステージ初勝利を目指すインテルは、ホームに首位シェリフを迎える。今季もヨーロッパの舞台で苦戦が続くインテルは、直近のリーグ戦でも指揮官インザーギの古巣ラツィオを相手に今季初黒星を喫した。さらに、今週末にはユベントスとのイタリア・ダービーを控えており、今回のシェリフ戦でのバウンスバックが求められるところだ。

マドリー戦金星の立役者となった守護神アサナシアディスが体調不良で不在も、粘り強い堅守が光るシェリフの堅守攻略に向けてはFWジェコとFWラウタロ・マルティネスの2トップに加え、両ウイングバックの効果的な攻撃参加、制空権を握れるセットプレーが重要となるはずだ。

【グループD】
▽10/19(火)
《28:00》
インテル vs シェリフ
シャフタール vs レアル・マドリー

PR
関連ニュース

【ラ・リーガ第35節プレビュー】久保建英がバルサに挑む! 優勝マドリーは降格迫るグラナダ戦

先週末に行われた第34節ではレアル・マドリーの2シーズンぶり36度目の優勝が決定。これにより、残り4試合では上位争い、ヨーロッパ出場権争い、残留争いにより多くの注目が集まる。 今節の最注目カードはマンデーナイトに行われる3位のバルセロナと6位のレアル・ソシエダの上位対決だ。 バルセロナは前節、2位攻防戦となったジローナとのカタルーニャ自治州ダービーに2-4で敗戦。DFクリステンセン、FWレヴァンドフスキのゴールによって2度リードを手にしたが、ミス絡みの2失点目で2-2のイーブンに戻されると、そこから2ゴールを叩き込まれ、前回対戦と同じスコアでの厳しいシーズンダブルを喫し、3位に交代した。 これにより、クラブ財政において重要な来季のスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権獲得はライバルの取りこぼしが必須の厳しい状況となった。その敗戦からのバウンスバックを図るチャビのチームは、直近の公式戦4試合連続で複数失点が続く守備の改善を図りつつ、ラ・レアルのソリッドな守備攻略へ好調のレヴァンドフスキの活躍に期待したい。 一方、ソシエダは前節、ラス・パルマス相手にオウンゴール、FWベッカーのゴールによって2-0の快勝。MFスビメンディ、DFスベルディアの負傷離脱に加えてMF久保建英のコンディションは懸念材料だが、何とかチーム一丸となった戦いで格上相手に連勝を狙いたい。古巣相手に躍動が期待される久保に関してコンディションの改善が確認されており、スタメンか途中投入かは不明だが、プレーできる状況にあるようだ。 前節、カディス戦での3-0の快勝とバルセロナの敗戦によって4節を残してのプリメーラ制覇を決めたマドリーは、王者として初めて臨む一戦で19位のグラナダとのアウェイゲームに臨む。2シーズンぶりの優勝に加え、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ではバイエルン相手に劇的な逆転勝利を収め、ウェンブリーへの切符を手にした。初戦を2-2のドローで終えた中、後半半ばに先制点を奪われる厳しい展開となったが、途中投入のFWホセルが土壇場の88分と91分に奪った連続ゴールによって2-1の逆転。最高の1週間を過ごすことになった。 今後は6月1日に控えるドルトムントとのCL決勝に向けたコンディション調整が最優先事項となるため、今回の一戦では大幅なターンオーバーが見込まれるが、守護神クルトワやDFミリトンなど虎視眈々とCL決勝への出場を目指す実力者たちが指揮官へのアピールに向けてしっかりとしたパフォーマンスを見せるはずだ。なお、対戦相手のグラナダは残り4試合で17位のマジョルカと11ポイント差となっており、この試合で引き分け以下に終わった場合、3節を残してのセグンダ降格が決定する。 前述のバルセロナとのダービーで会心の勝利を収め、悲願の来季CL出場が確定した2位のジローナは、ここからボーナスとなるスーペル・コパ出場権確保を目指す。そして、今節は3連勝で11位に順位を上げてきたアラベス相手に4連勝を狙う。この試合ではバルセロナ戦でリーグ戦20ゴールの大台に乗せ、ピチーチ争いでトップに立つ主砲ドフビクの活躍にも期待だ。 リーグ連勝で4位死守へ順調に勝ち点3を重ねるアトレティコ・マドリーは、残留へ勝ち点を積みたい15位のセルタとのホームゲームに臨む。前節はマジョルカ相手にFWリケルメの見事なミドルシュートで上げたゴールを最後まで守り切ってウノセロ勝利。追加点に課題を残したが、公式戦14試合ぶりのクリーンシートはポジティブな要素だ。セルタ戦では引き続き無失点にこだわりつつ、得意のホームゲームで攻撃陣も躍動といきたい。 そのアトレティコを6ポイント差で追走する5位のアスレティック・ビルバオは13位のオサスナ相手に連勝を狙う。前節はDFジェライ、DFパレデスとセンターバック2人が退場するアクシデントに見舞われたが、守護神ウナイ・シモンが驚異的なパラドンを連発し、FWイニャキ・ウィリアムズが挙げた2ゴールを守り抜いた。両主力センターバックをサスペンションで欠くこの一戦ではウィリアムズ兄弟が牽引する攻撃陣の働きが重要となる。 その他ではヨーロッパ出場を争う7位のベティスや8位のバレンシア、残留へ崖っぷちの18位カディスの試合や、ビジャレアルvsセビージャの名門対決にも注目したい。 《ラ・リーガ第35節》 ▽5/10(金) 《28:00》 アラベス vs ジローナ ▽5/11(土) 《21:00》 マジョルカ vs ラス・パルマス 《23:15》 ビジャレアル vs セビージャ 《25:30》 グラナダ vs レアル・マドリー 《28:00》 アスレティック・ビルバオ vs オサスナ ▽5/12(日) 《21:00》 カディス vs ヘタフェ 《23:15》 アトレティコ・マドリー vs セルタ 《25:30》 バレンシア vs ラージョ 《28:00》 ベティス vs アルメリア ▽5/13(月) 《28:00》 バルセロナ vs レアル・ソシエダ 2024.05.10 19:00 Fri

コリンチャンス産の19歳ウインガーがプレミア上陸へ? ブライトンら関心でウェストハムが交渉開始

コリンチャンスのブラジル人FWウェズレイ(19)がイングランド・プレミアリーグへ上陸か。ブラジル『グローボ』が伝える。 ウェズレイは2005年生まれの右利き左ウイング。昨年コリンチャンスの下部組織からトップチームへ昇格し、2024シーズン公式戦23試合4得点2アシストの主力選手に成長した。 世代別を含めてブラジル代表歴はないが、イングランドを中心に、欧州のスカウト陣がウェズレイを発見済み。大小問わずアトレティコ・マドリー、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、クリスタル・パレスなどが関心を寄せるという。 そんななか、今夏の獲得に向け、ウェストハムがいち早くクラブ間交渉を開始。 ただ、1億レアル(約30億2000万円)のファーストオファーはコリンチャンスから同意を得られず。少年時代からウェズレイを育てた2012年の世界一クラブは、1億3900万レアル(約42億円)を要求しているとのことだ。 コリンチャンスはウェズレイの保有権70%を持つなか、クラブ経営が必ずしも順調というわけではなく、2024年の決算で赤字を出さないためには、上述のような、かなりの金額で同選手を売る必要があるとみられている。 ウェズレイの代理人を担うクロヴィス・エンリケ氏は数日中にイングランドへ渡航する模様。いくつかのクラブと協議を予定しているようだ。 2024.05.10 15:30 Fri

ウノセロ勝利で4位キープのアトレティコ、シメオネ監督はチームの出来に満足「これが我々の進むべき道」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が辛勝を振り返った。スペイン『マルカ』が伝えた。 ラ・リーガ前節のアスレティック・ビルバオとの上位対決を3-1で制し、4位の座を死守したアトレティコ。チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に向け、4日の第34節ではマジョルカとのアウェイゲームに臨んだ。 開始早々、ボックス手前中央でボールを収めたロドリゴ・リケルメが右足を振り抜くと、これがゴール左隅に吸い込まれ、アトレティコが先制。その後はなかなか決定機を作り出せなかったが、1-0で逃げ切りに成功し、リーグ戦2連勝とした。 試合についてシメオネ監督は、「チームはゲームプランを非常にうまく遂行してくれた」とコメント。無失点で凌いだ守備を特に評価している。 「(アンヘル・)コレアから(ヤン・)オブラクに至るまで、守備面でインテリジェントにプレーするための献身性は信じられないほど素晴らしかった。カウンターや空中戦、ボックス内で脅威を発揮する相手に勝利することができた」 「我々はスペースを探し、最終的にそれを支配することができた。後半はマルコス(・ジョレンテ)にチャンスがあり、相手にもあったが、全体的なチームワークは非常に良かった」 また、シメオネ監督は今節採用した[5-4-1]へのシステム変更についても言及。あくまでもコミットメントや選手の頑張りが大事だと語った。 「我々は常に問題点を修正しようとしている。今シーズンは守備に問題があった。だが、それは3人や4人、5人のディフェンダーやGKのせいではない。チームの問題だ。チームとして献身的に取り組めば、全てがよりシンプルになる。勝つことも負けることもあるが、これが我々の進むべき道だ」 「システムがより良い解決策を生み出すとは思わないが、献身性や最初から最後までの努力はそれを生み出す。したがって、どのシステムも非常に優れたものになる可能性がある」 また、延長交渉が難航し、今夏のフリー移籍が取り沙汰される元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)についても言及。残留を希望した。 「マリオは非常に良かった。彼が試合に出れば、我々の中で最高の選手の1人になる。彼はサイドバックでもセンターバックでも、ワイドでもプレーすることができる。いつも我々に多くを与えてくれるし、今後も一緒にいられることを願っている」 2024.05.05 11:12 Sun

リケルメ弾で逃げ切ったアトレティコがリーグ戦連勝で4位を死守!【ラ・リーガ】

アトレティコ・マドリーは4日、ラ・リーガ第34節でマジョルカと対戦し1-0で勝利した。 前節アスレティック・ビルバオとの上位対決を制した4位アトレティコ(勝ち点64)は、その試合からスタメンを3人変更。グリーズマン、デ・パウル、モリーナに代えてリケルメ、バリオス、アスピリクエタをスタメンで起用した。 リーグ戦4試合勝利のない16位マジョルカ(勝ち点32)の対し、アトレティコは開始早々に先制する。5分、右サイドからのロングスローを対応したナスタシッチのクリアをボックス手前で拾ったリケルメがトラップでDFをかわし、ペナルティアーク左からシュート。これがゴール左隅に吸い込まれた。 先制点以降は主導権を握ったアトレティコが押し込む展開で推移するも、5バックを敷くマジョルカ守備陣を崩しきれず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。 それでもアトレティコは30分、ドリブルで持ち上がったエルモソがアンヘル・コレアとのワンツーでボックス左まで侵入したが、ニアを狙ったシュートは左サイドネットに外れた。 1-0で迎えた後半、アトレティコはエルモソを下げてモリーナを投入。すると54分、自陣中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったアンヘル・コレアのラストパスからM・ジョレンテに決定機が訪れたが、トラップが乱れてしまい、シュートは枠の上に大きく外れた。 その後は膠着状態が続く中、アトレティコは79分にピンチ。ムリキのロングスルーパスでボックス右深くまで侵入したラリンが角度のない位置がシュートを放ったが、これはGKオブラクがセーブした。 結局、試合はそのまま1-0でタイムアップ。開始早々のリケルメ弾で逃げ切ったアトレティコがリーグ戦連勝で4位を死守している。 2024.05.05 06:10 Sun

エルモソがフリー移籍の見通し…アトレティコとの新契約にサインせず

元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)がアトレティコ・マドリーを離れるようだ。 2019年夏にエスパニョールから加わったエルモソ。ディエゴ・シメオネ監督からセンターバックや左サイドバックの担い手として計算され、通算169試合の出場数を積み上げる。 今季もここまで公式戦40試合に出場中だが、最終年の契約を巡っては雲行きが怪しく、交渉がしばらく停滞。アトレティコ側の年俸引き下げにより、交渉が難航しているとされる。 そうしているうちに現行契約もあと2カ月を切るエルモソだが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、今夏のフリー移籍が決まったという。 新契約にサインしなかったというエルモソだが、まだどのクラブとも合意しておらず、チャンスを模索中とも。ビルドアップも売りの左利きセンターバックの新天地やいかに。 2024.05.04 19:20 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly