町田DF下坂晃城が左大腿二頭筋肉離れで離脱…復帰まで約6週間

2018.09.01 18:05 Sat
▽FC町田ゼルビアは1日、DF下坂晃城が左大腿二頭筋肉離れと診断されたことを発表した。復帰まで約6週間を要する見込み。

▽クラブの発表によると、下坂は8月27日に行われたSC相模原とのトレーニングマッチで負傷。
▽下坂は今シーズンアビスパ福岡から期限付き移籍で町田に加入。今シーズンはここまで明治安田生命J2リーグに8試合出場して1ゴールを記録していた。
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【明治安田J1リーグ第16節】 2024年5月26日(日) 16:00キックオフ 浦和レッズ(6位/24pt) vs FC町田ゼルビア(1位/32pt) [埼玉スタジアム2002] <span class="paragraph-subtitle">◆苦しい台所事情も見せつけたい埼スタの“圧”【浦和レッズ】</span> 前節はアウェイでのジュビロ磐田戦で1-1のドロー。先制するもすぐに追いつかれるという嫌な形で連勝が「3」でストップしてしまった。 さらに、ミッドウィークのYBCルヴァンカップではJ2のV・ファーレン長崎相手に1-0で敗戦。数的優位な状況から先制を許すなど、隙を見せてやられてしまったことはいただけない。 ただ、オラ・ソルバッケンがついにデビュー。それでも、伊藤敦樹が負傷交代したり、ケガ人が絶えないという悩ましい側面は全く変わらない。 継続して起用してきた選手たちが徐々にいなくなり、チームとしての完成度が再び下がるなど悪循環も生まれつつあるが、ここでどう踏ん張れるか。J1の先輩としての意地、そして埼スタの圧力を町田に見せつけたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:西川周作 DF:石原広教、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢 MF:伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、渡邊凌磨 FW:前田直輝、チアゴ・サンタナ、中島翔哉 監督:ペア・マティアス・ヘグモ <span class=“paragraph-subtitle">◆首位を守るため、埼スタの圧を跳ね除けろ【FC町田ゼルビア】</span> 前節はホームに東京ヴェルディを迎えての“東京クラシック”。意地を見せたい中で、5-0と完璧な勝利を収め、今シーズン1の出来だったといえる戦いを見せた。 これで5戦負けなしで首位に立っている状況。迎えるはアウェイでの浦和戦だ。 この試合に向けての不安材料は2つ。1つは中盤を支え強度と保つために必要な柴戸海が契約の問題で出場ができないこと。町田での存在感を考えれば、この欠場は大きな痛手と言えるだろう。 そしてもう1つが埼スタという場所。今までに味わったことのない数のサポーターと、全方位からくる圧力に町田の選手たちがどういう反応を見せるか。普段の強度を保ち続けて戦い抜けるかはポイントとなる。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:鈴木準弥、チャン・ミンギュ、昌子源、林幸多郎 MF:平河悠、宇野禅斗、仙頭啓矢、藤本一輝 FW:藤尾翔太、ミッチェル・デューク 監督:黒田剛 契約上出場不可:柴戸海 2024.05.26 13:15 Sun

J1首位・町田初の日本代表選手誕生! 2年3カ月ぶり招集のGK谷晃生「町田を代表してプレーしてきます」

FC町田ゼルビアから史上初となる日本代表選手が誕生した。 24日、日本サッカー協会(JFA)は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選のミャンマー代表戦、シリア代表戦に臨む日本代表メンバーを発表した。 9月から始まるアジア最終予選に向けた大事な2試合。すでに2次予選を突破している中、FC町田ゼルビアのGK谷晃生が2023年2月以来の復帰となった。 ガンバ大阪時代に招集を受けていた谷。東京オリンピック世代でもあり、日本の守護神候補でもあった中、2023年8月にベルギー2部のデンデルへ期限付き移籍。今年1月に町田へ期限付き移籍で加入することとなった。 町田では正守護神となり、ここまで明治安田J1リーグで14試合に出場。チームはリーグ最少タイの11失点で、初のJ1挑戦ながら首位に立っている。 チームの首位に大きく貢献している谷は、クラブを通じてコメントしている。 「昨年の3月以来のSAMURAI BLUE(日本代表)メンバーに選出していただき非常に嬉しく思うと共に、より危機感と責任感を持って取り組んでいきたいです」 「そして家族・チームメイトやスタッフ・チーム関係者含め沢山の方々へ改めて感謝をしたいと思います。FC町田ゼルビアからSAMURAI BLUE(日本代表)への選出が初めてということで、町田を代表してプレーしてきます」 2024.05.24 18:10 Fri

