ケイン&ラメラ弾で辛勝のスパーズが連敗ストップ! 第3GKのガッサニーガが奮闘《プレミアリーグ》

2018.09.23 03:54 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第6節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsトッテナムが22日にアメリカン・エクスプレス・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが2-1で勝利した。
PR
▽ワトフォード、リバプール戦でのリーグ戦の連敗に続きミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)初戦のインテル戦でも終盤の連続失点によって敗れ、公式戦3連敗中のトッテナム。ポチェッティーノ就任以降、最大の危機とも指摘される中、ブライトンとのアウェイゲームでは是が非でも白星が必要となった。
▽ポチェッティーノ監督は今回の一戦に向けて先発5人を変更。前日練習で負傷したGKフォルムに代わって今季初出場の第3GKのガッサニーガ、サイドバックをトリッピアー、ローズに入れ替えたほか、ダビンソン・サンチェスとラメラに代わってアルデルヴァイレルト、ルーカス・モウラを起用した。

▽互いに様子見の入りとなった中、すぐさまボールを握ったトッテナムが最初の決定機を作る。10分、トリッピアーの右CKをニアに飛び込んだアルデルヴァイレルトがドンピシャのタイミングでヘディングシュート。だが、これは相手GKライアンの好守に阻まれる。このこぼれ球にヴェルトンゲンが反応もここは相手DFが先にクリアした。

▽ファーストチャンスをゴールに結び付けられなかったトッテナムはその後も70パーセントを超えるボールポゼッションで相手を押し込む。だが、ボールを持たされている印象が強く肝心のケインまで良い形で運べない。対するブライトンは20分にスティーブンスが負傷しカヤルの投入を余儀なくされるが、粘り強い守備とノッカールのスピードを生かしたカウンターで反撃を試みる。
▽徐々に攻めあぐねるトッテナムだったが、42分にボックス手前の好位置でFKを獲得。ここでキッカーのトリッピアーが直接狙うと、壁に入ったマーレイが腕を顔付近に上げてブロックしてしまい、トッテナムにPKが与えられる。これをキッカーのケインが際どいコースに突き刺し、苦しみながらもエースのゴールで先手を奪った。

▽後半もホームチームが極端にやり方を変えてこなかったことで前半同様に堅い展開が続く。53分にはルーカスの長いドリブルからボックス手前でパスを受けたエリクセンが右足を振り抜くが、これは枠の右に。さらにセットプレー、カウンターからエリクセンとローズに決定機も最後がうまくいかない。

▽この後半立ち上がりの攻勢を追加点に結び付けられないトッテナムはここから防戦を強いられる。66分には相手の鋭い縦への攻撃を受けてカヤルのラストパスを受けたゴール左のノッカールに切り返しからシュートを許すが、ここはDFアルデルヴァイレルトの粘りとGKガッサニーガの冷静な対応で事なきを得る。

▽流れを引き戻したいポチェッティーノ監督は68分にソン・フンミンを下げてラメラを投入すると、この交代が追加点をもたらす。77分、ロングカウンターから中央突破したラメラが左サイドのローズに預けてゴール前に走り込むと、ローズからの丁寧な折り返しを左足ダイレクトで右隅に流し込み、リーグ戦2試合連続ゴールとした。

▽この2点目で大きく勝利へ近づいたアウェイチームは負傷明けのデレ・アリをルーカスに代えて投入し試合を締めにかかる。相手が前がかりとなった終盤にはカウンターからケインに続けて惜しいシュートチャンスが訪れる。だが、ここで決め切れないトッテナムは後半アディショナルタイムの93分にカウンターからノッカールにゴールを許し、点差を縮められる。さらに直後にもボックス内でノッカールにシュートを許すが、ここはGKガッサニーガが冷静にキャッチし事なきを得た。ブライトン相手に苦戦を強いられながらも勝ち切ったトッテナムが公式戦の連敗を「3」でストップした。

