【CLグループ第4節プレビュー②】バイエルン、リバプール、シティに突破の可能性

2020.11.25 18:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節の8試合が25日に開催される。ここではA~Dの第4節のマッチプレビューを紹介していく。
PR
◆グループA: 突破の可能性あるバイエルンに奥川が再挑戦
Getty Images

《29:00》
アトレティコ・マドリーvsロコモティフ・モスクワ
バイエルンvsザルツブルク
前節はMF奥川がバイエルン相手にCL初ゴールを決めたものの、王者バイエルンが貫禄の3連勝スタートとしたグループA。一方でバイエルンに次ぐ突破候補のアトレティコがロコモティフ・モスクワに引き分け、1勝1分け1敗スタートとやや躓いている。迎える第4節では4連勝を目指すバイエルンに突破の可能性がある。

前節ザルツブルク戦では2点のリードを一時は追い付かれたものの、終わってみれば6発圧勝としたバイエルン。直近のブレーメン戦では代表帰りの選手たちをベンチスタートとしたことで引き分けに終わったが、ブンデスでは首位をキープ。ここでグループステージ突破を決め、リーグに集中できる環境としたい。

対するザルツブルクは奥川のゴールで一時追いつく善戦を見せたが、結果的には大敗となってしまった。ゴールを含め、好プレーを見せた奥川がバイエルン相手に2戦連続ゴールを叩き込めるかにも注目だ。
アトレティコは前節ロコモティフ戦では相手GKギリョルメの躍動と、厳しいVARによるPK被弾で引き分けに持ち込まれた。思うように勝ち点を積み上げられずにいるが、直近のラ・リーガではバルセロナ相手にウノゼロの勝利を飾った。シメオネ体制下でのリーグ戦初勝利を飾って勢いに乗る中、2位キープのための勝利となるか。

◆グループB:最下位インテル、生き残りを懸けたマドリーとのリターンマッチ
Getty Images

《26:55》
ボルシアMGvsシャフタール
《29:00》
インテルvsレアル・マドリー

前節はグループBの突破候補本命と見られながらも未勝利同士の対戦となった中、レアル・マドリーがインテルに競り勝つ結果となった。そしてシャフタールに6発圧勝としたボルシアMGがグループ首位に立っている。迎える第4節、生き残りを懸けた最下位のインテルがマドリーをホームに迎える。

ここまで2分け1敗と苦戦が続くインテル。勝利してもおかしくない試合がありながらも勝ち点を取り損ねている中、直近のトリノ戦では2点のビハインドを負う逆境からFWルカクが4ゴールに絡む活躍を見せて見事な逆転勝利を見せた。この勢いをCLに持ち込めるかに注目したい。

一方、インテル戦では2点のリードを追いつかれながらも最終的にはFWロドリゴの決勝弾で競り勝ったマドリー。初勝利を挙げて1勝1分け1敗とした中、背水の陣で向かってくるインテルを返り討ちにできるか。ラ・リーガでは苦戦が続いているだけにCLグループステージ突破への道筋を付けておきたい。

FWプレアのハットトリックでシャフタールを粉砕したボルシアMG。初勝利を挙げて1勝2分けとし首位に浮上した中、ホームに迎えるシャフタールとの再戦で返り討ちとして首位キープとなるか。

◆グループC: シティに突破の可能性、2戦連続日本人対決実現なるか
Getty Images

《26:55》
オリンピアコスvsマンチェスター・シティ
《29:00》
マルセイユvsポルト

本命のシティが順当に3連勝スタートとしたグループC。そして日本人対決が実現した中、ポルトがマルセイユに快勝として2位をキープしている。迎える第4節、4連勝を目指すシティに突破の可能性がある。

前節オリンピアコス戦を3-0と快勝したシティは、プレミアリーグでは直近のトッテナム戦を0-2と敗れて現在13位と苦戦が続いている。プレミアリーグに集中するためにもここはオリンピアコスに連勝として一気にグループステージ突破を決めておきたい。

ポルトMF中島が途中出場、マルセイユDF酒井がフル出場した日本人対決は、ポルトに軍配が上がった。ここでポルトが勝利すればグループステージ突破をほぼ確実な状況にできるため、連勝を狙いたいところ。途中出場が続いている中島とマルセイユ不動の右サイドバックである酒井のマッチアップが今度こそ見られるかに注目したい。

◆グループD: 4連勝目指すリバプールに突破の可能性
Getty Images

《29:00》
アヤックスvsミッティラン
リバプールvsアタランタ

前節はリバプールが敵地でのアタランタ戦をFWジョタのハットトリックなどで5発圧勝する圧巻の戦いぶりを見せた。そしてアヤックスがミッティランに競り勝って初勝利を挙げ、2位に浮上している。迎える第4節、4連勝を目指すリバプールに突破の可能性がある。