J3富山がJ1王者神戸にPK戦で勝利しPOラウンド進出! V長崎は浦和から金星、琉球2度目“ひやごんの奇跡”ならず【YBCルヴァンカップ】

22日、YBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦の全10試合が行われ、プレーオフ(PO)ラウンド進出の10チームが決定した。(試合結果一覧とPOラウンド進出チーム一覧は下記参照) V・ファーレン長崎が浦和レッズに勝利。70分にモヨマルコム強志の一発レッドで数的不利を強いられたなか、78分にフアンマ・デルガドが起死回生のヘディング弾を叩き込む。 浦和は0-0の段階でオラ・ソルバッケンがようやく公式戦デビューを果たすなどしていたが、最後まで1点が遠く、J2リーグ勢のV長崎に金星を献上。V長崎がPOラウンド進出だ。 J3リーグ勢のカターレ富山と昨季J1王者・ヴィッセル神戸が対戦。アウェイに乗り込んだ神戸が井出遥也のゴールで先制も、後半にOGで追いつかれ、延長戦そしてPK戦へ。 神戸は1本目の宮代大聖がクロスバー直撃で失敗。それ以外は両軍全員が成功し、2回戦に続いてPK戦を制した富山の勝利に。J3勢の富山がJ1王者神戸を下し、POラウンド進出だ。 同じくJ3のFC琉球は2回戦でガンバ大阪を撃破し、3回戦はセレッソ大阪と対戦。2度目となる“ひやごんの奇跡”を目指したが、開始6分でセットプレーから失点する。 17分にはC大阪のジャスティン・ハブナーが一発レッド。琉球は数的優位となって押し込むも、[4-4-1]でコンパクトに守るJ1リーグ勢の攻略はならず、0-1で敗戦…3回戦敗退だ。 こちらもJ3、AC長野パルセイロは北海道コンサドーレ札幌と対戦。ホームで18分、小西陽向の右足弾丸ミドルで先制すると、その後もJ1で19位に低迷する格上を押し込んでいく。 だが、追加点は奪えず、次第に札幌が攻勢。90+6分に土壇場で同点とされ、延長戦そしてPK戦へ。長野の3本目を蹴った砂森和也が失敗した以外、両軍全員が成功…長野は惜しくも3回戦敗退となった。 J1首位のFC町田ゼルビアは鹿島アントラーズに2-0と勝利。2得点のミッチェル・デュークは公式戦直近5試合4得点…J1昇格後は序列を落としているが、町田は夏本番を前に控え組の突き上げという成果も上げている格好だ。 対して鹿島。序盤のリーグ戦でも敗れた町田に2連敗となり、ほとんどシュートも打てず。柴崎岳が2点ビハインドの後半途中から今季初出場したが、起爆剤にはならなかった。 ◆1stラウンド3回戦 V・ファーレン長崎 1-0 浦和レッズ FC琉球 0-1 セレッソ大阪 カターレ富山 1-1(PK5-4) ヴィッセル神戸 AC長野パルセイロ 1-1(PK3-5) 北海道コンサドーレ札幌 FC町田ゼルビア 2-0 鹿島アントラーズ 東京ヴェルディ 2-3 サンフレッチェ広島 横浜FC 1-3 名古屋グランパス 柏レイソル 2-1 アビスパ福岡 ブラウブリッツ秋田 0-2 アルビレックス新潟 サガン鳥栖 1-1(PK4-5) FC東京 ◆POラウンド進出の10チーム V・ファーレン長崎(J2) カターレ富山(J3) セレッソ大阪(J1) 北海道コンサドーレ札幌(J1) FC町田ゼルビア(J1) サンフレッチェ広島(J1) 名古屋グランパス(J1) 柏レイソル(J1) アルビレックス新潟(J1) FC東京(J1) 2024.05.22 21:55 Wed