PR
関連ニュース

トッテナムのエメルソン・ロイヤルが新天地探し マルチロールに最終ラインこなすも来季構想外か

トッテナムのブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(25)が新天地を探す。 痛恨のリーグ戦4連敗により、アストン・ビラとのCL権争いで後退したトッテナム。リバプールに敗れた直後のアンジェ・ポステコグルー監督は「抜本的な改革が必要」と言い放つ。 指揮官が今夏の大きな補強を望んでいることはもはや明確。シーズンが深まるにつれ、昨季までの主軸であるデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュア(28)、チーム最古参のウェールズ代表DFベン・デイビス(31)など、売却候補の陣容も固まりつつある。 エメルソンも間違いなくその1人。加入3年目の今季は、本職の右サイドバックだけでなく、左サイドバックにセンターバックもこなすが、アントニオ・コンテ監督時代と比べて序列を落とし、90分間ベンチの試合も珍しくない。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、トッテナムは複数いる売却候補の中でも、エメルソンを「売りに出す要件を全て満たしている」存在と見做したとのこと。クラブとして”買い手”を探し、選手側にも“新天地”を探させているという。 2000万ポンド(約39億円)前後で市場に出しているようだが、果たして。 2024.05.10 17:15 Fri

トッテナムが最古参ベン・デイビスを放出か ウドジェら台頭で出番減

トッテナムがウェールズ代表DFベン・デイビス(31)を放出か。 ノース・ロンドンで10シーズン目を迎えた最古参ベン・デイビス。左サイトバックやセンターバックとして、派手さはなくとも献身的にスパーズを支えてきた。 現在ウェールズ代表でキャプテンも担う31歳は、ロッカールームの重要な存在として認知される一方、アンジェ・ポステコグルー体制で出番が大幅減。定位置争いで若きデスティニー・ウドジェらの後塵を拝す日々が続く。 そして、契約は来シーズンまで。イギリス『フットボール・インサイダー』によると、今夏で残り1年となる契約の延長交渉は行われていないそうで、今季を最後にスパーズを去る可能性が高いと伝えられている。 ポステコグルー監督が今夏に向けて公言する「劇的な変化を望んでいる」は既存戦力の見直しを意味するもの。直近10試合で1試合の出場(直近2試合はケガ)にとどまるベン・デイビスは、買い手がつけば今夏で売却される見通しとなった。 2024.05.08 13:55 Wed

人気銘柄グズムンドソン、希望はイタリアでのキャリア続行?「この国、このリーグが大好き」

ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)は、セリエAでのキャリア続行を望んでいるようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 グズムンドソンは2021-22シーズン途中に、AZからジェノアへ加入。セリエBでの昨季を経て、今季は公式戦34試合で16ゴール4アシストと優れたパフォーマンスを披露しており、チームを牽引する存在になっている。 当然、そんなグズムンドソンをビッグクラブは放っておかず。インテル、ナポリ、ユベントス、トッテナムなどが関心を示しており、ジェノアも2027年夏まで契約を残す同選手の売却を除外していないことから、夏の去就が注目されている。 そんな中で、アメリカ『CBSスポーツ』のインタビューに応じたグズムンドソンは、セリエAでプレーを続けたいと断言。イタリアでの生活を愛しており、これが続くことを願うと語っている。 「僕は子供の頃、プレミアリーグでのプレーを夢見ていた。でも、イタリアに来てからは少し変わったんだ。僕はこの国、このリーグが大好きになった。そしてフットボールやこの人生も愛している」 「正直に言うと、イタリアから出ていく気はない。ここでは本当に快適だから、もし僕がこの国やこのクラブを離れなければならないとしたら、それは何か良いことが理由でなければならない」 2024.05.08 11:10 Wed

