神戸が元日新国立でクラブ初タイトル! 鹿島を破り来季ACLへ!《天皇杯》
2020.01.01 16:30 Wed
天皇杯決勝が1日に国立競技場で行われ、ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを2-0で撃破。天皇杯初制覇を成し遂げ、悲願のクラブ初タイトルを獲得した。
クラブ初タイトルがかかる戦いに挑む神戸はイニエスタ、ポドルスキ、藤本らが先発入りとなり、この試合を最後に現役引退のビジャがベンチスタート。サンペールはメンバーに含まれなかった。
この試合限りで終焉となる大岩体制の有終の美を飾るべく、2016年大会以来3年ぶり6度目の優勝を狙う鹿島。J屈指の常勝軍団として、今シーズン獲得可能な唯一のタイトルを逃すわけにはいかないが、土居が控えに回った。
昨年11月に完成した国立競技場で行われる初のスポーツ公式戦としても大きな注目を集める今大会の決勝戦。その試合の立ち上がりこそ圧力を際立たせた鹿島だったが、徐々に有効打が増やした神戸優勢の色が濃くなる。
そのなか、13分に古橋のチャンスメークから藤本の決定機を作りだした神戸が18分に先制。酒井がボックス左に侵攻すると、並走するポドルスキがボールを引き取り、角度の厳しいところから左足を振り抜く。相手GKの手を弾いたボールが犬飼に当たってゴールイン。ラッキーな形だが、神戸が先取する。
その神戸は攻勢ムードを続け、38分に追加点。右ウィングバックに入る古巣戦の西がボックス右に差し掛かったところから右足でグラウンダーのクロスを送り、犬飼がこれの処理を試みる。だが、クリアし損ねると、これを見逃さなかったゴール前の藤本がダイレクト。前半終盤に鹿島を突き放してみせる。
今シーズンの対鹿島戦で3ゴールのキラーぶりを発揮する藤本にまたしてもやられてしまった鹿島。早い段階で立て直すべく、ハーフタイム明けから土居を投入すると、続く53分に山本をピッチに送り出す。2枚目の交代カードを切ったタイミングで3バックにシフトして反撃に出たが、最終局面で崩せない。
そうした流れが続く鹿島は72分に最後のカードで中村をピッチに送り出すが、78分に最初のカードで藤本と田中の交代に動いた神戸が堅い守りで凌ぎ、フィニッシュの形を作りだして反攻。さらに、89分にイニエスタを下げ、安井を送り出した神戸が試合をクローズしにかかり、崩すのがより難しい展開となる。
そうしたなかで、最終盤に現役ラストマッチのビジャを最後のカードで送り出す余裕をみせた神戸が鹿島を下して、天皇杯を初制覇。クラブとしても史上初のタイトルとなり、来シーズンのACL出場権も獲得している。
ヴィッセル神戸 2-0 鹿島アントラーズ
【ヴィッセル神戸】
OG(前18)
藤本憲明(前38)
クラブ初タイトルがかかる戦いに挑む神戸はイニエスタ、ポドルスキ、藤本らが先発入りとなり、この試合を最後に現役引退のビジャがベンチスタート。サンペールはメンバーに含まれなかった。
昨年11月に完成した国立競技場で行われる初のスポーツ公式戦としても大きな注目を集める今大会の決勝戦。その試合の立ち上がりこそ圧力を際立たせた鹿島だったが、徐々に有効打が増やした神戸優勢の色が濃くなる。
そのなか、13分に古橋のチャンスメークから藤本の決定機を作りだした神戸が18分に先制。酒井がボックス左に侵攻すると、並走するポドルスキがボールを引き取り、角度の厳しいところから左足を振り抜く。相手GKの手を弾いたボールが犬飼に当たってゴールイン。ラッキーな形だが、神戸が先取する。
こじ開けた神戸は28分、3バック中央からリベロの役割を担う大崎のフィードを起点にした攻撃からポドルスキがネットを揺らした場面こそオフサイドの判定でゴールが認められなかったものの、その後もフィニッシュワークを構築。なかなかリズムに乗り切れない鹿島を尻目に、試合を優勢に進めていく。
その神戸は攻勢ムードを続け、38分に追加点。右ウィングバックに入る古巣戦の西がボックス右に差し掛かったところから右足でグラウンダーのクロスを送り、犬飼がこれの処理を試みる。だが、クリアし損ねると、これを見逃さなかったゴール前の藤本がダイレクト。前半終盤に鹿島を突き放してみせる。
今シーズンの対鹿島戦で3ゴールのキラーぶりを発揮する藤本にまたしてもやられてしまった鹿島。早い段階で立て直すべく、ハーフタイム明けから土居を投入すると、続く53分に山本をピッチに送り出す。2枚目の交代カードを切ったタイミングで3バックにシフトして反撃に出たが、最終局面で崩せない。
そうした流れが続く鹿島は72分に最後のカードで中村をピッチに送り出すが、78分に最初のカードで藤本と田中の交代に動いた神戸が堅い守りで凌ぎ、フィニッシュの形を作りだして反攻。さらに、89分にイニエスタを下げ、安井を送り出した神戸が試合をクローズしにかかり、崩すのがより難しい展開となる。
そうしたなかで、最終盤に現役ラストマッチのビジャを最後のカードで送り出す余裕をみせた神戸が鹿島を下して、天皇杯を初制覇。クラブとしても史上初のタイトルとなり、来シーズンのACL出場権も獲得している。
ヴィッセル神戸 2-0 鹿島アントラーズ
【ヴィッセル神戸】
OG(前18)
藤本憲明(前38)
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