ベンフィカが堂安欠場のPSV相手に先勝! 初戦ホームのマルメ&ヤング・ボーイズも先勝《CL予選》
2021.08.19 06:10 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)の予選プレーオフ1stレグの3試合が18日に行われた。
3回戦でスパルタク・モスクワ(ロシア)、ミッティラン(デンマーク)と難敵を退けたベンフィカ(ポルトガル)と、PSV(オランダ)によるCLグループステージを懸けた第1ラウンド。
ホームのベンフィカはオタメンディやグリマルド、ヴァイグル、ラファ・シウバに加え、今夏の新戦力ヤレムチュクがスタメンを飾った。一方、アウェイのPSVはMF堂安律がメンバーを外れたものの、ゲッツェやファン・ヒンケル、ギャクポ、マドゥエケといった主力を揃って起用してきた。
立ち上がりからプレーオフ特有の緊迫感が漂う中、ホームのベンフィカが先手を奪う。10分、丁寧なビルドアップからボックス手前左でピッツィが一度潰されるも、こぼれ球を引き取ったヤレムチュクがすかさずスルーパスを狙うと、ゴール前に抜け出したラファ・シウバが冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。
ファーストチャンスをモノにされてビハインドを負ったPSVはすぐさま反撃を開始。守備時に[5-4-1]の堅固なブロックを敷く相手に対して、高精度の左足を持つ左サイドバックのマックスの攻撃参加、右ウイングのマドゥエケの個の打開力を生かして攻略を図るが、なかなか相手のバランスを崩すことができない。28分には相手の背後を取ったザハビがボックス内に持ち込んでゴールネットを揺らすが、これはわずかにオフサイドラインを越えていたとの判定でゴールは認められず。
まずは41分、ボックス手前まで攻撃参加を見せたヴェリッシモが強烈なミドルシュートを枠の右隅に飛ばす。これはGKドロンネルのビッグセーブに阻まれるが、このプレーで得た右CKの流れからオタメンディが競り勝ってゴール前での混戦を生むと、最後はヴァイグルが冷静に左足のシュートを蹴り込んだ。
ベンフィカの2点リードで折り返した試合。後半の入りはオープンな展開となった中、PSVが早い時間帯に1点を返す。51分、カウンターから相手陣内中央右をドリブルで持ち上がったギャクポがカットインから右足を振る。これが中央を固めていたDFにディフレクトしてコースが変わりゴール右下隅の完璧なコースに決まった。
このゴールによってPSVに勢いが出始め、ベンフィカは前半の余裕の展開から一転して予期せぬ形で押し込まれる苦しい展開を強いられる。それでも、ホームサポーターの後押しを受け、粘りの守備で相手の攻撃をうまく吸収していく。
その後、試合はやや膠着状態に陥った中、両ベンチは積極的に交代カードを切っていき、選手交代で流れに変化を加えようと腐心する。
だが、この交代策も劇的に試合展開を変えるまでには至らず。互いに2ndレグを意識してリスクを冒さなかったこともあり、やや尻すぼみな形で試合はこのままタイムアップ。ホームのベンフィカが2-1で先勝も、敗れたPSVも逆転の可能性を残して初戦を終えることになった。
また、同日行われたマルメ(スウェーデン)vsルドゴレツ(ブルガリア)は、ホームのマルメが前半の26分にビルマンチェビッチ、後半序盤の61分にベルゲットと良い時間帯にゴールを重ねると、持ち味の堅守で相手の反撃を凌ぎ切って2-0のスコアで先勝した。
同じくヤング・ボーイズ(スイス)vsフェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)は、ホームのヤング・ボーイズが3-2で先勝した。
1-1のスコアで迎えた前半の25分にホームチームのヘフティがPK献上と共に一発退場となる。だが、フェレンツヴァーロシュのキッカーのウズニのPK失敗によってビハインドを免れたヤング・ボーイズは、逆に40分にシエロ、後半の65分にはウリセス・ガルシアのゴールで2点差を付ける。
その後、10人相手の敗戦は許されないフェレンツヴァーロシュが猛攻に打って出て82分にはボリのゴールで1点を返したものの、3点目を奪うことはできず。試合はこのままタイムアップ。10人のヤング・ボーイズがホームで先勝に成功した。
なお、2ndレグは24日、25日に開催される。
◆CLプレーオフ1stレグ
▽8/18(水)
ベンフィカ 2-1 PSV
マルメ 2-0 ルドゴレツ
ヤング・ボーイズ 3-2 フェレンツヴァーロシュ
▽8/17(火)
モナコ 0-1 シャフタール
シェリフ 3-0 ディナモ・ザグレブ
ザルツブルク 2-1 ブレンビー
3回戦でスパルタク・モスクワ(ロシア)、ミッティラン(デンマーク)と難敵を退けたベンフィカ(ポルトガル)と、PSV(オランダ)によるCLグループステージを懸けた第1ラウンド。
ホームのベンフィカはオタメンディやグリマルド、ヴァイグル、ラファ・シウバに加え、今夏の新戦力ヤレムチュクがスタメンを飾った。一方、アウェイのPSVはMF堂安律がメンバーを外れたものの、ゲッツェやファン・ヒンケル、ギャクポ、マドゥエケといった主力を揃って起用してきた。
