2試合連続のPK戦となった川崎F、千葉を下して清水の待つラウンド16へ《天皇杯》
2021.07.21 21:04 Wed
第101回天皇杯3回戦の川崎フロンターレvsジェフユナイテッド千葉が21日にフクダ電子アリーナで行われ、1-1で迎えたPK戦の結果、川崎Fが勝利した。
2回戦ではそれぞれAC長野パルセイロと大宮アルディージャを下して3回戦へ進んだ川崎Fと千葉。川崎Fは、先日終えたACLのグループステージを含め未だ公式戦無敗で、先日の清水エスパルス戦では過密日程の中、今季のJ1初出場だった大島がゴールを決めて勝利に導いていた。
対する千葉は、直近のツエーゲン金沢戦の勝利で今季初のホーム連勝を収めた。リーグ戦4試合無敗と調子は上向いているものの、守勢が予想されるJ1王者との一戦でどこまで食らいつけるか。
下馬評通り川崎Fが支配する展開となる中、10分には見事なパスワークからボックス手前でボールを持ったレアンドロ・ダミアンが相手を背負った状態で反転シュート。だが、ここは惜しくも左に外れた。
その後も攻め続ける川崎Fは、千葉のフィールドプレイヤー9人がボックスへ引いて守る中でもスペースを見つけて立て続けにシュートを放っていく。
まさかのオウンゴールかに思われたが、競り合いの際に見木のファウルがあったとして川崎Fは命拾い。気を取り直して再び攻めに転じ相手を押し込んでいく。37分にはシミッチがボックス手前の橘田とのワンツーからシュートに持ち込む惜しいシーンがあったものの、ボールは右ポストの外側をかすめていった。
ゴールレスで折り返しとなった試合は、後半は序盤から大きく動く。まずは53分の千葉。ボックス左でキープした味方のバックパスを見木が受けると、少し持ち上がって角度のないところから左足をスイング。このシュートがブロックに入ったジェジエウの股を抜いてディフレクションし、GKチョン・ソンリョンも反応し切れずネットを揺らした。
正真正銘のゴールで無敵の川崎F相手に先制に成功した千葉。しかし、川崎Fが黙っているわけはなく、その6分後に味方のスルーパスに反応した橘田が小林に倒されてPKを獲得。これを家長が決めて、あっという間に同点に追いついた。
その後は、千葉が守備先行ながら粘り強く戦い、力量差をそれほど見せない試合を展開。そんな中で珍プレーが起こる。選手の負傷で試合が一時停止した後、千葉のドロップボールでGKへバックパス。ここでGK鈴木が手で持ち上げてしまい、ハンドの判定となってしまう。
本来であれば間接FKとなるが、しばらくの協議の後、FKを行わないことを決定。鈴木は川崎Fの選手やサポーターに謝罪とお礼をしつつ試合を再開させた。
試合は90分で決着が付かず延長戦へ。2試合連続の延長戦となった川崎Fは95分、左CKに途中出場の谷口が頭で合わせて決定機を迎えるが、千葉も途中出場の高橋がゴール直前でクリア。ビッグプレーでチームを救った。
一方、攻撃では108分に田口がボックス左から鋭いグラウンダーのシュートを放つが枠の外。結局、PK戦へ突入した。
互いに2人目まで成功した中、先攻の千葉は3人目を務めた岩崎が枠の上へ大きく外してしまう。余裕を得た川崎は4人目まで全員成功し、迎えた千葉の5人目は熊谷アンドリュー。右下を狙ったシュートはGKチョン・ソンリョンが完璧に止め、試合終了。
長野戦に続いてPK戦を制した川崎Fが駒を進めた。
川崎フロンターレ 1-1(PK:4-3) ジェフユナイテッド千葉
【川崎F】
家長昭博(後14)
【千葉】
見木友哉(後8)
■天皇杯3回戦
▽7月21日(水)
川崎フロンターレ 1-1(PK:4-3) ジェフユナイテッド千葉【59】
▽8月4日(水)
セレッソ大阪 vs アルビレックス新潟【63】
▽8月18日(水)
ガンバ大阪 vs 松本山雅FC【67】
▽未定
名古屋グランパス vs ファジアーノ岡山【71】
▽7月7日(水)
清水エスパルス 2-1 いわてグルージャ盛岡【60】
おこしやす京都AC 1-3 ヴェルスパ大分【61】
Honda FC 1-4 ジュビロ磐田【62】
サガン鳥栖 1-0 アビスパ福岡【64】
鹿島アントラーズ 3-0 栃木SC【65】
北海道コンサドーレ札幌 1-2 V・ファーレン長崎【66】
ヴァンラーレ八戸 1-2 湘南ベルマーレ【68】
柏レイソル 1-2 京都サンガF.C.【69】
浦和レッズ 1-0 SC相模原【70】
ヴィッセル神戸 1-0 徳島ヴォルティス【72】
