チェルシーが最下位ブレイズに薄氷の勝利で3連勝! 両軍の“バックパス”が流れに大きな影響与える《プレミアリーグ》
2021.02.08 06:15 Mon
プレミアリーグ第23節、シェフィールド・ユナイテッドvsチェルシーが7日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのチェルシーが1-2で勝利した。
戦前の予想通り、始めからボールの主導権をアウェイチームに譲って自陣で守備を固めるブレイズに対して、チェルシーが圧倒的にボールを握る展開となる。
ただ、自陣深くでは徹底的にスペースを消して前線のキーマンであるマウントやヴェルナーらに監視役を付けるブレイズの守備が機能し、チェルシーはなかなか中央の危険なエリアにボールを入れることができず、攻撃が手詰まりとなる。
すると、12分にはブレイズのセットプレーでバシャムがボックス内でチルウェルに倒されてPKが与えられる。しかし、VARのレビューの結果、バシャムの位置がオフサイドとの判定に覆り、チェルシーは新体制での初失点のピンチを凌いだ。
以降は完全に攻めあぐねる状況に陥ったが、前半終了間際には見事なアタッキングメロディを奏でて先制点を奪い切る。43分、ヴェルナーを起点にボールの出し入れを繰り返して左サイドに大きく張ったチルウェルからスペースに飛び出すヴェルナーへ縦パスが繋がる。ここでゴール前に走り込んだジルーをオトリに空いたスペースに遅れて飛び込んだマウントへ丁寧な折り返しが供給されると、これをマウントが抑えの利いた見事な左足のダイレクトシュートをゴール右隅に突き刺した。
チェルシーの1点リードで折り返した後半は両チームの守備陣が“バックパス”で試合を動かすことに。まずは54分、マクバーニーがボックス手前でバークに出したスルーパスに先に反応したDFリュディガーがGKメンディのポジションを確認せずにバックパスを選択すると、これが無人のゴールに吸い込まれ、トゥヘル新体制4戦目での初失点は思わぬオウンゴールとなった。
一方、幸運な形で追いついたブレイズも直後のプレーでDFブライアンが左サイドでマウントにプレッシャーをかけられてGKへの長いバックパスを選択すると、これをヴェルナーにかっさらわれた結果、ボックス内で遅れての対応となったGKラムズデールがヴェルナーを倒してしまう。
一度プレーは流されるも、オンフィールドレビューの結果、チェルシーにPKが与えられる。これをキッカーのジョルジーニョが2試合連続で成功させ、失点から4分後の勝ち越しゴールとした。
互いにミス絡みの失点でスコアがチェルシーの2-1に変わった中、両チームはバタバタした状況を修正するため選手交代を敢行。チェルシーは62分にチルウェルとジルーを下げてマルコス・アロンソとハドソン=オドイ、ブレイズはバークに代えてマクゴールドリック、さらにDFブライアンに代えてベテランストライカーのシャープをピッチに送り込んだ。
この交代によってより攻撃が活性化されたブレイズはフレックやマクゴールドリックを起点に相手を押し込んで決定機まであと一歩という惜しい場面を作り出している。一方、守備のテコ入れを図るトゥヘル監督は76分にヴェルナーを下げてカンテを投入。2トップの一角にポジションを上げたマウントを含め中盤の枚数を増やす。
試合終盤にかけてはリスクを冒して攻めるブレイズの猛攻をチェルシーが身体を張って撥ね返し続けるという思わぬ展開となる。後半アディショナルタイムのブレイズのセットプレーではボックス内でブリュースターが続けて決定的なシュートを枠に飛ばすが、いずれもゴール前のDFが身体を張ってブロック。
さらに、後半ラストプレーではブレイズのロングスローの流れからマクバーニーの浮き球の折り返しをゴール前のシャープがオーバーヘッドシュート。これがゴール右隅に向かうが、ここはGKメンディが見事な反応ではじき出し、絶体絶命のピンチを凌いだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、最下位ブレイズ相手に薄氷の勝利を挙げたチェルシーがリーグ3連勝で5位に浮上した。
