雨中の本拠地でアダイウトンが躍動! FC東京がフィリピン王者退け2016年以来の本戦出場!《ACL2020》
2020.01.28 21:01 Tue
FC東京は28日、東京スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020プレーオフのセレス・ネグロス(フィリピン)戦に臨み、2-0で勝利しACL本大会出場を決めた。
昨シーズンの明治安田生命J1リーグをクラブ史上最高位の2位で終えたFC東京の新シーズンを占う公式戦初戦。
就任3年目を迎える長谷川監督の下、[4-3-3]への布陣変更に取り組むチームはフィリピンリーグ3連覇中のセレスとの一発勝負に向けて、その新布陣をお披露目。負傷を抱える永井、ディエゴ・オリヴェイラの両エースストライカーに日本代表MF橋本と3人の主力が不在の中、最終ラインにジョアン・オマリ、インサイドハーフに安部、3トップには原と共にアダイウトン、レアンドロと4人の新戦力を起用した。
試合前のウォーミングアップを断念するなど、ピッチの至るところに水溜まりができる厳しいピッチコンディションの中でスタートした試合。立ち上がりから主導権を握ったFC東京は、ほとんどボールが転がらない劣悪なピッチを考慮して浮き球のボールを使いながら相手陣内深くへ侵攻していく。
15分にはボックス右でボールを受けた東が左足のシュートを放つが、ここは相手GKがうまく残した足に阻まれてゴールとはならず。その後はミドルシュートや制空権を握るセットプレーで幾度か惜しい場面を作り出すが、相手の粘り強い守備を崩し切れない。
しかし、迎えた後半の立ち上がりにFC東京がいきなりゴールをこじ開ける。48分、相手陣内中央で味方のクリアをアダイウトンがボックス内で収めると、混戦の中で安部が競ったボールがボックス右の室屋の下にこぼれる。ここで室屋が右足で放ったシュートがGKの手を弾いて右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。
幸先よく先制に成功したFC東京は後半も自陣でハッキリしたプレーをみせ、相手の攻撃に対して丁寧に対応。そこから3トップを目掛けてシンプルに長いボールを供給していく。61分にはペナルティアーク付近でレアンドロが際どいミドルシュートを放つと、64分にはボックス右で室屋が入れたシュート性のクロスをアダイウトンがワンタッチで押し込む。だが、ここは微妙なオフサイドの判定で2点目は認められず。
その後も危なげなく試合を運ぶホームチームはアダイウトンが自慢の快足を飛ばして幾度も追加点に迫るが、最後のところでうまくいかない。77分には東に代えてアルトゥール・シルバを最初のカードとしてピッチに投入するが、この直後にアクシデントが発生。
空中戦の競り合いの場面で原が振り上げた肘が相手MF小田原の顔面に当たると、主審は故意のエルボーと判断し、レッドカードを掲示。残り10分を1人少ない状況で戦うことになった。
ここから相手のロングボール戦術に苦戦を強いられるFC東京だったが、この窮地を救ったのは試合を通して存在感を示していたアダイウトン。自陣からのロングカウンターで小川のロングボールに抜け出したアダイウトンは水を含む重いピッチをものともしないパワフルなドリブルから、最後はエリア外に飛び出したGKを嘲笑うかのようなミドルループシュートをゴールへ流し込み、決定的な追加点とした。
そして、アダイウトンの移籍後初ゴールで勝利を大きく手繰り寄せたFC東京はこのまま2-0のスコアで試合をクローズ。フィリピン王者を退け2016年以来の本大会出場を決めた。
なお、FC東京は来月からスタートするグループステージで蔚山現代FC(韓国)、上海申花(中国)、パース・グローリーFC(オーストラリア)が同居するグループFに組み込まれている。
昨シーズンの明治安田生命J1リーグをクラブ史上最高位の2位で終えたFC東京の新シーズンを占う公式戦初戦。
試合前のウォーミングアップを断念するなど、ピッチの至るところに水溜まりができる厳しいピッチコンディションの中でスタートした試合。立ち上がりから主導権を握ったFC東京は、ほとんどボールが転がらない劣悪なピッチを考慮して浮き球のボールを使いながら相手陣内深くへ侵攻していく。
15分にはボックス右でボールを受けた東が左足のシュートを放つが、ここは相手GKがうまく残した足に阻まれてゴールとはならず。その後はミドルシュートや制空権を握るセットプレーで幾度か惜しい場面を作り出すが、相手の粘り強い守備を崩し切れない。
その後、試合はやや膠着状態に陥る中、40分には前半最大の決定機。相手陣内中央でレアンドロがボールを奪い、そのまま浮き球をコントロールしてボックス中央へ侵攻し、相手GKと一対一を迎える。だが、右足アウトにかけて放ったシュートはGKの好守に遭い、前半のうちにリードを手にすることはできなかった。
しかし、迎えた後半の立ち上がりにFC東京がいきなりゴールをこじ開ける。48分、相手陣内中央で味方のクリアをアダイウトンがボックス内で収めると、混戦の中で安部が競ったボールがボックス右の室屋の下にこぼれる。ここで室屋が右足で放ったシュートがGKの手を弾いて右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。
幸先よく先制に成功したFC東京は後半も自陣でハッキリしたプレーをみせ、相手の攻撃に対して丁寧に対応。そこから3トップを目掛けてシンプルに長いボールを供給していく。61分にはペナルティアーク付近でレアンドロが際どいミドルシュートを放つと、64分にはボックス右で室屋が入れたシュート性のクロスをアダイウトンがワンタッチで押し込む。だが、ここは微妙なオフサイドの判定で2点目は認められず。
その後も危なげなく試合を運ぶホームチームはアダイウトンが自慢の快足を飛ばして幾度も追加点に迫るが、最後のところでうまくいかない。77分には東に代えてアルトゥール・シルバを最初のカードとしてピッチに投入するが、この直後にアクシデントが発生。
空中戦の競り合いの場面で原が振り上げた肘が相手MF小田原の顔面に当たると、主審は故意のエルボーと判断し、レッドカードを掲示。残り10分を1人少ない状況で戦うことになった。
ここから相手のロングボール戦術に苦戦を強いられるFC東京だったが、この窮地を救ったのは試合を通して存在感を示していたアダイウトン。自陣からのロングカウンターで小川のロングボールに抜け出したアダイウトンは水を含む重いピッチをものともしないパワフルなドリブルから、最後はエリア外に飛び出したGKを嘲笑うかのようなミドルループシュートをゴールへ流し込み、決定的な追加点とした。
そして、アダイウトンの移籍後初ゴールで勝利を大きく手繰り寄せたFC東京はこのまま2-0のスコアで試合をクローズ。フィリピン王者を退け2016年以来の本大会出場を決めた。
なお、FC東京は来月からスタートするグループステージで蔚山現代FC(韓国)、上海申花(中国)、パース・グローリーFC(オーストラリア)が同居するグループFに組み込まれている。
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