柏がGS突破! 王者川崎Fは連勝同士の名古屋と決戦へ《YBCルヴァンカップ》

2020.08.05 22:30 Wed
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JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第2節が5日に行われた。

新型コロナウイルスの影響により、大会開催方式に大きな変更が加えられた今季のルヴァンカップ。そして、全3試合(グループBを除く)の総当たり方式に変更となったグループステージが、約半年ぶりに再開となった。
【グループA】大卒ルーキーコンビ躍動の王者・川崎Fと、快勝の名古屋が連勝!
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連勝を目指す前年王者の川崎フロンターレは県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズと対戦。クラブ史上初の7連勝でリーグ首位に立つチームは、この試合でも躍動。序盤からボールを握って優勢に試合を運ぶと、前半終了間際の43分には三笘の右足のカットインシュートがディフレクトする形でゴールネットを揺らし、先制に成功。さらに、後半立ち上がりの47分にはハーフタイム明けに投入された小林と大島のコンビで背番号10が追加点。続く55分には三笘の技ありの左クロスを旗手が冷静に流し込み、試合を決定付けた。その後、互いに積極的に交代カードを切っていく中、ホームの鹿島は途中出場の伊藤が84分、93分に連続ゴールを挙げて追いすがるも試合は3-2のスコアでタイムアップ。

また、IAIスタジアム日本平に乗り込んだ名古屋グランパスは清水エスパルスと対戦。今季初めて3バックを採用したホームチームに対して、相馬、マテウスの両翼を起点に攻勢を見せると、前半終了間際に得たFKの場面でマテウスのブレ球シュートをGKが弾いたところを丸山が押し込んで先制。さらに、54分には山崎のスルーパスに抜け出したマテウスが相手GKをあざ笑うかのような絶妙なループシュートを決めて加点。その後は持ち味の堅守でクリーンシートを目指していく中、後半アディショナルタイムにも山崎にゴールが生まれ、敵地で3-0の勝利となった。この結果、グループAは最終節を前に連敗の鹿島、清水の敗退が決定。連勝の首位川崎Fと2位の名古屋がグループ首位通過を懸けて最終節で激突する。
鹿島アントラーズ 2-3 川崎フロンターレ
清水エスパルス 0-3 名古屋グランパス

【グループB】浦和優勢から一転、C大阪が最終節引き分け以上で首位突破
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レギュレーション変更により、J2リーグの松本山雅FCが不参加となったグループBは、松本戦を残していたベガルタ仙台と浦和レッズには自動で勝ち点3が与えられることになった。

そのため、勝てば首位突破が決まる浦和はセレッソ大阪相手に序盤から攻勢を仕掛ける。5分に木本が負傷するアクシデントに見舞われたC大阪をレオナルドを中心に敵陣に釘付けにするも、なかなかシュートシーンは作れない。ゴールレスで迎えた後半も浦和ペースで進んだが、ネットを揺らしたのは守勢のホームチームだった。82分、敵陣中央でボールを持った西川がドリブルで持ち上がり右に展開。これでボックス右に侵入した豊川が豪快にシュートを突き刺し先制に成功した。途中出場の2人の活躍で劣勢をひっくり返したC大阪は、最終節の仙台戦で引き分け以上で首位突破が決まる。

セレッソ大阪 1-0 浦和レッズ

【グループC】カズ出場の横浜FC、GS突破に望みを繋ぐ勝利! 札幌は単独首位浮上
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駅前不動産スタジアムではサガン鳥栖と横浜FCが対戦した。今季公式戦初出場の三浦が53歳5カ月10日の歴代最年長出場記録を更新したゲームは30分に決まらなかったものの、その三浦がダイビングヘッド。鳥栖がやや優勢のなかで、レジェンドが果敢にゴールを狙った横浜FCは集中した守りで凌ぎ続ける。すると、後半アディショナルタイム1分に左サイドの志知が上げたクロスに大外から瀬沼がダイビングヘッドで合わせて先制。1-0で勝ち切った横浜FCがグループステージ突破に望みを繋いだ。

札幌厚別公園競技場では北海道コンサドーレ札幌とサンフレッチェ広島が対戦した。白星スタートで切ったチーム同士の一戦は14分に左CKの流れから金子のゴールで札幌が先制したが、22分に広島が一瞬の隙を突いて、浅野が左足シュートでゴールネットを揺らして同点。イーブンで試合を折り返した札幌だったが、61分にドウグラス・オリヴェイラがゴール右隅に蹴り込み、再びリードに成功する。結局、このままタイムアップ。昨季ファイナリストの札幌が広島を退けて連勝を飾り、最終節を残してグループ単独首位に浮上している。

サガン鳥栖 0-1 横浜FC
北海道コンサドーレ札幌 2-1 サンフレッチェ広島

【グループD】柏が2連勝でGS突破! 昨季4強のG大阪は昌子デビュー戦ドローで敗退
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J1リーグ4連勝中の柏レイソルはホームで湘南ベルマーレと対戦した。グループステージ初戦を白星スタートで切ったチーム同士のゲームはアウェイの湘南が勢いで上回る立ち上がりだったが、GK滝本の好守も光り、無失点で切り抜けた柏が徐々に巻き返す展開となると、後半早々の48分に敵陣右サイドで獲得したFKのチャンスから戸嶋がファーサイドにクロスを上げ、呉屋がヘディング。呉屋の一発で先制した柏は交代カードを切りながら攻めの姿勢を強めた湘南に攻め入られるシーンもあったが、GK滝本が要所で好セーブをみせ、1点のリードを維持する。柏は後半こそ攻めがゴールに繋がらなかったが、1-0のままタイムアップ。見事に湘南を下して2連勝を飾った柏が他会場の結果も受け、最終節を残してグループステージ首位を確定させ、プライムステージ進出を果たした。

ガンバ大阪は大分トリニータとアウェイで対戦。勝てなければ敗退となるチーム同士の一戦はG大阪が移籍後初先発の昌子も長短のパスで攻撃にもしっかり絡み、主導権を握ると、29分に佐藤の横パスをバイタルエリア中央でかっさらった井手口を起点に先制。ボックス右でフリーのパトリックが井手口からのパスに右足ダイレクトで合わせ、G大阪が幸先よく先取するが、守勢の大分が35分のカウンターからワンチャンスをモノにする。伊佐のパスをボックス右で受けた三平が中央に折り返すと、ゴール前に猛進の小塚がプッシュして、同点に。後半も大半の時間帯でG大阪ペースとなるが、再三のファインセーブで立ちふさがるGKムン・キョンゴンを崩せず、勝ち越しゴールが遠い。昨季準決勝進出のG大阪だが、引き分けで終了。大分とともにグループステージ敗退が決まった。

柏レイソル 1-0 湘南ベルマーレ
大分トリニータ 1-1 ガンバ大阪
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日本対カタールで細谷が152日ぶりに復活/六川亨の日本サッカー見聞録