ファーストチャンスをモノにされてビハインドを負ったPSVはすぐさま反撃を開始。守備時に[5-4-1]の堅固なブロックを敷く相手に対して、高精度の左足を持つ左サイドバックのマックスの攻撃参加、右ウイングのマドゥエケの個の打開力を生かして攻略を図るが、なかなか相手のバランスを崩すことができない。28分には相手の背後を取ったザハビがボックス内に持ち込んでゴールネットを揺らすが、これはわずかにオフサイドラインを越えていたとの判定でゴールは認められず。
守備では集中した対応を継続するものの、先制以降はなかなかチャンスを作れないベンフィカだったが、前半終了間際の連続攻撃からゴールをこじ開ける。
まずは41分、ボックス手前まで攻撃参加を見せたヴェリッシモが強烈なミドルシュートを枠の右隅に飛ばす。これはGKドロンネルのビッグセーブに阻まれるが、このプレーで得た右CKの流れからオタメンディが競り勝ってゴール前での混戦を生むと、最後はヴァイグルが冷静に左足のシュートを蹴り込んだ。
ベンフィカの2点リードで折り返した試合。後半の入りはオープンな展開となった中、PSVが早い時間帯に1点を返す。51分、カウンターから相手陣内中央右をドリブルで持ち上がったギャクポがカットインから右足を振る。これが中央を固めていたDFにディフレクトしてコースが変わりゴール右下隅の完璧なコースに決まった。
このゴールによってPSVに勢いが出始め、ベンフィカは前半の余裕の展開から一転して予期せぬ形で押し込まれる苦しい展開を強いられる。それでも、ホームサポーターの後押しを受け、粘りの守備で相手の攻撃をうまく吸収していく。
その後、試合はやや膠着状態に陥った中、両ベンチは積極的に交代カードを切っていき、選手交代で流れに変化を加えようと腐心する。
だが、この交代策も劇的に試合展開を変えるまでには至らず。互いに2ndレグを意識してリスクを冒さなかったこともあり、やや尻すぼみな形で試合はこのままタイムアップ。ホームのベンフィカが2-1で先勝も、敗れたPSVも逆転の可能性を残して初戦を終えることになった。
また、同日行われたマルメ(スウェーデン)vsルドゴレツ(ブルガリア)は、ホームのマルメが前半の26分にビルマンチェビッチ、後半序盤の61分にベルゲットと良い時間帯にゴールを重ねると、持ち味の堅守で相手の反撃を凌ぎ切って2-0のスコアで先勝した。
同じくヤング・ボーイズ(スイス)vsフェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)は、ホームのヤング・ボーイズが3-2で先勝した。
1-1のスコアで迎えた前半の25分にホームチームのヘフティがPK献上と共に一発退場となる。だが、フェレンツヴァーロシュのキッカーのウズニのPK失敗によってビハインドを免れたヤング・ボーイズは、逆に40分にシエロ、後半の65分にはウリセス・ガルシアのゴールで2点差を付ける。
その後、10人相手の敗戦は許されないフェレンツヴァーロシュが猛攻に打って出て82分にはボリのゴールで1点を返したものの、3点目を奪うことはできず。試合はこのままタイムアップ。10人のヤング・ボーイズがホームで先勝に成功した。
なお、2ndレグは24日、25日に開催される。
◆CLプレーオフ1stレグ
▽8/18(水)
ベンフィカ 2-1 PSV
マルメ 2-0 ルドゴレツ
ヤング・ボーイズ 3-2 フェレンツヴァーロシュ
▽8/17(火)
モナコ 0-1 シャフタール
シェリフ 3-0 ディナモ・ザグレブ
ザルツブルク 2-1 ブレンビー
PSVの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
PSVの人気記事ランキング
1
クワラツヘリアを失ったナポリ、PSVのウインガーに40.4億円を提示も完全拒否
パリ・サンジェルマン(PSG)にジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが移籍したナポリ。穴埋めを目指す中でPSVのオランダ代表FWノア・ラング(25)を目指している。 左ウイングを主戦場とするノア・ラング。アヤックスの下部組織出身で、トゥベンテやクラブ・ブルージュでプレーし、2023年7月からPSVでプレー。PSVでは公式戦45試合に出場し11ゴール10アシストを記録。左ウイングを補強したいナポリが目をつけることとなった。 クワラツヘリアは約7000万ユーロ(約113億1000万円)の移籍金でPSGへと移籍した中、ラングにもオファー。オランダ『AD』によると、PSVに2500万ユーロ(約40億4000万円)を提示したとされるが、PSVは完全に拒否したという。 ラングはナポリ行きを望んでいるともされるが、無理に退団を目指すことはないとのこと。ナポリはマンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代FWアレハンドロ・ガルナチョも狙っているとされるが、残りの少ない時間で補強は成功するだろうか。 2025.01.29 23:35 Wed2
ロサーノが関係悪化のナポリを離れてPSVに4年ぶりの帰還!
