レアンドロの豪快弾を守り抜いたFC東京がアウェイ連勝! 神戸は大迫スタメンも見せ場は少なく…【明治安田J1第27節】
2021.08.28 20:24 Sat
明治安田生命J1リーグ第27節、ヴィッセル神戸vs FC東京が28日にノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイのFC東京が1-0で勝利した。
水曜日に行われた大分トリニータ戦で逆転勝利を収めリーグ3位の位置につける神戸は、前節から小林、武藤に代えてフェルマーレンと中坂を起用。古巣対決として注目が集まっていた武藤はベンチ外となった。システムは[4-2-3-1]を採用しており、大迫が1トップを務める。
一方、こちらも前節のベガルタ仙台戦で試合終了間際のPK弾によって勝利を収めたFC東京は、前節からスタメンを6枚変更。仙台戦ではベンチスタートや招集外だったディエゴ・オリベイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジル人トリオや森重、東が先発に復帰している。システムは [4-2-3-1]から変わらず、トップ下にはレアンドロが入る形となった。
立ち上がりはボールを握る神戸に対して、FC東京は[4-4-2]のブロックを作りながらカウンターを狙う展開に。神戸はサンペールとイニエスタを中心にボールを前進させつつ、サイドからのクロスで大迫の強さを生かそうとするが、FC東京もこの日がJ1通算400試合目の出場となった森重を中心に守備陣が集中した守りを見せる。
15分にはFC東京がアダイウトンとレアンドロの力強い突破でボックス内に進入すると、こぼれ球を拾った東からのグラウンダーのクロスにアダイウトンが頭で合わせたが、これは枠外に。すると神戸も16分に左サイドを抉った初瀬がクロスを放ち、山口が浮き球を正確にボレーシュートで捉えるも、波多野のセーブに防がれた。
なかなかチャンスを作れないFC東京はアダイウトンとレアンドロの馬力を生かした突破を試みるが、シュートまではつながらず。両チームとも相手ボックス付近まではボールを運べるもののそこからの打開策が少なく、こう着状態のままハーフタイムを迎えることになった。
後半もボールを持つ神戸とカウンターを狙うFC東京という構図は変わらず。50分にはイニエスタからパスを受けた大迫がボックス外からシュートを放つも、これは大きく枠外に。中々枠内シュートまで持っていけないFC東京は、58分にCKの流れからクロスを受けたディエゴ・オリベイラが反転してシュートを打ったが、こちらも枠内に収めることはできなかった。
61分にはイニエスタがサンペールとのワンツーから巧みなドリブルでボックス内に進入してシュートを放ったが、これもまた惜しくも枠内を捉えず。対してFC東京も63分に攻め込むと、ディエゴ・オリベイラ、レアンドロが続けざまにシュートを放ったが、これは菊池が立て続けに身体を張った守備でブロック。この際菊池の手にボールが当たったようにも見えたが、VARの結果PKとはならなかった。
72分には神戸が山口から右サイドの酒井高徳にボールを展開。酒井高徳のクロスのこぼれ球を拾った山口が強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠から外れた。神戸は75分にもイニエスタがドリブルで持ち運びループシュートでゴールを狙ったが、これは波多野が難なくキャッチしている。
このままゴールレスドローも見えてきた83分、FC東京が待望の先制点を奪取。左サイドでボールを持った小川がハーフスペースの田川にパスを出すと、そこからボックス内でレアンドロ、永井と小気味よくつないでいき、最後にはレアンドロが豪快にゴール左隅にボールを叩き込んだ。
攻めるしかなくなった神戸は90分に菊池、酒井高徳を下げて佐々木、井上を投入するものの功を奏さず。最後まで集中を切らさなかったFC東京の守備陣を相手にシュートまで持ち込むこともできないまま時間は経過し、そのままタイムアップとなった。勝利を収めたFC東京はこれでアウェイ2連勝。神戸は大迫、イニエスタら豪華攻撃陣を揃えながら組織的な攻撃の形は見られず、悔いの残る敗戦となった。
ヴィッセル神戸 0-1 FC東京
【FC東京】
レアンドロ(後38)
水曜日に行われた大分トリニータ戦で逆転勝利を収めリーグ3位の位置につける神戸は、前節から小林、武藤に代えてフェルマーレンと中坂を起用。古巣対決として注目が集まっていた武藤はベンチ外となった。システムは[4-2-3-1]を採用しており、大迫が1トップを務める。
立ち上がりはボールを握る神戸に対して、FC東京は[4-4-2]のブロックを作りながらカウンターを狙う展開に。神戸はサンペールとイニエスタを中心にボールを前進させつつ、サイドからのクロスで大迫の強さを生かそうとするが、FC東京もこの日がJ1通算400試合目の出場となった森重を中心に守備陣が集中した守りを見せる。
15分にはFC東京がアダイウトンとレアンドロの力強い突破でボックス内に進入すると、こぼれ球を拾った東からのグラウンダーのクロスにアダイウトンが頭で合わせたが、これは枠外に。すると神戸も16分に左サイドを抉った初瀬がクロスを放ち、山口が浮き球を正確にボレーシュートで捉えるも、波多野のセーブに防がれた。
ボールを保持こそするもののなかなか攻撃のテンポが上がらない神戸は、イニエスタと大迫の個人技から打開を試みるものの、FC東京の守備陣は高い集中力によって防ぎ続ける。31分にはイニエスタの絶妙な浮き球パスに反応した酒井高徳がボックス内でシュートを放つが、これも波多野が立ち塞がりブロックした。
なかなかチャンスを作れないFC東京はアダイウトンとレアンドロの馬力を生かした突破を試みるが、シュートまではつながらず。両チームとも相手ボックス付近まではボールを運べるもののそこからの打開策が少なく、こう着状態のままハーフタイムを迎えることになった。
後半もボールを持つ神戸とカウンターを狙うFC東京という構図は変わらず。50分にはイニエスタからパスを受けた大迫がボックス外からシュートを放つも、これは大きく枠外に。中々枠内シュートまで持っていけないFC東京は、58分にCKの流れからクロスを受けたディエゴ・オリベイラが反転してシュートを打ったが、こちらも枠内に収めることはできなかった。
61分にはイニエスタがサンペールとのワンツーから巧みなドリブルでボックス内に進入してシュートを放ったが、これもまた惜しくも枠内を捉えず。対してFC東京も63分に攻め込むと、ディエゴ・オリベイラ、レアンドロが続けざまにシュートを放ったが、これは菊池が立て続けに身体を張った守備でブロック。この際菊池の手にボールが当たったようにも見えたが、VARの結果PKとはならなかった。
72分には神戸が山口から右サイドの酒井高徳にボールを展開。酒井高徳のクロスのこぼれ球を拾った山口が強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠から外れた。神戸は75分にもイニエスタがドリブルで持ち運びループシュートでゴールを狙ったが、これは波多野が難なくキャッチしている。
このままゴールレスドローも見えてきた83分、FC東京が待望の先制点を奪取。左サイドでボールを持った小川がハーフスペースの田川にパスを出すと、そこからボックス内でレアンドロ、永井と小気味よくつないでいき、最後にはレアンドロが豪快にゴール左隅にボールを叩き込んだ。
攻めるしかなくなった神戸は90分に菊池、酒井高徳を下げて佐々木、井上を投入するものの功を奏さず。最後まで集中を切らさなかったFC東京の守備陣を相手にシュートまで持ち込むこともできないまま時間は経過し、そのままタイムアップとなった。勝利を収めたFC東京はこれでアウェイ2連勝。神戸は大迫、イニエスタら豪華攻撃陣を揃えながら組織的な攻撃の形は見られず、悔いの残る敗戦となった。
ヴィッセル神戸 0-1 FC東京
【FC東京】
レアンドロ(後38)
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