セビージャに逆転負けのレアル・マドリーが今季初黒星でクラシコ前に首位陥落《リーガエスパニョーラ》

2015.11.09 06:28 Mon
▽リーガエスパニョーラ第11節セビージャvsレアル・マドリーがセビージャの本拠地サンチェス・ピスファンで行われ、3-2でセビージャが勝利した。
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▽前節ラス・パルマス戦を前半の3ゴールで3-1と快勝した首位レアル・マドリー(勝ち点24)は、リーグ戦3連勝中。そして、5日前に行われたCLパリ・サンジェルマン戦では守備に重心を置きながら1-0で逃げ切り、早々に決勝トーナメント進出を決めた。その試合のスタメンから4選手を変更。負傷したマルセロや負傷を抱えるGKケイロル・ナバスが欠場となった一方、ベイルとペペが復帰した。
▽一方のセビージャは前節ビジャレアルに1-2で敗れ、リーグ戦では5試合ぶりの敗戦を喫した。そして、CLマンチェスター・シティ戦では1-3と完敗し、公式戦2連敗中。そのシティ戦のスタメンから4選手を変更し、トップにはインモービレが起用された。

▽[4-4-2]のフラットな3ラインを自陣に敷くセビージャに対し、レアル・マドリーが能動的に仕掛けていく構図で試合は進んでいく。10分にペペからのロングボール1本でC・ロナウドがシュートシーンを演出したレアル・マドリーは、続く11分に先制ゴールに迫る。CKの流れからボックス手前左のナチョが左足を振り抜いた豪快なボレーが左ポストに直撃した。

▽その後も圧力をかけ続けるレアル・マドリーはセビージャの粘り強い守備の前に苦戦していたが、22分にゴラッソで均衡を破る。右CKからセルヒオ・ラモスの放った華麗かつ豪快なバイシクルシュートがゴール右隅に決まった。
▽続く24分にベイルが単騎突破からGKを強襲するシュートを浴びせたレアル・マドリーは、引き続き敵陣でポゼッションしていく。そして31分にもベイルがミドルシュートを放って追加点に迫ったレアル・マドリーだったが、32分にアクシデントが発生する。ゴールを決めた際に左肩をピッチに強く打ちつけたセルヒオ・ラモスが負傷を再発させ、ヴァランとの交代を強いられた。

▽すると守備一辺倒だったセビージャが、36分に試合を振り出しに戻す。左CKがファーに流れると、角度のないところからインモービレがダイレクトでゴール左へ蹴り込んだ。さらに40分、左サイドからのトレムリナスのクロスが流れ、ファーサイドのインモービレがダイクレトで合わせる決定機を演出。しかし、ミートしきれず枠の右に外れてしまう。ハーフタイムにかけてセビージャが盛り返す中、前半は1-1で終了した。

▽迎えた後半、セビージャが良い立ち上がりを見せたが、徐々にレアル・マドリーがベイルやクロース、C・ロナウドのミドルシュートでゴールに迫っていく。しかし61分、セビージャが逆転に成功する。インモービレとのワンツーでボックス左に侵入したコノプリャンカが折り返し、最後はゴール前のバネガが押し込んだ。

▽逆転を許したレアル・マドリーはイスコに代えて負傷明けのハメス・ロドリゲスを投入。65分にクロースのミドルシュートでゴールに迫ったが、GKセルヒオ・リコにセーブされてしまう。さらに73分の右CKからカゼミロの放った決定的なヘディングシュートは、GKセルヒオ・リコのビッグセーブに阻まれた。

▽すると74分、セビージャに3点目が生まれる。右サイドからのマリアーノのクロスにジョレンテがヘディングでゴールへ叩き込んだ。さらに77分にはコノプリャンカとバネガでゴールに迫るも、いずれのシュートもGKカシージャのセーブに阻まれてしまう。

▽2点差とされたレアル・マドリーはヘセ・ロドリゲスを投入してスクランブル体制となったが、試合終了間際の追加タイム3分にハメス・ロドリゲスがミドルシュートを叩き込むのが精いっぱいでタイムアップ。クラシコ前に今季初黒星を喫し、首位陥落となった。

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