公式戦152日ぶりのゴールとは知らなかった。昨夜のカタール戦で延長前半11分に決勝点を決めた細谷真大のゴールである。昨シーズンは14ゴールをマークしてJ1得点ランクの5位タイに躍進したものだ。 ところが1月のアジアカップでは初戦のベトナム戦のスタメンに起用されながら、前半45分で上田綺世との交代を余儀なくされた。次に出番が回ってきたのは準々決勝のイラン戦で、逆転ゴールを決められた後の後半アディショナルタイムだったが、1度もボールに触ることなくタイムアップを迎えた。 不調はシーズンが始まってからも変わらず、開幕前の千葉とのダービーマッチ(ちばぎんカップ)ではシュート0本。1週間後の京都との開幕戦ではPKを外して試合はドロー。公式戦8試合連続無得点と不振のままカタール入りした。初戦の中国戦では1人退場になった影響もあり、これといった見せ場を作れなかった。 UAEとの第2戦では後半28分から登場すると、2度の惜しいシーンがあったものの、シュートがゴール枠を捕らえることができない。韓国戦も後半32分から出場したが、ヘディングシュートはバーを越えたりGKの正面を突いたりしてゴールが遠かった。それでもグループリーグ3試合で起用し、カタール戦でもスタメンに復帰したのだから、大岩剛監督も細谷の復活を期待したのだろう。 ゴールシーンは身体でパスコースを作り、荒木遼太郎からのスルーに1タッチで抜け出し豪快に決めた、細谷らしいゴールだった。得点シーンを振り返り「まずは太郎が前を向いた瞬間に自分もポジションを取ろうとして、うまく出してくれました。落ち着いて流し込むだけでした」と荒木を称えたが、2人の息がピタリと合った決勝点と言える。 昨年11月25日の鳥栖戦以来の一発に、「本当にやっとのゴールだった。なかなかチームを勝たせられなかったので、今日は勝たせられてよかった」と安堵の表情を浮かべたが、エースの一撃を誰よりも喜んだのは大岩監督ではないだろうか。さらには内野航太郎にも初ゴールが生まれた。 準決勝の相手はイラクとベトナムの勝者だが、細谷自身「優勝しかない」と言い切るように、ここまできたら2度目のアジア制覇でパリ五輪出場に花を添えたいところ。とはいえ韓国がインドネシアにPK戦で敗れたように、どの国も侮ることはできない。 唯一の救いはこれまで中2日の連戦だったのが、中3日と1日ほどレストデーが増え、イラクとベトナムは中2日での日本戦になることだ。この差が日本にとって有利に働くことを期待したい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:35 Fri

「勝たせたいと思っていた」待望のゴールが決勝弾、悩んだエース細谷真大が大会制覇へ意気込む「優勝しかない」

U-23日本代表のFW細谷真大(柏レイソル)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先良く先制する。 24分に追いつかれてしまった中、41分にはカタールのGKがラフプレーで一発退場。日本は数的優位となり後半を迎えたが、早々にセットプレーから逆転を許す展開となる。 日本は嫌なムードが漂ったが、67分に木村誠二がCKからヘディングで同点ゴール。その後は決定力を失い延長戦に入ると、延長前半に細谷の待望のゴールで逆転に成功。延長後半には内野航太郎の初ゴールも生まれ、2-4で勝利。ベスト4入りを果たした。 試合後のフラッシュインタビューに応じた細谷はゴールシーンについて振り返り、「まずは太郎(荒木遼太郎)が前を向いた瞬間に自分もポジションを取ろうとして、上手く出してくれました。落ち着いて流し込むだけでした」と、しっかりと意気のあったプレーだったと振り返った。 今シーズンはクラブでもゴールがなく、悔しいシーズンとなっていた中、それでも前向きなプレーを継続。相手GKの退場に繋がるなど、見えない影響をチームに与えていた。 「チームを勝たせたいという思いもありましたし、スペースもあったので、そこが武器なので、そこを突いていこうとチーム全体で話していました」とコメント。「もっと動き出せたと思いますし、もっと得点に絡めるように頑張っていきたいです」と、まだまだ自分のプレーが足りないと語った。 FW陣にゴールがないまま進んだ大会だったが、やっと結果が出ることに。この先の戦いについては「まずは優勝しかないので、次もしっかり良い準備をして臨みたいと思っています」と、しっかり準備をして、次も勝ちたいとした。 また、日本からも声援を送るファン・サポーターへも「時差のある中で遅い時間まで応援してくださりありがとうございます」と感謝。「自分自身、得点に絡めていなかったので、今後は自分が勝たせられるようなゴールを取れるように頑張ります。熱い応援ありがとうございます」と、更なる後押しをお願いした。 日本は準決勝ではU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表の勝者と29日の26時30分から対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに目覚めたエース!細谷真大が値千金の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pZnkovlMOfU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 07:15 Fri
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