采配的中の首位・新潟が大宮に逆転勝利で3連勝!追う琉球と京都は直接対決で痛み分け【明治安田J2第12節】

2021.05.05 21:15 Wed
明治安田生命J2リーグ第12節の11試合が5日に行われた。

首位のアルビレックス新潟は、アウェイで大宮アルディージャと対戦。まずは首位の新潟が決定機を迎える。6分、前線でタメを作った谷口が戻すと藤原がダイレクトクロス。これに走り込んだ矢村がフリーでダイビグングヘッドで合わせるが、枠を捉えられない。
それでも、ここまで全試合で先制している新潟がこの試合でも先にスコアを動かした。15分、左CKの高木のクロスをファーサイドに飛び込んだ早川が合わせてゴール。体に当てて泥臭く押し込んだ。

先制を許した大宮は19分にアクシデント。CKでの競り合いで菊地が首を負傷。起き上がれずにそのまま担架で運び出され、中野と交代することになってしまった。だが迎えた31分、三門の自陣からのロングフィードに中野が抜け出し、前に飛び出していたGKとの一対一もループシュートで落ち着いて制した。

1-1で迎えた後半、立ち上がりに小野が決定機を迎えた大宮は、前半途中から見せていた背後を狙う攻撃が機能する。59分、自陣でボールを持った小島が持ち出しハーフウェイライン付近で左足アウトにかけたスルーパス。これに抜け出たハスキッチがGKとの一対一を冷静に決め、逆転に成功した。
これを受けてシステムを[4-3-3]に変更した新潟は74分、左サイドでパスを受けた高木がワンタッチヒールで縦に流すと、これを受けた本間がカットイン。ボックス左45度の角度から右足を振り抜いたシュートが右下に決まり、再びスコアはタイとなる。

こうなると勢いのついた新潟は止まらず、81分にはボックス左で三戸からパスを受けた星が、何度も相手のブロックに阻まれながらも、粘り強いキープからシュートまで持ち込み一気に逆転。その後も幾度となく決定機を迎えたアウェイチームは、相手の反撃を許すことなく2-3で試合をクローズ。3連勝を収め、開幕からの無敗を「12」に伸ばした。

一方、その新潟を追う2位のFC琉球と3位の京都サンガF.C.がタピック県総ひやごんスタジアムで直接対決。京都は勝てば2位浮上となる中、19分にウタカのミドルシュートでゴールに迫る。対する琉球は28分、左サイドから上がったクロスを風間宏矢が頭で折り返すと、阿部、富所、上里とシュートを連発。しかし、身体を張った京都ディフェンスを崩すまでには至らない。

ゴールレスで迎えた後半立ち上がりには、琉球は風間宏矢が右サイドから上げたアーリークロスを清水がダイビングヘッド。枠を捉えていたが、GK若原がビッグセーブを見せる。京都は57分に宮吉にチャンスが訪れるも、両チームとも最後までネットを揺らせず、0-0の痛み分けとなった。

◆明治安田生命J2リーグ第12節
モンテディオ山形 2-2 ヴァンフォーレ甲府
大宮アルディージャ 2-3 アルビレックス新潟
ツエーゲン金沢 2-3 水戸ホーリーホック
ファジアーノ岡山 1-2 FC町田ゼルビア
レノファ山口FC 0-1 ジェフユナイテッド千葉
愛媛FC 0-0 ジュビロ磐田
V・ファーレン長崎 1-2 ブラウブリッツ秋田
東京ヴェルディ 3-1 ザスパクサツ群馬
松本山雅FC 2-1 SC相模原
栃木SC 1-2 ギラヴァンツ北九州
FC琉球 0-0 京都サンガF.C.
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