エイバル、デポルに引き分けて連敗避ける 乾は出場せず《リーガエスパニョーラ》

2016.04.24 07:32 Sun
23日に行われたリーガエスパニョーラ第35節、エイバルは本拠地イプルアでデポルティボに1-1と引き分けた。MF乾貴士は出場しなかった。

前節バレンシアに0-4で敗れたエイバルとバルセロナに0-8で敗戦したデポルティボ。前節の大敗を払しょくしたい両チームだが、2試合連続で先発していた乾はこの試合ではベンチから外れる。

8分、いきなりスコアを動かしたのはホームのエイバルだった。ゴール前の混戦からアドリアンが放ったシュートがデポルティボDFに当たってそのまま枠内へと転がる。アドリアンのリーガ4点目でエイバルが先制した。

早い時間帯に先行したエイバルは、相手にボールを持たせ、連動した守備からカウンターを仕掛けて好機をうかがう。中盤以降ボールが入ったところでは厳しくチェックに行き、デポルティボにチャンスらしいチャンスをつくらせない。

またこの試合では今季リーガで17得点を挙げているエイバルのボルハ、16得点を挙げているデポルティボのルーカス・ペレスのエース対決にも注目が集まった。まず見せ場を作ったのはボルハ。26分、ケコのスルーパスをボックス内で受けると、反転してアリーバスを鮮やかにかわして左足でシュート。惜しくも枠を捉えなかったが、得点を予感させる。

一方、L・ペレスは利用したいスペースをエイバルにうまくケアされて存在感を発揮できない。そこでL・ペレスは目指すところを自身の得点ではなくチャンスメークに変更。攻撃意識の強いエイバルの右SB、カパの裏を狙い、40分にはカパの背後に走り込んでグラウンダーのクロスを上げ、あわや1点というシーンを演出する。

2点目が欲しいエイバルは56分、FKからハイロビッチが直接狙う。左足で強くインパクトしたボールはゴール右上隅に向かったが、無情にもバーに直撃。追加点には至らない。

なかなかリードを広げられないエイバルに対して71分、デポルティボが一瞬の隙を突いてゴールを陥れる。ボルヘスが右サイドに展開し、フェデ・カルタビアが中央に切れ込んでから左足を振り抜く。フェデの個人技からネットを揺らしたデポルティボが同点に追いついた。

残り20分、エイバルとデポルティボともにゴールを目指すも最後まで勝ち越し点は生まれなかった。エイバルは勝ち点42で11位、デポルティボは同39で14位に位置している。


提供:goal.com

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