PSVは1日、ナポリからメキシコ代表FWイルビング・ロサーノ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「27」に決定。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 オランダ『ESPN』によると、PSVは今回の移籍で1300万ユーロ(約20億7000万円)の移籍金に加え、リセール時の移籍金15%をナポリに支払うことになるという。 ロサーノは2017年から2019年までPSVに在籍し、2017-18シーズンのエールディビジ制覇にも貢献。その後、2019年にナポリへ加入し、ここまで公式戦155試合30ゴール17アシストの数字を残してきた。昨シーズンのセリエA制覇と2019-20シーズンのコッパ・イタリアと2つのタイトル獲得に貢献してきたが、今シーズンいっぱいとなる契約を巡ってクラブとの関係が悪化。 ナポリは年俸を450万ユーロ(約7億1000万円)から250万ユーロ(約4億円)へと減額した2026年までの新契約を提示したものの、ロサーノサイドが固辞。また、選手が今夏の移籍を要求していることもあり、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長ら首脳陣の怒りを買っていた状況だ。 ここまでトルコ、サウジアラビア、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の幾つかのクラブからの関心が報じられたが、いずれも具体的な交渉には発展せず。一部では今シーズン終了まで飼い殺される可能性も伝えられていたが、最終的に古巣への4年ぶりの復帰が実現した。 2023.09.02 03:27 Sat3
ビダル、現役中は死守? 「モヒカンは引退する時に剃る」
▽バルセロナに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、トレードマークのモヒカンを引退時に切るつもりであることを明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。 ▽バルセロナは28日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB第5節でPSVと対戦。グループ首位通過を決めるべく臨む、重要な一戦だ。 ▽今夏にバルセロナに加入し、エルネスト・バルベルデ監督下で徐々に出場機会を増加させているビダルは、PSV戦前の記者会見で「悲願のCL優勝を達成したらモヒカンを剃るか? 」と聞かれ、以下のように返した。 「モヒカンは引退する時に剃るつもりだ」 「僕の夢はハッキリしていて、チャンピオンズリーグで優勝することだ。だけど、それは自分の(ヘアー)スタイルとは関係ない」 「失点しないということがとても重要で、僕らはその点に取り組んでいる。全てのタイトルのためにね」 「僕らは大きな自信を持っているし、素晴らしいショーを見せたがっている」 「バルセロナは素晴らしいプレーヤーたちを擁している。だけど、僕も少しずつ重要になってきているよ」 2018.11.28 17:45 Wed4
顔に傷を負った堂安の“目瞑りどアップ”にファン心配も…「キス顔に見える」「カワイイが勝っちゃう」の声も
PSVの日本代表MF堂安律が、自身のツイッターで顔をアップした写真を掲載。傷を心配する声があがるとともに、その脱力した表情にも注目が集まった。 堂安は19日に行われたエールディビジ第17節のRKC戦に先発出場を果たす。しかし、27分にヘディングシュートを試みた場面で相手DFアレクサンデル・ビュットネルと顔面と頭部が激突してしまい、そのまま途中交代を余儀なくされていた。 試合後、堂安は自身のインスタグラムで、顔面を抑えた状態の写真とともに「今日は僕の日ではなかった」と綴っていたが、21日には自身のツイッターも更新。顔面のドアップ写真を添え、今の状態を明かしてくれた。 堂安の左目は赤黒く腫れ、出血していた鼻筋にはテープが貼られている。痛々しさが伝わる1枚には「痛々しい…」、「お大事にしてください」と言ったコメントが多く寄せられているが、目を瞑ってこちらを向くアップには「キス顔に見える」、「申し訳ないんだけどカワイイが勝っちゃう」、「痛そう。でも可愛い」と普段は見られない表情に着目する声も多くあった。 リーグ首位につけるPSVは23日に年内最終戦となるゴー・アヘッド・イーグルス戦を控えるが堂安は欠場することが決定的な状況。回復に時間を充て、完璧な状態で2022年も活躍してほしいところだ。 <span class="paragraph-title">【写真】キス顔にも見える?堂安の目瞑りどアップ写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr"> <a href="https://t.co/07Q09jHhnj">pic.twitter.com/07Q09jHhnj</a></p>— Ritsu Doan/堂安 律 (@doan_ritsu) <a href="https://twitter.com/doan_ritsu/status/1473229672058171392?ref_src=twsrc%5Etfw">December 21, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.12.22 12:10 Wed5