岡村のJ1初ゴールが決勝点! 不調の柏を振り切った札幌が2試合ぶり白星【明治安田J1第17節】
2021.05.29 21:24 Sat
明治安田生命J1リーグ第17節、柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌が26日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、アウェイの札幌が2-1で柏を下した。
前節はヴィッセル神戸と対戦し、後半立ち上がりの連続失点が響いて1-2で敗れた柏。これで5戦勝ちなしとなり、その間わずか2得点にとどまっている。2戦連続のホームゲームとなる今節は、高橋峻希が5試合ぶりに、三原が今季初めてスタメンに名を連ねた。
対する札幌は、前節は札幌ドームでサガン鳥栖と対戦。ゴールレスドローに終わったものの、2試合連続でのクリーンシートを達成し、守備には安定感が生まれている。今節は右のウイングバックにルーカス・フェルナンデスを9試合ぶりに、左のウイングバックには青木を今季初めて先発で起用した。
最初のビッグチャンスは札幌に訪れる。14分、半身で縦パスを引き出したルーカス・フェルナンデスが左足でダイレクトクロスを送る。ジェイと大南が競り合ってボックス内にボールがこぼれると、反応した小柏がすべり込みながら右足で合わせるも、大きく浮かせてしまった。
さらに札幌がチャンスを作る。荒野がボールを奪って素早く前線の小柏へ当て、折り返しはクリアされるも左からのCKに。これはクリアされるが、こぼれ球を拾った高嶺が縦につけると、ボックスの左へ抜け出した青木がワントラップからグラウンダーのクロス。GKとDFの間を抜けたボールに小柏が今度はしっかりと合わせ、先制点を奪取した。
しかしアウェイチームがすぐに再び突き放す。40分、右CKのこぼれ球をつないで田中駿汰が頭で落とすと、ボックスの左から岡村が左足でシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ニア側へと吸い込まれた。ここで副審は旗を上げてオフサイドを示すと、VARとの長い交信の末にまたしてもオンフィールドレビューに。結果として、オフサイドポジションにいたジェイは相手DFに影響を与えたとは見なされず、岡村のJ1初ゴールが認められた。
2度にわたるVARの介入でゲームが止まり、前半のアディショナルタイムとしては異例の10分が提示された。
ビハインドで折り返した柏は、後半の頭からアンジェロッティ、三原に代えて細谷、江坂を投入して流れを変えようと試みる。しかし、後半最初のチャンスは札幌に訪れた。52分、ジェイがドッジのファウルを受けてボックス正面やや左よりの位置でFKを得ると、福森が自慢の左足で狙うも、左上を狙ったシュートはわずかにそれた。
柏の反撃は57分、古賀が持ち運んでカットインから横パスを入れると、仲間のスルーからボックス手前で細谷が受け、反転して右足を振り抜くもGK菅野の正面を突いた。
札幌は63分に得意のセットプレーから柏ゴールに迫る。右CKを福森が入れると、ジェイが頭で合わせるも枠の左へそれてしまう。さらには、左サイドから中央へ切り込んだ駒井がジェイに預け、3人目の動きで青木が抜け出してボックス内左から巻いたシュートを狙うが、曲がり切らずに枠の右へ外れた。
柏は66分に仲間を下げて神谷を送り出し、直後には札幌も連戦を考慮してか3枚替えを決行。ルーカス フェルナンデス、荒野、宮澤に代えて金子、深井、宮澤を投入。さらに、柏はドッジからヒシャルジソンへスイッチと、両チームのベンチワークもあわただしさを増す。
札幌は74分に敵陣中央やや右でFKを獲得すると、高嶺のキックをファーで岡村が競り合い、セカンドボールを金子がダイレクトでたたくも、クロスバーの上へと飛んで行った。
球際の争いが激しさを増し、次第にファウルの数も積み上がっていくなか、柏は87分のFKの2次攻撃からヒシャルジソンが狙う。DFに当たってCKとなり、神谷のボールを江坂が落とすと、ゴール前で上島が倒れ込みながらボレーを放つが、わずかに枠の右へそれた。
さらに柏は90分、ボックス手前の右でFKを獲得。ボールの前には江坂と神谷が立ち、GK菅野をけん制しながら神谷が直接狙うが、壁に当たってしまった。
両チームともにテクノロジーの恩恵を受けた一戦は、札幌が逃げ切って2試合ぶりの白星を手にした。一方の柏は、セットプレー崩れからの2失点で今季11敗目を喫し、6戦未勝利となった。