プレミア4連敗に「団結すべき時」、トッテナム主将ソン・フンミンは「正しい道を歩んでいる」

トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが、チームの苦境にも団結を強調した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 今シーズン、アンジェ・ポステコグルー監督が新たに就任したチームは序盤こそ好調を維持しトップ4争いに参戦していたものの、終盤にきて失速。プレミアリーグ第33節のニューカッスル戦で0-4の大敗を喫すると、アーセナル、チェルシーにも敗れて3連敗に。先週末の第36節リバプール戦も終盤に追い上げたが2-4で敗れ、プレミアリーグ4連敗となった。 1試合未消化の試合はあるものの、4位アストン・ビラとの差は「7」となりトップ4フィニッシュが風前の灯火となりつつあるトッテナム。それでもソン・フンミンは徐々に復調していると強調しつつ、チームはまだ成長段階であることを訴えている。 「(リバプール戦は)チェルシー戦よりずっと良かったと思う。特に難しいスタジアムでの試合でも、チームはしっかりプレーしようと努めていた。彼らが非常に強いチームなのは明白だが、失点までは非常に良い競争ができていたと思う。失点すれば追いつくためリスクを承知でプレーする必要があり、厳しい結果になった」 「大変なときこそ、僕たちは団結しなければいけない。僕らにとってはより団結を深めて強くなる絶好のチャンスさ。この4試合はそれぞれ本当にタフであり、それがこの1カ月でまとめてきたから、より状況が悪くなったように見えるかもしれない。それでも、僕たちはやり遂げたい」 「シーズン開幕当初、僕たちは良いプレーをしていて、誰もが喜びに満ち、プレッシャーはなかった。でも、今は全員がステップアップして、やりたいことを貫かなければならない時なんだ」 「正しい道を歩んでいるのは間違いない。忘れないでほしいのは、監督の最初のシーズンであり、新しい選手たちがプレミアリーグにやって来たということだ。誤解しないでほしいが、もちろん4試合で負けたのは非常に残念だよ。でもこの痛みと結果を我慢して、ハードワークし、調子を上げていきたい」 2024.05.07 16:55 Tue

「結果にはガッカリだが…」 ポステコグルー監督が4連敗も収穫語る 「自分たちらしさ出せた」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、リバプール戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指して戦っていた中、強敵相手のリーグ3連敗で一気に苦しくなった5位トッテナム。5日のプレミアリーグ第36節ではアウェイに乗り込み、またも強敵のリバプールと対戦した。 良い入りを見せたトッテナムだったが、ホームチームに先制を許す展開となり、前半終了間際には耐えきれずさらに失点。0-2でハーフタイムへ突入する。 反撃できないトッテナムは後半に入ってからも失点を重ねたが、交代による流れの変化もあって、ブラジル代表FWリシャルリソンが72分に意地の一発。韓国代表FWソン・フンミンも後に続いたが、それ以上の追い上げはなく、2-4のスコアで敗戦となった。 これでリーグ戦4連敗のポステコグルー監督。敗戦は悔やんだものの、最後まで諦めなかったチームの姿勢にはある程度満足しているようだ。 「結果にはもちろんガッカリしたが、今日は自分たちらしさを出せた。選手たちは自分たちのサッカーをしようと努め、自分たちがなりたいチームになろうとした。それは私が何かに取り組むきっかけを与えてくれる」 「全体的には我々のサッカーは良かったと思う。0-4で負けた時にこのようなことを言うのは奇妙だが、我々はファイナルサードでうまく足がかりを掴めていたと思う。ただ、食らいつきや説得力に欠けていた。そうなるとリバプールは楽になってしまう」 「もし我々が全体的な良いプレーの中からいくつかのチャンスを作れていたら、もう少しプレッシャーをかけられたかもしれない。裏を返せば、相手の方がファイナルサードや我々のボックス内で脅威を見せていたということだ」 「我々は自分たちで登るべき山を築いてしまった。繰り返しになるが、自分たちらしくプレーすれば、いつだって力強いフィニッシュを迎えられる。選手たちは自分たちの信念を曲げなかったし、いくつかのゴールを奪った。もっと奪うこともできたかもしれない」 2024.05.06 11:52 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly