メッシが待望の移籍後初弾! PSGがシティにリベンジ達成でグループ首位に浮上《CL》
2021.09.29 06:18 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループA第2節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsマンチェスター・シティが28日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが2-0で勝利した。
PSGはメッシ、ネイマール、ムバッペの新トリデンテが初お披露目となったクラブ・ブルージュとの初戦を1-1のドローで終え、難しいスタートに。それでも、リーグ・アンでは圧倒的な内容とはいかないものの、勝負強さを発揮して開幕8連勝を達成した。昨季のリベンジを図るホーム開幕戦では、負傷明けのメッシをネイマールとムバッペ共に起用した他、GKケイロル・ナバスに替わってGKドンナルンマがCLデビューを飾った。
一方、RBライプツィヒとの打ち合いを6-3で制して白星発進のシティは、直近のプレミアリーグで3連敗中だったチェルシー相手に会心の勝利を収め、勢いを持ってパリに乗り込んできた。今週末にリバプールとのビッグマッチを控える中、チェルシー戦からは先発2人を変更。フォーデン、ガブリエウ・ジェズスに替えてスターリング、マフレズを起用。3トップは右からマフレズ、スターリング、グリーリッシュという並びとなった。
立ち上がりはアウェイのシティが押し込む入りを見せたが、PSGも[4-5-1]のコンパクトな守備陣形で応対。ボール奪取に長けたセンターラインのところでうまく相手の攻撃を撥ね返していく。
昨季準決勝1stレグで退場したグイエの汚名返上となる鮮烈な一撃で先手を奪ったPSGは、以降は前に出るシティの攻撃を冷静に吸収しながら3トップのキープ力を生かしてカウンターを仕掛けていく。なかなかフィニッシュまでは持ち込めないものの、相手に即時奪回を許さず。
一方、徐々にPSGの守備にアジャストしてボール回しのテンポが上がってきたシティは、デ・ブライネとグリーリッシュが並ぶ左サイドを起点に可能性のある崩しを見せ始めると、前半半ば過ぎに絶好の同点機が訪れる。
26分、ボックス左でデ・ブライネが絶妙なクロスを供給。これを中央でフリーのスターリングが頭で合わすが、これはクロスバーを叩く。さらに、GKドンナルンマの身体に当たってゴール前にこぼれたボールにベルナルド・シウバが左足で蹴り込みに行くが、再びクロスバーに当ててしまい、痛恨の決定機逸となった。
この攻撃をキッカケにフィニッシュの数を増やしていくアウェイチームは、マフレズやカンセロ、デ・ブライネとGKドンナルンマを脅かす。
一方、前半30分を過ぎると、防戦一方の展開を強いられたPSGだが、37分にはムバッペの背後への抜け出しからペナルティアーク付近のエレーラが強烈なミドルシュートで2点目に迫る。さらに、左CKの場面でゴール前の密集をドリブルでこじ開けたムバッペが際どい折り返しを入れるが、味方が合わせ切れず。それでも、前半終了間際に左CKから与えたルベン・ディアスの決定機をGKドンナルンマの好守で凌ぎ、1点リードで試合を折り返した。
後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりから相手を押し込むシティ。54分にはマフレズのスルーパスに反応したデ・ブライネがボックス右に抜け出してシュートに持ち込むが、ここはGKドンナルンマにうまくコースを消されてしまう。
一方、前半のようになかなかカウンターを繰り出せないPSGだが、65分にはメッシとネイマールのホットラインが開通。タッチ際でDFを引き付けたメッシから右のハーフスペースに飛び出したネイマールにパスが繋がる。だが、そのままボックス右に持ち込んだネイマールのシュートは惜しくも枠の右に外れた。
以降は完全に膠着状態が続いたが、この試合で最も注目を集めたパリの背番号30が魅せる。74分、ヴェッラッティを起点としたカウンターから右サイドでボールを持ったメッシが大外を走るハキミをオトリにそのまま内へ切り込んでいく。そして、ペナルティアーク付近に走り込んできたムバッペに一度ボールを当ててペナルティアーク付近でリターンパスを受けると、見事な左足のダイレクトシュートをゴール右上隅に突き刺し、待望のPSG加入後初ゴールを挙げた。
愛弟子メッシに初ゴールを献上して苦しくなったグアルディオラ監督は、グリーリッシュに替えてすでに投入していたフォーデンに続き、78分にはスターリングを諦めてジェズスを投入。ここから攻勢を強めてマフレズを起点に幾度かゴールを脅かしたものの、CLデビューで意気込むGKドンナルンマの牙城を最後まで破ることはできず。
この結果、グイエの汚名返上弾とメッシ待望の移籍後初ゴールで難敵シティにリベンジを果たしたPSGが初勝利と共にグループ首位に浮上した。
また、同日行われたグループAのもう1試合、RBライプツィヒvsクラブ・ブルージュは、アウェイのクラブ・ブルージュが1-2で逆転勝利した。
グループステージ初勝利を懸けた一戦は、ホームのライプツィヒが開始早々の5分にエンクンクのゴールで先制に成功した。しかし、すぐさま反撃に出たクラブ・ブルージュは24分にヴァナケンが2試合連続ゴールを挙げてスコアをタイに戻すと、前半終了間際にはリッツのゴールで逆転に成功した。
後半はホームチームがボールを握って攻勢を強めたが、クラブ・ブルージュの粘り強い守備をこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップ。この結果、初勝利のクラブ・ブルージュがグループ2位に浮上した。
パリ・サンジェルマン 2-0 マンチェスター・シティ
【パリ・サンジェルマン】
グイエ(8分)
メッシ(74分)
ライプツィヒ 1-2 クラブ・ブルージュ
【ライプツィヒ】
エンクンク(5分)
【クラブ・ブルージュ】
ヴァナケン(24分)
リッツ(41分)
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今グループステージ初勝利を目指すPSGと、連勝を目指すシティによる、昨季の準決勝再現カード。一方、RBライプツィヒとの打ち合いを6-3で制して白星発進のシティは、直近のプレミアリーグで3連敗中だったチェルシー相手に会心の勝利を収め、勢いを持ってパリに乗り込んできた。今週末にリバプールとのビッグマッチを控える中、チェルシー戦からは先発2人を変更。フォーデン、ガブリエウ・ジェズスに替えてスターリング、マフレズを起用。3トップは右からマフレズ、スターリング、グリーリッシュという並びとなった。
立ち上がりはアウェイのシティが押し込む入りを見せたが、PSGも[4-5-1]のコンパクトな守備陣形で応対。ボール奪取に長けたセンターラインのところでうまく相手の攻撃を撥ね返していく。
すると、8分にはボックス右に抜け出したムバッペがグラウンダーでマイナスに折り返す。中央で反応したネイマールの右足シュートはうまくミートせずにファーへ流れるも、これを回収したグイエがゴール右上隅の完璧なコースに強烈な右足のシュートを突き刺した。
昨季準決勝1stレグで退場したグイエの汚名返上となる鮮烈な一撃で先手を奪ったPSGは、以降は前に出るシティの攻撃を冷静に吸収しながら3トップのキープ力を生かしてカウンターを仕掛けていく。なかなかフィニッシュまでは持ち込めないものの、相手に即時奪回を許さず。
一方、徐々にPSGの守備にアジャストしてボール回しのテンポが上がってきたシティは、デ・ブライネとグリーリッシュが並ぶ左サイドを起点に可能性のある崩しを見せ始めると、前半半ば過ぎに絶好の同点機が訪れる。
26分、ボックス左でデ・ブライネが絶妙なクロスを供給。これを中央でフリーのスターリングが頭で合わすが、これはクロスバーを叩く。さらに、GKドンナルンマの身体に当たってゴール前にこぼれたボールにベルナルド・シウバが左足で蹴り込みに行くが、再びクロスバーに当ててしまい、痛恨の決定機逸となった。
この攻撃をキッカケにフィニッシュの数を増やしていくアウェイチームは、マフレズやカンセロ、デ・ブライネとGKドンナルンマを脅かす。
一方、前半30分を過ぎると、防戦一方の展開を強いられたPSGだが、37分にはムバッペの背後への抜け出しからペナルティアーク付近のエレーラが強烈なミドルシュートで2点目に迫る。さらに、左CKの場面でゴール前の密集をドリブルでこじ開けたムバッペが際どい折り返しを入れるが、味方が合わせ切れず。それでも、前半終了間際に左CKから与えたルベン・ディアスの決定機をGKドンナルンマの好守で凌ぎ、1点リードで試合を折り返した。
後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりから相手を押し込むシティ。54分にはマフレズのスルーパスに反応したデ・ブライネがボックス右に抜け出してシュートに持ち込むが、ここはGKドンナルンマにうまくコースを消されてしまう。
一方、前半のようになかなかカウンターを繰り出せないPSGだが、65分にはメッシとネイマールのホットラインが開通。タッチ際でDFを引き付けたメッシから右のハーフスペースに飛び出したネイマールにパスが繋がる。だが、そのままボックス右に持ち込んだネイマールのシュートは惜しくも枠の右に外れた。
以降は完全に膠着状態が続いたが、この試合で最も注目を集めたパリの背番号30が魅せる。74分、ヴェッラッティを起点としたカウンターから右サイドでボールを持ったメッシが大外を走るハキミをオトリにそのまま内へ切り込んでいく。そして、ペナルティアーク付近に走り込んできたムバッペに一度ボールを当ててペナルティアーク付近でリターンパスを受けると、見事な左足のダイレクトシュートをゴール右上隅に突き刺し、待望のPSG加入後初ゴールを挙げた。
愛弟子メッシに初ゴールを献上して苦しくなったグアルディオラ監督は、グリーリッシュに替えてすでに投入していたフォーデンに続き、78分にはスターリングを諦めてジェズスを投入。ここから攻勢を強めてマフレズを起点に幾度かゴールを脅かしたものの、CLデビューで意気込むGKドンナルンマの牙城を最後まで破ることはできず。
この結果、グイエの汚名返上弾とメッシ待望の移籍後初ゴールで難敵シティにリベンジを果たしたPSGが初勝利と共にグループ首位に浮上した。
また、同日行われたグループAのもう1試合、RBライプツィヒvsクラブ・ブルージュは、アウェイのクラブ・ブルージュが1-2で逆転勝利した。
グループステージ初勝利を懸けた一戦は、ホームのライプツィヒが開始早々の5分にエンクンクのゴールで先制に成功した。しかし、すぐさま反撃に出たクラブ・ブルージュは24分にヴァナケンが2試合連続ゴールを挙げてスコアをタイに戻すと、前半終了間際にはリッツのゴールで逆転に成功した。
後半はホームチームがボールを握って攻勢を強めたが、クラブ・ブルージュの粘り強い守備をこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップ。この結果、初勝利のクラブ・ブルージュがグループ2位に浮上した。
パリ・サンジェルマン 2-0 マンチェスター・シティ
【パリ・サンジェルマン】
グイエ(8分)
メッシ(74分)
ライプツィヒ 1-2 クラブ・ブルージュ
【ライプツィヒ】
エンクンク(5分)
【クラブ・ブルージュ】
ヴァナケン(24分)
リッツ(41分)
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