「友だちだと思っていたのに」UEFA会長がESL構想の中核を担ったユベントス会長に失望

2021.06.06 14:25 Sun
Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、欧州スーパーリーグ構想について、そのリーダー格となったユベントスのアンドレア・アニェッリ会長に「裏切られた」と感じているようだ。フランス『レキップ』が伝えている。
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去る4月、それまで噂程度に過ぎなかったSL構想の詳細が明るみになり、プレミアリーグのビッグ6をはじめ、ラ・リーガの3強やセリエAの絶対王者ユベントスを筆頭としたイタリアの3クラブが合意済みであることがサッカー界に衝撃を走らせた。
しかし、関係各所から非難の声が相次ぎ、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長の扇動のもと行われた“夢の計画”は脆くも崩れ去った。

まだその火種はくすぶっているとされる中、強い否定の意思を示していたチェフェリン会長が改めて言及。これまで良好な関係を築いていたはずのアニェッリ会長に対する大きな失望をあらわにした。

「今回のケースは、主唱者を3つのカテゴリーに分けることができる。アンドレア・アニェッリはその第一部類に該当するだろう。これは個人的な意見だ。私の目には、もはやあの男の姿は映っていない」
「私は彼とは友達だと思っていた。だが、奴は最後の最後まで私に嘘をつき、『何も心配することはない』と言い続けた。前日にはスーパーリーグ発足に必要な書類に全てサインしていたというのに」

なお、この一件で大きな批判を浴びたアニェッリ会長は辞任を検討していると言われている。

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