柏レイソル 1-2 北海道コンサドーレ札幌
【柏】
クリスティアーノ(前35)
【札幌】
小柏剛(前19)
岡村大八(前40)
前節はヴィッセル神戸と対戦し、後半立ち上がりの連続失点が響いて1-2で敗れた柏。これで5戦勝ちなしとなり、その間わずか2得点にとどまっている。2戦連続のホームゲームとなる今節は、高橋峻希が5試合ぶりに、三原が今季初めてスタメンに名を連ねた。
最初のビッグチャンスは札幌に訪れる。14分、半身で縦パスを引き出したルーカス・フェルナンデスが左足でダイレクトクロスを送る。ジェイと大南が競り合ってボックス内にボールがこぼれると、反応した小柏がすべり込みながら右足で合わせるも、大きく浮かせてしまった。
さらに札幌がチャンスを作る。荒野がボールを奪って素早く前線の小柏へ当て、折り返しはクリアされるも左からのCKに。これはクリアされるが、こぼれ球を拾った高嶺が縦につけると、ボックスの左へ抜け出した青木がワントラップからグラウンダーのクロス。GKとDFの間を抜けたボールに小柏が今度はしっかりと合わせ、先制点を奪取した。
一方、前線に収まらずなかなか札幌ゴールに近づけない柏だったが、30分に右サイドの裏へボールが出ると、反応した高橋峻希が青木との走り合いになってボックス内で交錯。オンフィールドレビューが行われ、上田主審は柏にPKを与える。キッカーのクリスティアーノは元チームメイトのGK菅野の逆を突き、左隅に豪快に蹴り込んで今季初ゴール。35分に柏が同点に追い付いた。
しかしアウェイチームがすぐに再び突き放す。40分、右CKのこぼれ球をつないで田中駿汰が頭で落とすと、ボックスの左から岡村が左足でシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ニア側へと吸い込まれた。ここで副審は旗を上げてオフサイドを示すと、VARとの長い交信の末にまたしてもオンフィールドレビューに。結果として、オフサイドポジションにいたジェイは相手DFに影響を与えたとは見なされず、岡村のJ1初ゴールが認められた。
2度にわたるVARの介入でゲームが止まり、前半のアディショナルタイムとしては異例の10分が提示された。
ビハインドで折り返した柏は、後半の頭からアンジェロッティ、三原に代えて細谷、江坂を投入して流れを変えようと試みる。しかし、後半最初のチャンスは札幌に訪れた。52分、ジェイがドッジのファウルを受けてボックス正面やや左よりの位置でFKを得ると、福森が自慢の左足で狙うも、左上を狙ったシュートはわずかにそれた。
柏の反撃は57分、古賀が持ち運んでカットインから横パスを入れると、仲間のスルーからボックス手前で細谷が受け、反転して右足を振り抜くもGK菅野の正面を突いた。
札幌は63分に得意のセットプレーから柏ゴールに迫る。右CKを福森が入れると、ジェイが頭で合わせるも枠の左へそれてしまう。さらには、左サイドから中央へ切り込んだ駒井がジェイに預け、3人目の動きで青木が抜け出してボックス内左から巻いたシュートを狙うが、曲がり切らずに枠の右へ外れた。
柏は66分に仲間を下げて神谷を送り出し、直後には札幌も連戦を考慮してか3枚替えを決行。ルーカス フェルナンデス、荒野、宮澤に代えて金子、深井、宮澤を投入。さらに、柏はドッジからヒシャルジソンへスイッチと、両チームのベンチワークもあわただしさを増す。
札幌は74分に敵陣中央やや右でFKを獲得すると、高嶺のキックをファーで岡村が競り合い、セカンドボールを金子がダイレクトでたたくも、クロスバーの上へと飛んで行った。
球際の争いが激しさを増し、次第にファウルの数も積み上がっていくなか、柏は87分のFKの2次攻撃からヒシャルジソンが狙う。DFに当たってCKとなり、神谷のボールを江坂が落とすと、ゴール前で上島が倒れ込みながらボレーを放つが、わずかに枠の右へそれた。
さらに柏は90分、ボックス手前の右でFKを獲得。ボールの前には江坂と神谷が立ち、GK菅野をけん制しながら神谷が直接狙うが、壁に当たってしまった。
両チームともにテクノロジーの恩恵を受けた一戦は、札幌が逃げ切って2試合ぶりの白星を手にした。一方の柏は、セットプレー崩れからの2失点で今季11敗目を喫し、6戦未勝利となった。
柏レイソル 1-2 北海道コンサドーレ札幌
【柏】
クリスティアーノ(前35)
【札幌】
小柏剛(前19)
岡村大八(前40)
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