突如退団発表の浅野拓磨は泥沼展開に、パルチザンが契約違反でFIFAに訴えることを発表

2021.05.02 16:10 Sun
Getty Images
パルチザン・ベオグラードは2日、日本代表FW浅野拓磨(26)が自主的に退団したことを発表。一方で、契約違反で訴えることも発表している。浅野は、自身のブログにて、「パルチザンから度重なる給与等の未払いがあり、不誠実な対応があった」と公表。そのため、クラブを去ることを決断したと明かしていた。
この発表を受け、パルチザンもクラブ公式サイトを通じて声明を発表。「浅野拓磨が自主的に退団したことを公表する」としていた。

一方で、この退団は浅野が勝手に行ったことであり、国際サッカー連盟(FIFA)に訴えることも発表している。

「パルチザンは、根拠のない退団と契約条項の違反を理由に、あらゆる法的手段を講じ、FIFAの管轄機関に対して選手への訴訟を起こします」
「選手が自分の意思ではなく、権力と同じぐらいの権利を持っていると思っている、誰かの意見に基づいて、早急に行動をとったことは明らかです」

「したがって、パルチザンは根拠のないものとして拒否し、選手である浅野拓磨のステータスに関する全ての発表を、根拠のない脅迫的なものとし、拒否します」

「選手たちのこの行動を不快に思い、驚いていますが、セルビアカップのトロフィーを獲得してシーズンを終えたいという願いと目標を持ち、チームが残りの試合に集中していることを全てのファンに保証します」

2013年にサンフレッチェ広島でプロデビューした浅野は、2016年夏にアーセナルへ一気にステップアップ。直後からシュツットガルトやハノーファーへのローンで武者修行に励むも、アーセナルでのデビューは果たせないまま、2019年夏にセルビア1部のパルチザンへ完全移籍した。

2年目を迎えていた今シーズンは、リーグ戦33試合の出場で18ゴール8アシストと大活躍。欧州1部リーグでは日本人最多得点で、8月に行われた第5節のインジヤ戦ではハットトリックを達成していた。

現行契約はあと1年残っていたが、本人曰く、給与未払いやクラブの不誠実な対応から契約解除を決断。リーグ戦を4試合残してチームを去ることになった。

なお、クラブのリーグ優勝はほぼ消滅しているが、国内カップ戦ではツルヴェナ・ズヴェズダとの決勝が5月25日に控えている。

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