大敗町田戦から悲壮な思いで再起誓う東京V…城福浩監督「今変われないと、今季は変われない…」

FC町田ゼルビア戦での大敗を受け、東京ヴェルディの城福浩監督が、「昨日の試合をターニングポイントにしなければいけない」と再起を誓った。 東京Vは19日、リーグ戦11試合無敗で臨んだ町田との東京クラシックで0-5の敗戦。敵地で完敗し、12戦ぶりの黒星を喫したチームは、今シーズン最多失点に加え、昨年6月4日のベガルタ仙台戦の0-2の敗戦以来、約1年ぶりとなる複数得点差での敗戦となった。 そのため、城福監督は試合後の会見で「完敗でした」、「この歴然とした差をどう埋めていくかが、我々のやるべきこと」とコメント。真摯に昨季J1昇格を争ったライバルとの実力差を認めた。 その厳しい敗戦から一夜明け、チームは22日に控えるJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦のサンフレッチェ広島戦に向けて再始動。 練習後にクラブハウスで行われた会見で城福監督は、「選手は我々の鏡なので、町田の選手にできて我々にできていないというのは、我々ができてないということ」と、自身の手腕やコーチングスタッフに対する厳しい自己批判を含め、「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われない」と強い想いと共に再スタートを切った。 「(リーグ12戦ぶりの敗戦…)負けていなかったというのは、ほぼほぼ意識してなかったです。それよりも、この前の我々と町田さんの差ですよね。そこをどう埋めていくかというのは、これが自分に課されたタスクだなと思いました。昨日の試合をターニングポイントにしなければいけないので、このチームにとってあの試合があったからこそ、それこそ今日からの取り組みが変わらないといけないと思っていましたし、その前にまずスタッフが変わらなければいけないということで、かなり話し合いました」 「我々が本当に日本一のトレーニングと胸を張れる準備をしたのか、そういうアラートさを出したのかと、スタッフにもかなり厳しく、今までの仕事ぶりを振り返ってもらって、我々が変わらないと選手も変われないので、そこのところの確認と、選手にもチームにとっての大枠は変えないけど、規律と自由というところの枠組みをもう1回確認すること。我々のスタンダードを上げること。そのためには、ウォームアップから、今日のウォームアップから変えていこうと。スタッフがそれを見せるはずだからと言って送り出しました」 「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われないと思います。昨日の負けを経験した翌日が変わらなかったら、このクラブは何も変わらない。ある意味で、今日のチャンスを逃したくないという思いでここに来ましたし、選手は今日だけではなくて今日からまた1個上のステージでの練習をするというつもりで、スタートしてくれました」 好調時に比べてこういったショックが残る大敗後は、悔しさや憤りを示す者、普段通りに黙々と仕事をこなす者、ショックを引きずる者、ここが序列を変えるチャンスだとギラギラした様子を見せる者と、選手個々のキャラクターを確認できる重要な場でもある。 その大敗翌日の選手たちの表情、姿勢について問われた指揮官は、「選手は僕をまず見ている」とまずは自身の振る舞いについて語った。 「1人1人と向き合って話をできたわけではないですけど、まずひとつは、おそらく選手は僕をまず見ています。今日の朝の僕の表情を見ていると思うし、このチームがどうなっていくんだろうというぐらいの大敗なので、不安感を持った選手もいるだろうし、ひょっとしたら切り替えた選手もいるだろうし。ここから先、チームをどう導いていくかというのは、自分の手腕が問われるところかなと思っています」 さらに、相手のクオリティの高さ、予算規模を含めたクラブとしての歴然とした差という外的要因に目を向けることなく、“矢印を自分に向ける”、その上で「膝を突き合わせる距離が近くなるようなチーム」にしていきたいと、ここからの巻き返しに向けた自身の考えを語った。 「大事なのは、できていなかったこと、できなかったことをしっかり受け入れて、それが過ちという言い方がいいか、まずは監督である自分ですが、選手もこれを受け入れて、次に繋げていくということが大事。矢印が自分に向かないというのが一番良くないと思う」 「矢印を自分に向けるチームにしたいし、それは些細なミスでもいいし、大枠のチームのやり方の中で、自分が何ができたかという見方でもいいですけど、失点シーンで自分が何ができたかという見方でもいいですけど、矢印がしっかり自分に向くことで、それをオープンにという言い方がいいか、お互いがまずは自分に矢印を向けた上で、お互いに意見を出し合ったり、間違いを指摘し合ったり、鼓舞し合ったりとか、そういう一皮むけたチームメイトの中での付き合い方ができるといいかなと…」 「そこは途上です。今、僕はこの機を逃したくないので、若いチームだからこそ、こういう大敗というのはいろんな動揺が出るので、ある意味チャンスだと思って、ひとつ膝を突き合わせる距離が近くなるようなチームになれるように過ごさせたいなと思います」 町田戦で露呈したチームとしての徹底度の差、それができた上での“型破り”と表現すべき、主に攻撃面でのユニット、個々の個性を最大限に表現するという、非常に困難な両立の部分では、「何かをやれば、急激に変わるのであれば、もう既にやっている」と一朝一夕にクリアできる問題ではないとし、やはり日々のトレーニングの向上が重要だと主張。 「僕らは徹底すべきところを徹底したのか、させられたのかということ。ただこれには、徹底するということを極めていけば、逆からすれば判断を奪うということになる。このさじ加減が僕らは常に悩むというか、落としどころというのが、我々の手腕が問われるところ。ただ、我々が徹底してほしいところを徹底できなかったのは、それこそ自分たちのウォームアップの仕切りからスタートしていると思っています。もうそこからウォームアップの次のパス&コントロールの集中のさせ方含め、そこの甘さが徹底をさせ切れない。そこの現象に至っていると思うので、全てにおいてコーチングスタッフも選手もやはり意識を変えるところが、まずひとつです」 「あとは徹底と判断の判断のところというのは、最後は我々が普段やっている水準の高さによって、より良い判断ができると思うので、そこはスタンダードを上げるというところが大事。競争のレベルを上げることもそうですし、練習の質のレベルを上げること。練習のパス1本に対して、ひょっとしたら選手にストレスかかるぐらい、我々は指摘するかもしれないと。ただ、なぜストレスかかるかと言えば、それは習慣になっていないからです。習慣になれば、おそらく我々も指摘することもなければ、ストレスがかかることもない。ただ、習慣になるまで我々は諦めずにそれをアプローチするし、それを我々ができなければ、このクラブは変われないと思います」 「相手は優勝争いをするバジェットのクラブだから、我々はどういうレベルの争いをするクラブだからというのを、果たしてそんな思考を俺らはするのかと選手に問いかけました。俺らが何を目指すんだと、昨日の試合のリベンジをしなくてどうすんだと、その気概は今日から持ち続けないといけないなと思います」 その“ターニングポイント”となる一戦から中2日で臨む古巣とのカップ戦に向けては、「僕らが求めるものをやり続けている選手に、チャンスを与えるべき」と、先発11人を入れ替えて臨んだ前ラウンドの鹿児島ユナイテッドFC戦同様に、大幅なターンオーバーの可能性を明言。 「練習だけやっている選手と、試合をやってそこから得たものをまた次に活かしていける場がある選手との差を埋めるというのは簡単ではない」とターンオーバーの弊害を認めながらも、「練習でやり続けている選手にチャンスを与えるということが、このチームにとっては高いレベルの競争のひとつのきっかけになる」と、町田戦後にも語ったチーム競争力の向上という明確な課題についての自身の考えを改めて語った。 「非常にインテンシティの高さと、相手の隙を突いていくような、ゴールに直結するようなプレーを表現できるチーム」と高く評価する古巣に対しては、「タイトルを取りに来ている強豪に打ち勝つぐらいではないと、胸を借りるぐらいのつもりで行ったら、また大敗する。何とかこっちに勝ちを手繰り寄せるぐらいの難しい時間があるのだったら、そこを全員で耐え切る中で、終盤に勝負に持ち込むぐらいのタフなメンタルを持たないと、なかなか勝負にならない」と難しい展開を予想。 それでも、「まずここを抜ければ、ルヴァンのプレーオフのホーム&アウェイができる。我々が競争力を上げる、選手層を厚くしていくという意味では、ここは絶対抜けたい」と、クラブとして再起を図る一戦での勝利を誓った。 2024.05.21 20:00 Tue
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