ローマが更なる貢献…現場で戦う“ヒーロー”たちに5000枚の観戦チケットを用意
2020.03.29 19:34 Sun
ローマは28日、連日新型コロナウイルス(COVID-19)と戦う医療従事者に向けて、5000枚のホーム観戦チケットを用意することを発表した。
20日には人工呼吸器8台と集中治療用のベッド8台を提供するなど、未曽有のパンデミック収束に向けて積極的な動きを見せている。
さらにこの度、日々奮闘する医療スタッフらに試合の無料チケットを配ることを発表。リーグ再開の願いを込めて、オリンピック・スタジアムで行われる最初のホーム戦のチケットを5000枚用意するようだ。そしてその試合では、ウイルスの犠牲になった医療従事者への追悼の場を設けるという。
また、このキャンペーンにより得たチケット売り上げの収入の一部を医療器具を揃えるための資金として寄付することも発表。さらには、医療従事者を対象に来季の観戦チケット代の値下げも検討しているようだ。
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ローマは2週間前、新型コロナウイルス撲滅への貢献としてクラウドドファンディング「GoFundMe」を利用した募金活動をスタート。クラブの会長やCEOをはじめ、経営陣やスタッフがこの取り組みに参加し、選手らも1日分の給与を寄付。そして、ファンからの募金も合わせて50万ユーロ(約6000万円)以上の資金を寄付することに成功した。さらにこの度、日々奮闘する医療スタッフらに試合の無料チケットを配ることを発表。リーグ再開の願いを込めて、オリンピック・スタジアムで行われる最初のホーム戦のチケットを5000枚用意するようだ。そしてその試合では、ウイルスの犠牲になった医療従事者への追悼の場を設けるという。
また、このキャンペーンにより得たチケット売り上げの収入の一部を医療器具を揃えるための資金として寄付することも発表。さらには、医療従事者を対象に来季の観戦チケット代の値下げも検討しているようだ。
そして、ジム・パロッタ会長は同日、2万5000ユーロ(約300万円)の寄付を発表。この一連のキャンペーンの初動として5万ユーロ(約600万円)をすでに募金している同会長はクラブの声明の中で「イタリアや世界中で働く医療スタッフに対する感謝の気持ちを示す適切な形容詞が見つからない。命を失われた方々や、リスクを伴ってでも命を救うために働く彼らに特別な賛辞を送りたい」とコメントしている。
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