順天堂大学 2-3 ザスパクサツ群馬【73】
大分トリニータ 2-0 福井ユナイテッドFC【74】
2回戦ではそれぞれAC長野パルセイロと大宮アルディージャを下して3回戦へ進んだ川崎Fと千葉。川崎Fは、先日終えたACLのグループステージを含め未だ公式戦無敗で、先日の清水エスパルス戦では過密日程の中、今季のJ1初出場だった大島がゴールを決めて勝利に導いていた。
下馬評通り川崎Fが支配する展開となる中、10分には見事なパスワークからボックス手前でボールを持ったレアンドロ・ダミアンが相手を背負った状態で反転シュート。だが、ここは惜しくも左に外れた。
その後も攻め続ける川崎Fは、千葉のフィールドプレイヤー9人がボックスへ引いて守る中でもスペースを見つけて立て続けにシュートを放っていく。
一方、攻撃に出たい千葉は右サイドの安田から上がったクロスに見木が反応すると、競り合った山根がクリアし損ない、頭に当てたボールはGKチョン・ソンリョンの頭上を抜けてゴールに吸い込まれた。
まさかのオウンゴールかに思われたが、競り合いの際に見木のファウルがあったとして川崎Fは命拾い。気を取り直して再び攻めに転じ相手を押し込んでいく。37分にはシミッチがボックス手前の橘田とのワンツーからシュートに持ち込む惜しいシーンがあったものの、ボールは右ポストの外側をかすめていった。
ゴールレスで折り返しとなった試合は、後半は序盤から大きく動く。まずは53分の千葉。ボックス左でキープした味方のバックパスを見木が受けると、少し持ち上がって角度のないところから左足をスイング。このシュートがブロックに入ったジェジエウの股を抜いてディフレクションし、GKチョン・ソンリョンも反応し切れずネットを揺らした。
正真正銘のゴールで無敵の川崎F相手に先制に成功した千葉。しかし、川崎Fが黙っているわけはなく、その6分後に味方のスルーパスに反応した橘田が小林に倒されてPKを獲得。これを家長が決めて、あっという間に同点に追いついた。
その後は、千葉が守備先行ながら粘り強く戦い、力量差をそれほど見せない試合を展開。そんな中で珍プレーが起こる。選手の負傷で試合が一時停止した後、千葉のドロップボールでGKへバックパス。ここでGK鈴木が手で持ち上げてしまい、ハンドの判定となってしまう。
本来であれば間接FKとなるが、しばらくの協議の後、FKを行わないことを決定。鈴木は川崎Fの選手やサポーターに謝罪とお礼をしつつ試合を再開させた。
試合は90分で決着が付かず延長戦へ。2試合連続の延長戦となった川崎Fは95分、左CKに途中出場の谷口が頭で合わせて決定機を迎えるが、千葉も途中出場の高橋がゴール直前でクリア。ビッグプレーでチームを救った。
一方、攻撃では108分に田口がボックス左から鋭いグラウンダーのシュートを放つが枠の外。結局、PK戦へ突入した。
互いに2人目まで成功した中、先攻の千葉は3人目を務めた岩崎が枠の上へ大きく外してしまう。余裕を得た川崎は4人目まで全員成功し、迎えた千葉の5人目は熊谷アンドリュー。右下を狙ったシュートはGKチョン・ソンリョンが完璧に止め、試合終了。
長野戦に続いてPK戦を制した川崎Fが駒を進めた。
川崎フロンターレ 1-1(PK:4-3) ジェフユナイテッド千葉
【川崎F】
家長昭博(後14)
【千葉】
見木友哉(後8)
■天皇杯3回戦
▽7月21日(水)
川崎フロンターレ 1-1(PK:4-3) ジェフユナイテッド千葉【59】
▽8月4日(水)
セレッソ大阪 vs アルビレックス新潟【63】
▽8月18日(水)
ガンバ大阪 vs 松本山雅FC【67】
▽未定
名古屋グランパス vs ファジアーノ岡山【71】
▽7月7日(水)
清水エスパルス 2-1 いわてグルージャ盛岡【60】
おこしやす京都AC 1-3 ヴェルスパ大分【61】
Honda FC 1-4 ジュビロ磐田【62】
サガン鳥栖 1-0 アビスパ福岡【64】
鹿島アントラーズ 3-0 栃木SC【65】
北海道コンサドーレ札幌 1-2 V・ファーレン長崎【66】
ヴァンラーレ八戸 1-2 湘南ベルマーレ【68】
柏レイソル 1-2 京都サンガF.C.【69】
浦和レッズ 1-0 SC相模原【70】
ヴィッセル神戸 1-0 徳島ヴォルティス【72】
順天堂大学 2-3 ザスパクサツ群馬【73】
大分トリニータ 2-0 福井ユナイテッドFC【74】
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