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現在、6位のチェルシー(勝ち点36)は前節にトッテナムとのダービーを制してトゥヘル体制で初の連勝と勢いに乗る。最下位のブレイズ(勝ち点11)のホームに乗り込んだ3連勝を目指す一戦ではスパーズ戦から先発3人を変更。負傷のチアゴ・シウバに代わってクリステンセンを起用したほか、マルコス・アロンソとハドソン=オドイに代えてチルウェル、ジルーを起用した。ただ、自陣深くでは徹底的にスペースを消して前線のキーマンであるマウントやヴェルナーらに監視役を付けるブレイズの守備が機能し、チェルシーはなかなか中央の危険なエリアにボールを入れることができず、攻撃が手詰まりとなる。
すると、12分にはブレイズのセットプレーでバシャムがボックス内でチルウェルに倒されてPKが与えられる。しかし、VARのレビューの結果、バシャムの位置がオフサイドとの判定に覆り、チェルシーは新体制での初失点のピンチを凌いだ。
その後はサイドを起点に相手の守備を引き出しながら攻略の糸口を探すチェルシーはセットプレーの流れからリュディガーが幾度かフィニッシュまで持ち込むが、ことごとく相手のブロックに阻まれる。
以降は完全に攻めあぐねる状況に陥ったが、前半終了間際には見事なアタッキングメロディを奏でて先制点を奪い切る。43分、ヴェルナーを起点にボールの出し入れを繰り返して左サイドに大きく張ったチルウェルからスペースに飛び出すヴェルナーへ縦パスが繋がる。ここでゴール前に走り込んだジルーをオトリに空いたスペースに遅れて飛び込んだマウントへ丁寧な折り返しが供給されると、これをマウントが抑えの利いた見事な左足のダイレクトシュートをゴール右隅に突き刺した。
チェルシーの1点リードで折り返した後半は両チームの守備陣が“バックパス”で試合を動かすことに。まずは54分、マクバーニーがボックス手前でバークに出したスルーパスに先に反応したDFリュディガーがGKメンディのポジションを確認せずにバックパスを選択すると、これが無人のゴールに吸い込まれ、トゥヘル新体制4戦目での初失点は思わぬオウンゴールとなった。
一方、幸運な形で追いついたブレイズも直後のプレーでDFブライアンが左サイドでマウントにプレッシャーをかけられてGKへの長いバックパスを選択すると、これをヴェルナーにかっさらわれた結果、ボックス内で遅れての対応となったGKラムズデールがヴェルナーを倒してしまう。
一度プレーは流されるも、オンフィールドレビューの結果、チェルシーにPKが与えられる。これをキッカーのジョルジーニョが2試合連続で成功させ、失点から4分後の勝ち越しゴールとした。
互いにミス絡みの失点でスコアがチェルシーの2-1に変わった中、両チームはバタバタした状況を修正するため選手交代を敢行。チェルシーは62分にチルウェルとジルーを下げてマルコス・アロンソとハドソン=オドイ、ブレイズはバークに代えてマクゴールドリック、さらにDFブライアンに代えてベテランストライカーのシャープをピッチに送り込んだ。
この交代によってより攻撃が活性化されたブレイズはフレックやマクゴールドリックを起点に相手を押し込んで決定機まであと一歩という惜しい場面を作り出している。一方、守備のテコ入れを図るトゥヘル監督は76分にヴェルナーを下げてカンテを投入。2トップの一角にポジションを上げたマウントを含め中盤の枚数を増やす。
試合終盤にかけてはリスクを冒して攻めるブレイズの猛攻をチェルシーが身体を張って撥ね返し続けるという思わぬ展開となる。後半アディショナルタイムのブレイズのセットプレーではボックス内でブリュースターが続けて決定的なシュートを枠に飛ばすが、いずれもゴール前のDFが身体を張ってブロック。
さらに、後半ラストプレーではブレイズのロングスローの流れからマクバーニーの浮き球の折り返しをゴール前のシャープがオーバーヘッドシュート。これがゴール右隅に向かうが、ここはGKメンディが見事な反応ではじき出し、絶体絶命のピンチを凌いだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、最下位ブレイズ相手に薄氷の勝利を挙げたチェルシーがリーグ3連勝で5位に浮上した。
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