前節アタランタ戦ではリバプールがインテンシティに優れるアタランタの良さを全く出させずに完勝とした。CLとプレミアリーグで好結果を残しているリバプールだが、守備陣を中心にケガ人が続出し、FWサラーもコロナ陽性と欠場者が多数いる。逆境が続く中、アタランタを返り討ちにし、一気にグループステージ突破を決めてプレミアリーグに集中できる環境を手に入れられるか。

対するアタランタはリバプールに粉砕された後、セリエAでは2戦連続ドロー。とりわけ直近のスペツィア戦では低調な内容だった中、難攻不落のアンフィールドから勝ち点を持ち帰ることはできるか。


PR
関連ニュース

伊藤フル出場のシュツットガルトがバイエルンとの上位対決を制す【ブンデスリーガ】

ブンデスリーガ第32節、シュツットガルトvsバイエルンが4日に行われ、3-1でシュツットガルトが勝利した。シュツットガルトのDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気とDFチェイス・アンリはベンチ入りも出場しなかった。 前節レバークーゼンに後半追加タイム被弾で引き分けに持ち込まれたものの、出場枠の拡大が決まって15季ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場を確定させた3位シュツットガルト(勝ち点64)は、伊藤が[4-4-2]の左サイドバックでスタメンとなった。 一方、ケインのドッペルパックで前節フランクフルトに競り勝ち来季のCL出場権を確保した2位バイエルン(勝ち点69)は、4日前に行われたCL準決勝ではレアル・マドリー相手に引き分けに持ち込まれた。そのマドリー戦のスタメンから6選手を変更。ケインを最前線に2列目に右からテル、チュポ=モティング、ニャブリと据えた。 立ち上がりから押し込むシュツットガルトは10分、ヒューリッヒが枠内シュートを浴びせて牽制。17分にラファエル・ゲレイロが左足を負傷してゴレツカとの交代を強いられたバイエルンに対し、28分には伊藤のオーバーラップを起点にギラシーがボレーシュートで枠を捉えるも、ゴール前のダイアーにクリアされた。 それでも29分に押し切る。ウンダブの浮き球パスをボックス右のスペースで引き出したステルギウがシュートを蹴り込んだ。 しかし35分にバイエルンがPKを獲得。ボックス左で仕掛けたニャブリがアントンに倒された。このPKをケインが決め、バイエルンが1-1として前半を終えた。 迎えた後半開始3分、バイエルンに逆転の絶好機。しかしケインのスルーパスでディフェンスライン裏を取ったチュポ=モティングがGKと一対一となったものの、シュートは枠を捉えきれず決めきれない。 助かったシュツットガルトは50分にヒューリッヒがカットインから枠内シュートを浴びせると、続く61分にはボックス内に侵入したウンダブが枠内シュートを浴びせて牽制。 その後、サラゴサとサネを投入したバイエルンに対し、引き続きシュツットガルトが押し込むと終盤の83分に交代選手2人によって勝ち越し弾。サイラスの左サイドからのインスウィングクロスをファーサイドのチョン・ウヨンがヘッドで押し込んだ。 さらに追加タイムにサイラスがダメ押し弾を決めたシュツットガルトがバイエルンに勝利。2ポイント差に縮めている。 2024.05.05 00:47 Sun

バイエルン女子がレバークーゼン下し無敗で女子ブンデスリーガ連覇達成!通算6度目の優勝でカップとの2冠なるか

ブンデスリーガはレバークーゼンが無敗での初優勝を成し遂げ、バイエルンの12連覇を阻んだが、女子はしっかりと結果を残した。 バイエルン・フラウエンは4日、フラウエン・ブンデスリーガ(女子ブンデスリーガ)第20節でレバークーゼンと対戦。アウェイゲームながら、イングランド女子代表MFジョージア・スタンウェイのゴールで先制すると、27分にはドイツ女子代表MFリンダ・ダルマンのゴールで追加点。1点を返されるも1-2で制し、フラウエン・ブンデスリーガの連覇を達成した。これにより、通算6度目の優勝を果たすこととなった。 シーズン序盤は苦しんだバイエルンだったが、第6節で首位に立つヴォルフスブルクと対戦し2-1で勝利。これにより首位に浮上すると、その後は順調に勝ち点を重ねていった。 結果としてチームは無敗で優勝を決定。現在リーグ戦37戦無敗(33勝4分け)の成績を残している。 一方で、女子チャンピオンズリーグは敗退しタイトルを逃したが、女子DFBポカールは決勝まで勝ち残っており、9日にヴォルフスブルクと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】リーグ連覇を喜ぶバイエルン女子の選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="de" dir="ltr"><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/Meisterinnen?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Meisterinnen</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/FCBayern?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FCBayern</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/MiaSanMia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MiaSanMia</a> <a href="https://t.co/CoKyGdEwmz">pic.twitter.com/CoKyGdEwmz</a></p>&mdash; FC Bayern Frauen (@FCBfrauen) <a href="https://twitter.com/FCBfrauen/status/1786736859353067883?ref_src=twsrc%5Etfw">May 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/Meisterinnen?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Meisterinnen</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/FCBayern?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FCBayern</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/MiaSanMia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MiaSanMia</a> <a href="https://t.co/NyJ9ojsqML">pic.twitter.com/NyJ9ojsqML</a></p>&mdash; FC Bayern Frauen (@FCBfrauen) <a href="https://twitter.com/FCBfrauen/status/1786738140884996348?ref_src=twsrc%5Etfw">May 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.04 22:45 Sat

