セリエA、イタリア政府に約860億円の支援を要請へ

2020.03.25 09:00 Wed
Getty Images
レガ・セリエAはイタリア政府に対し、新型コロナウイルスの影響によってこれまで生じた損害額7億2000万ユーロ(約864億円)の支援を要請するようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。
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イタリアでは10日、首相によって少なくとも4月3日までのスポーツ競技の中断が発令され、試合が開催できていない。そして24日時点で新型コロナウイルスの感染者が6万人を超え、死者数も6000人を超えるなど感染拡大が止まらない状況が続いている。
試合が行えないことにより、セリエAの20クラブはテレビ放映権、観客収入、グッズ収入などを得られず、その損害額が7億2000万ユーロに上るとのことだ。今後、試合の再延期が決まった場合、その額は更に大きくなることが確実視される。

今後各クラブが資金難になることを見越し、政府は改革案としてこれまで禁止されていた賭博会社のスポンサーを許可することや、スタジアム建設や改修の基準緩和などが議論されているとのことだ。


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