チェルシーvsシティの大一番はシティに軍配! チェルシー戦の連敗を「3」でストップ!《プレミアリーグ》
2021.09.25 22:35 Sat
プレミアリーグ第6節、チェルシーvsマンチェスター・シティが25日にスタンフォード・ブリッジで行われ、0-1でアウェイのシティが勝利した。
チェルシーは前節、トッテナムとの今季最初のロンドン・ダービーを戦った。前半はホームサポーターの熱烈な後押しを受け、躍動感を見せたトッテナムに苦戦。それでも、智将トゥヘルがハーフタイムに施した修正と、MFカンテの投入で一気に流れを変えると、終わってみれば3-0の完勝を収めて、タイトルコンテンダー筆頭に相応しい戦いぶりを見せた。
一方、開幕戦の敗戦以降、レスター・シティ戦を除き公式戦3試合で5ゴール以上を挙げる爆発的な攻撃力を武器に、調子を取り戻しつつあるシティ。だが、前節のサウサンプトン戦では相手の強度の高いプレーと堅守に手を焼き、リーグ戦4試合連続クリーンシートこそ記録したものの、2017年のストーク戦以来の枠内シュート1本という攻撃の停滞によって連勝がストップした。
スタメンに関して、ホームのチェルシーはゴールマウスには守護神メンディが復帰。中盤はジョルジーニョ、カンテ、コバチッチの3人を並べて、ルカクとヴェルナーが2トップを組む[3-5-2]のフォーメーションを採用し、変化をつけた。
立ち上がりは前線からチェルシー守備陣にプレスをかけるアウェイのシティが押し込む展開に。しかし、リーグ戦ではここまでリバプール戦のPKによる1失点のみに抑えているチェルシー自慢の鉄壁を脅かすまでには至らない。また、中盤に3枚並べた守備で、重心はいつもより低くなるものの、スペースを与えず虎視眈眈と反撃の機会を窺う戦い方を見せる。
すると15分、自陣でボールを奪うや否や直ちに前線へ配球。ヴェルナーがスピードを生かして持ち上がり、左からの折り返しにルカクが飛び込む決定機を演出。ホームチームが狙い通りの形を演出して見せた。
その後は攻勢のシティ、耐えるチェルシーという構図が続く中、序盤の相手との接触で足首を痛めていたリーズ・ジェームズが30分手前で続行不可能に。代わりにチアゴ・シウバが投入され、右ウイングバックにはアスピリクエタが回ることになった。
ここまでポゼッションは圧倒的にシティに軍配。7割超の支配率でもって相手を押し込み続けるが、クロスやパスワークはことごとく跳ね返され、肝心のシュート数は伸びない。ただ、カウンター対策も抜かりなく、ボールホルダーを瞬く間に複数人で囲んで、チェルシーの攻撃の芽を摘み取っていく。
結局試合は0-0のまま後半へ。互いに選手交代は行わなかったものの、チェルシーはルカクとヴェルナーの立ち位置を入れ替えるマイナーチェンジを施す。
そんな後半もシティの攻勢は変わらない。48分に味方との連携でボックス左にグリーリッシュが侵入し、その折り返しからチャンスになりかけるが、チェルシーはカンテの守備で事なきを得る。
しかし迎えた53分、シティは左CKの場面でショートコーナーを選択。ボックス手前でパスを受けたカンセロがシュートを放つと、これをボックス中央でジェズスが止めて、相手に囲まれながらも強引に右足を振り抜く。するとこれがチェルシーの選手に当たってゴールイン。さすがのGKメンディも動けず、シティは幸運な形で鉄壁を崩した。
ようやく破れた均衡。リードを奪ったシティはさらにグリーリッシュのシュートで追加点を狙いにいく。対してチェルシーは60分にカンテを下げてハヴァーツを投入し、布陣もいつもの[3-4-2-1]に戻した。
だが、次のチャンスもシティに訪れる。61分、自陣でのボール奪取から左サイドを走るカンセロへ送りカウンターを発動。カンセロのクロスはGKメンディに弾かれるものの、そのセカンドボールをジェズスがシュート。またとない絶好機だったが、ゴールライン上でチアゴ・シウバにブロックされてしまった。
絶体絶命のピンチを切り抜けたチェルシーは、直後にハヴァーツが絡んだプレーからルカクがネットを揺らしたが、ハヴァーツのオフサイドでゴールは認められず。それでも、失点前より確実にゴールチャンスが増えていく。65分にはルカクが受けたファウルでFKのチャンスを得ると、ボックス手前右の好位置からマルコス・アロンソが直接狙う。しかし、ここは壁に阻まれた。
続く71分には、ルカクのポストプレーからコバチッチがゴール前に侵攻。ペナルティアークから右足を振り抜いたが、ルベン・ディアスのブロックに遭った。 その後、2枚目の交代カードを切り、ジョルジーニョとロフタス=チークを入れ替えた。
80分を過ぎて間延びしてきた中、シティは83分に敵陣中央でボールを奪い、フォーデンから前線のグリーリッシュにスルーパス。ボックス中央に侵入したグリーリッシュがフィニッシュまで持ち込んだが、抜群のタイミングで飛び出したGKメンディがビッグセーブを見せた。
終盤にかけてはチェルシーの流れに。しかしながら、最後までゴールを奪うことができず試合終了。今季初黒星を喫した。一方のシティは、対チェルシーの連敗を「3」で止め、大一番をモノにした。
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ここまで4勝1分け無敗で首位を走るチェルシーと、3勝1分け1敗で5位に位置するシティの、優勝候補同士による大注目のビッグマッチ。リーグ戦における直近12試合は、チェルシー5勝、シティ7勝という戦績だが、チェルシーのトゥヘル監督就任後はチェルシーが公式戦3連勝中。その最後の一戦は昨季のチャンピオンズリーグ決勝だ。一方、開幕戦の敗戦以降、レスター・シティ戦を除き公式戦3試合で5ゴール以上を挙げる爆発的な攻撃力を武器に、調子を取り戻しつつあるシティ。だが、前節のサウサンプトン戦では相手の強度の高いプレーと堅守に手を焼き、リーグ戦4試合連続クリーンシートこそ記録したものの、2017年のストーク戦以来の枠内シュート1本という攻撃の停滞によって連勝がストップした。
スタメンに関して、ホームのチェルシーはゴールマウスには守護神メンディが復帰。中盤はジョルジーニョ、カンテ、コバチッチの3人を並べて、ルカクとヴェルナーが2トップを組む[3-5-2]のフォーメーションを採用し、変化をつけた。
対するシティはお馴染みの[4-3-3]の布陣。センターバックはルベン・ディアスとラポルテがコンビを組み、3トップはG・ジェズス、フォーデン、グリーリッシュが並んだ。
立ち上がりは前線からチェルシー守備陣にプレスをかけるアウェイのシティが押し込む展開に。しかし、リーグ戦ではここまでリバプール戦のPKによる1失点のみに抑えているチェルシー自慢の鉄壁を脅かすまでには至らない。また、中盤に3枚並べた守備で、重心はいつもより低くなるものの、スペースを与えず虎視眈眈と反撃の機会を窺う戦い方を見せる。
すると15分、自陣でボールを奪うや否や直ちに前線へ配球。ヴェルナーがスピードを生かして持ち上がり、左からの折り返しにルカクが飛び込む決定機を演出。ホームチームが狙い通りの形を演出して見せた。
その後は攻勢のシティ、耐えるチェルシーという構図が続く中、序盤の相手との接触で足首を痛めていたリーズ・ジェームズが30分手前で続行不可能に。代わりにチアゴ・シウバが投入され、右ウイングバックにはアスピリクエタが回ることになった。
ここまでポゼッションは圧倒的にシティに軍配。7割超の支配率でもって相手を押し込み続けるが、クロスやパスワークはことごとく跳ね返され、肝心のシュート数は伸びない。ただ、カウンター対策も抜かりなく、ボールホルダーを瞬く間に複数人で囲んで、チェルシーの攻撃の芽を摘み取っていく。
結局試合は0-0のまま後半へ。互いに選手交代は行わなかったものの、チェルシーはルカクとヴェルナーの立ち位置を入れ替えるマイナーチェンジを施す。
そんな後半もシティの攻勢は変わらない。48分に味方との連携でボックス左にグリーリッシュが侵入し、その折り返しからチャンスになりかけるが、チェルシーはカンテの守備で事なきを得る。
しかし迎えた53分、シティは左CKの場面でショートコーナーを選択。ボックス手前でパスを受けたカンセロがシュートを放つと、これをボックス中央でジェズスが止めて、相手に囲まれながらも強引に右足を振り抜く。するとこれがチェルシーの選手に当たってゴールイン。さすがのGKメンディも動けず、シティは幸運な形で鉄壁を崩した。
ようやく破れた均衡。リードを奪ったシティはさらにグリーリッシュのシュートで追加点を狙いにいく。対してチェルシーは60分にカンテを下げてハヴァーツを投入し、布陣もいつもの[3-4-2-1]に戻した。
だが、次のチャンスもシティに訪れる。61分、自陣でのボール奪取から左サイドを走るカンセロへ送りカウンターを発動。カンセロのクロスはGKメンディに弾かれるものの、そのセカンドボールをジェズスがシュート。またとない絶好機だったが、ゴールライン上でチアゴ・シウバにブロックされてしまった。
絶体絶命のピンチを切り抜けたチェルシーは、直後にハヴァーツが絡んだプレーからルカクがネットを揺らしたが、ハヴァーツのオフサイドでゴールは認められず。それでも、失点前より確実にゴールチャンスが増えていく。65分にはルカクが受けたファウルでFKのチャンスを得ると、ボックス手前右の好位置からマルコス・アロンソが直接狙う。しかし、ここは壁に阻まれた。
続く71分には、ルカクのポストプレーからコバチッチがゴール前に侵攻。ペナルティアークから右足を振り抜いたが、ルベン・ディアスのブロックに遭った。 その後、2枚目の交代カードを切り、ジョルジーニョとロフタス=チークを入れ替えた。
80分を過ぎて間延びしてきた中、シティは83分に敵陣中央でボールを奪い、フォーデンから前線のグリーリッシュにスルーパス。ボックス中央に侵入したグリーリッシュがフィニッシュまで持ち込んだが、抜群のタイミングで飛び出したGKメンディがビッグセーブを見せた。
終盤にかけてはチェルシーの流れに。しかしながら、最後までゴールを奪うことができず試合終了。今季初黒星を喫した。一方のシティは、対チェルシーの連敗を「3」で止め、大一番をモノにした。
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