バイエルンとの2ndレグ控えるマドリー、クルトワがカディス戦でスタメンへ

レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが4日のラ・リーガ第34節カディス戦に先発するようだ。カルロ・アンチェロッティ監督が前日会見で明かしている。 今季開幕前の昨年8月に左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負ったクルトワ。3月中旬には復帰目前で右ヒザの半月板を損傷して復帰が遅れたが、チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのバイエルン戦を8日に控える中、カディス戦で実戦復帰することが確実となった。 1日のバイエルンとの1stレグでベンチ入りしていたクルトワについてアンチェロッティ監督は「ティボーは問題なく明日、プレーするだろう。ミリトンの復帰と同様、我々にとってとても良いニュースだ。彼自身、復帰に興奮しているが、我々全員が彼の復帰を喜んでいるよ」と出場を明言した。 敵地でのバイエルン戦を2-2で引き分け、CL決勝進出に近づいたマドリーは、残り5試合となったラ・リーガでは2位バルセロナに9ポイント差を付けて王座奪還を目前としている。 2024.05.04 07:00 Sat

CL出場に導きしシュツットガルト指揮官にバイエルン行きが再燃も…「何も変わっていない」

シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督(41)が改めてバイエルン行きの可能性に言及した。 トーマス・トゥヘル監督が今季限りで退任するバイエルンでは次期監督探しが注目どころに。レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督を本命視する報道からはじまり、招へいとなれば復帰となるドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督も挙がったが、いずれも不調に終わった。 次に白羽の矢が立ったのがオーストリア代表のラルフ・ラングニック監督だったが、こちらも破談に。こうしてバイエルンの監督探しが振り出しに戻り、以前から候補の1人に挙がるヘーネス監督が今年3月にシュツットガルトと新契約を結んだものの、再び注目され始めている。 だが、ドイツ『スカイ』によると、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いた41歳の指揮官はバイエルン行きの可能性に「何も変わっていない」と多くを語らず。トゥヘル監督の後任が見つからない状況にも語る立場にあらずを強調しつつ、最終的に見つかるはずと語った。 「この件にコメントするつもりなんてない。適切ではないからだ。バイエルンは並外れたクラブだから、常に物事を注視していかないといけないが、彼らならきっと良い解決策を見つけることだろう」 2024.05.03 15:30 Fri

ラングニックもバイエルンにノー…オーストリア代表監督を続投 「私のチームと我々の共通目標を優先した決断」

バイエルン行きで揺れたラルフ・ラングニック氏(65)だが、オーストリア代表監督にとどまる決断を下した。オーストリアサッカー連盟(OFB)が2日、ラングニック氏が今後も同国代表監督を続投すると発表。ラングニック氏も協会を通じて、その旨を表明している。 「私は心からオーストリアチームの監督だ。この仕事は私に信じられないぐらいの喜びを与えてくれるし、我々が選んだ道を歩み続けていく決意でいる。これはバイエルンを拒否するものではなく、私のチームと我々の共通目標を優先した決断であるのをはっきりと強調したい。我々の全精力がユーロに注がれている。できる限り上に勝ち進めるよう全力を尽くす」 トーマス・トゥヘル監督が今季限りのバイエルンはレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督や、招へいとなれば復帰となるドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督らが候補に挙がる時期もあったが、いずれも流れ、ラングニック氏に白羽の矢。交渉に発展している状況だった。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、バイエルンは提案を受けるのを待つ状況で、来週に発表を予定したが、ラングニック氏は個人的な理由で拒否。バイエルンにとってはシャビ・アロンソ監督、ナーゲルスマン監督に続いてノーを突きつけられた形で、ただちに新監督探しを再開するという。 2024.05.02 18:25 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly